春のからっ風に乗って
春だというのに、北西の風やや強く――。
泉谷しげるさんの曲、「春のからっ風」を思い出します。
もともとは軽い感じのフォークロック調の曲ですが、宇崎竜童さんのダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンドがカバーして、見事にハードなロック調に生まれ変わりました。宇崎さんのシャウトが気合入っていましたね。
この曲は、シニカルでちょっと自虐的な歌詞が、ロックにうまく乗って成功したのだと思います。泉谷さんだけでなく、日本のロックの精神性は、フォーク歌手が担っているようにも思えますが、みなさんどうお感じになりますか。日本のロッカーって、なんかクール過ぎるんですよね。スタイルから入るからなんでしょうか。
思えば、RCサクセションも、もともとはフォークグループでしたが、R&Bを基調としたロックバンドに変身して、大成功を収めました。詩の世界は一貫してみずみずしい感性の、メッセージ性の高いもので、幅広いファンの心をつかんでいました。
春のからっ風に吹かれて、今日は一日音楽に思いをはせました。ちなみに季語の春北風(はるならい)は、5音っていうところが大好きだなぁ。
明日も素敵な季語との出会いがありますように。
RC
※ちなみに私のハンドルネームのRCは、別にRCサクセションからとったわけではないですけど、RCサクセションは大好きなバンドの1つです。アルバムの「RHAPSODY」も最高ですが、FMで放送されたスタジオライブがお気に入りで、録音したテープを何度も聴いてました。今も頭の中で全曲再現できますよw
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