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本気の声出し応援 ~高校サッカー編 #57~
こんにちは。
RB(あーるびー)です。
高校サッカー編 第57回です。
6月初に開催されたインターハイ予選から声出し応援が解禁された息子チーム。
インターハイ予選終了後の県内リーグ戦の1発目は、Bチームのリーグ公式戦。当日はAチームの試合はないということで、Aチームのメンバーも会場に駆けつけて本気の声出し応援。
息子も、「インターハイ予選の時に応援してもらったから、今日は俺たちが応援する番!」と気合い十分で会場へ。
今の高校生って、入学後ずっと声出し応援できなかった代なので、いざ「声出し応援OK」となっても、そもそもチームの応援歌なんて歌ったことないから歌えないし、声出すこと自体もちょっと恥ずかしくて抵抗がある…みたいな子も。試合の数日前に、声出し応援に向けてOBの方に来ていただいて、応援指導をしていただいたそうです。指導しに来てくださるOBの方には本当に感謝ですね。
そしてインターハイ予選当日。息子チームの応援は、やっぱりちょっと恥ずかしさみたいな雰囲気が出ちゃっていて、正直相手チームの応援に完全にのまれている感もあり。それもあってという訳ではないですが、試合も良いところなく敗戦。
で、今回。
前回応援してもらったAチームのメンバーが全員で、前回応援してくれたBチームの試合を全力応援。
これが凄かった…
インターハイ予選の時の応援とは明らかに声のボリュームが一段、いや、二段違う。キャプテン自らがコールリーダーをやっていたのですが、さすがキャプテン!といった感じで腹の底から声が出ている。その他のメンバーもキャプテンの声量に引っ張られて、一声目から「どーん!」みたいな凄い応援。そして、みんな楽しそう。
試合内容も、応援の声に背中を押される形で白熱したプレー多数。Bチームの選手も、自分が声出し応援「される」側に初めてなって、本当に全員が気合が入っているのが伝わってきましたし、絶対勝つという試合の雰囲気を作っていたと思います。
その試合でゴールを決めた3年生。Bチームのキャプテンでしたが、ゴール後に声出し応援をしているAチームのメンバーに向かって猛ダッシュ!Aチームのメンバーも、ゴールを決めた選手を取り囲んで大騒ぎ。応援する側もされる側も本当に楽しそうでした。
その翌週のAチーム公式戦。
今回はBチームのメンバーが声出し応援。
その日の声出し一発目。
インターハイ予選の時とは明らかに声量アップ!本気の応援が伝わってくる素晴らしい景色。前週に自分たちが応援される立場での試合を経験したことで、また今度は自分たちが!という気概が伝わってくる声量。
これぞ高校サッカー!
良いものを見せてもらいました。(^^)/
最後に、応援にまつわる昔ばなしを1つ。
20数年前。
私が高校1年生だった時の選手権予選。たしか2次トーナメントの準決勝。相手は当時の県内随一の強豪校。
ホームでの試合。
相手は強豪校だが絶対に勝ちたいということで、サッカー部員総出で友達に声を掛けまくって応援出動要請。週末の試合でしたが、集まった集まった。応援部を筆頭に、野球部、バスケ部、バレー部、水泳部、陸上部などなど。全校応援かってくらいに、本当に沢山の在校生が応援に駆け付けてくれて。
グランドをぐるっと一周取り囲むように人、人、人。隣接する校舎の窓にも人、人、人。グランド脇の部室棟の2階や階段まで人が溢れる始末。
ちなみに男子校です。
応援に集まったのは全員男子高生。
女子高生の黄色い声援なんて一切ありません。(^_^;
我が校のナイスプレーには大声援。相手チームの1プレー1プレーには、野太い声で、ヤジ、煽り、ブーイング。これが90分間。
我が母校。
男子校あるあるかもしれませんが、こういう時の一体感が本当に凄くて、纏まりのある学校でした。
2-1で勝利。他校からみたら完全なる番狂わせ。
私も一応援団としてグランド脇から応援していましたが、この試合は高校生活で一番思い出に残っている試合。今の高校サッカーの試合の様に、キチンと統率が取れたキレイな応援なんかではなくて、本当にヤジ、煽り、ブーイングの嵐。ちょっと殺伐とした雰囲気も。男子校万歳(笑)。
この試合の雰囲気は一生忘れられません。
読んでいただきありがとうございました。