記録媒体と感覚間相互作用
僕は何かやりたいなって思ったときに、すぐできる環境に身を置いておきたい。
例えば、解析学の問題演習がしたいって思ったときに、目の前にデスクと紙と参考書がないと嫌なんだよね。
僕自身、興味関心が持続しないタイプの人間であるってことは、19年の人生の中でいやというほど思い知らされてきているので、なんとなく「これはこの期間だけ興味が持続するな」なんてことがわかったりするわけで。
そのために思い至ったときに実行できる環境が欲しいんです。
また厄介なことに、生きている中で突拍子もないことを思いつくことも多々あって。
そうなるとどうにもならないから諦めたりするんですけど。
それでも考えたことを記録には残しておきたいんです。
あれってどうなってんだろうって考えたときに、いろんなことをその場の思い付きで関連付けたりするから、後になって思い出そうとしても断片的にしか思い出せなくて。
だから自分でもなんでこれとこれが繋がったんだって疑問に思うことも多々あったり。
ただ今の時代はスマートフォンなんて言う名前通り賢い携帯端末が開発されてて。
自分の好きな時に好きなことがほぼ無制限に楽しめるようなものが世間に溢れているから、記録すること自体にはそこまで不自由しなくなったんだよね。
最近だとカメラ性能も格段に良くなってるから、文字媒体だけじゃなくてより視覚的に影響させることができるようになったわけで。
より鮮明に記録できるようになった。
携帯端末が発売されてしばらくして、カメラなんてものがついた時にはただ単におまけでしかなかったのに、今ではエンドユーザーにとって大事な判断基準にまでなってきちゃった。
機種変更するときにカメラの性能が悪いから選ばれなかったものも沢山あるんじゃないかな。
スマートフォンが世に出回るようになって、僕の周りの環境も大きく変わったんだけど、それでも変わらないことがやっぱりあって。
僕が何か思いつくときは登下校だったりの歩いてる時が多いんです。
歩いてると今まで考えもしなかったことが繋がったり。
数学者とかが散歩してる時に思いついたみたいな話がよくあると思うんだけど、それみたいな感じで発想の連鎖が起こるんだよね。
そうした時って何にも記録できない状況で、とにかく流れに身を任せて考えるしかなくて。
本当なら道に座り込んで持ってるもの全部ぶちまけて記録したいんだけど、生憎授業時間が迫ってたりするからそんなことできない。
そういうときに時間に追われて生活してるんだなって実感するというか。
頭の中をイラストに起こしてくれるものが欲しくなって。
どうしても文字媒体の情報量ってものすごく少なくて、イラストとか写真の情報量ははるかに多い。
そうなってくるとイラストを使わない手はないんだよね。
まあイラストじゃなくて年表みたいなのでもいいんだけど。
それでそういうジャンルでネットサーフィンしてたら感覚間相互作用っていう言葉に出会ったんだよね。
もともとの意味は各感覚器官からの情報がミックスして新しい感覚を生み出すみたいな感じなんだけど、記録媒体にも言えるんじゃないかなって思ったりして。
とにかく情報の記録方法は山ほどあるから、それらを複数使うのはコスパがいいんだよね。
だから、その場で文字媒体でも記録できて、視覚的にも記録できるスマートフォンって時代を一歩進ませたって思う。
っていう話。