Pine Script™ (v6) の覚書 - はじめに
Pine Script v6がリリース!
2024年11月にPine Script v6がリリースされた。
これを使うには、scriptの冒頭にコメント行でバージョンの指定をするだけである。
//@version=6
このバージョンで変わったことは、
・仕様変更: 引数としてseries stringを使用して、request.()関数を実行できるようになった。
・仕様変更: bool型がtrueかfalseの値しか持たない(na不可)になった。
・新機能: text_sizeで、intでポイント数を指定できるようになった。
・新機能: text_formattingで、text.format_bold, text.format_italic, text_format_noneが指定できうようになった。
・仕様変更: Deep Backtesting modeを使用していない時に、9000 trade制限でエラーで停止しないようになった。
・仕様変更: Arrayで、負の整数によって最終要素からn番目の要素を指定できるようになった。
・新機能: syminfo.mincontract変数によって、最小取引単位が取得できるようになった。
・新機能: syminfo.main_tickeridtoとtimeframe.main.period変数で、request.()のコンテキストでも、これらを区別して取り扱うことができるようになった。
(https://www.tradingview.com/pine-script-docs/release-notes/#introducing-pine-script-v6 より)
ちょうど、本稿ではv5のrequest.*()におけるtimeframeの指定の仕方を考察しているタイミングであったこともあり、本シリーズはv6を前提に記事を更新していく。
キーワード
pinescript, Pine Script, TraidingView, パインスクリプト, pineスクリプト, version6, v6