親目線で勝手に振り返ります ~第3種サッカー編 #46~
こんにちは。
RB(あーるびー)です。
2022年最初のnoteです!
本年もどうぞよろしくお願い致します。m(__)m
2021年12月で、中3息子の中学生サッカーが終わりました。誰からも求められてはいませんが、親目線で勝手に振り返って、記録として残しておこうと思います。
振り返りのための前提事項・基礎知識は以下の通りです。
※お時間ありましたら、過去noteも読んでいただけたら嬉しいです。中学生サッカー編だけでこれまで45本のnote書きました!
まずは事実を振り返る
我が息子の公式戦出場記録は以下の通り。
【中1】
全17試合中、13試合に出場。2得点。
(相手チームとの力関係を見て「勝てそうかな」みたいな試合を中心に出場。最後の2分だけ出場、みたいな試合もカウントしています)
【中2】
全8試合中、7試合に出場。
(けが人続出&有望選手は1つ上の学年に帯同していたため、結構試合に出してもらっていました)
【中3】
全12試合中、4試合に出場。
(前半のみ、残り11分、フル出場、残り3分)
公式戦出場だけがすべてではないですが、事実としてはこんな感じです。
練習試合は均等に出場時間を与えてくれるチームでしたので、試合経験はたくさん積めました。
このチームに入って良かったか?後悔したか?(親目線編)
本当に良かった。私は。
息子はどう思ってるかは知らないですが。
小学生時代には経験することができなかった世界を知ることができた。そんな感じ。
年代別日本代表候補に選出されたチームメイトもいましたし、Jユースや県内外の高校サッカー強豪校から声が掛かった子もいます。
そんな子たちと、練習ではバチバチやり合い、試合では良きチームメイトとして一緒に勝利を目指す。本当い良い経験をさせてもらいました。
このレベルを3年間「体感」できたことは大きな財産。テレビやネットニュースで見たことある、ではなくて、毎日・毎週のように身体をぶつけ合ってきた経験は何事にも代えがたい。
このチームに入って良かったか?後悔したか?(息子目線を勝手に想像する編)
中3最後の方は「早く高校行きてぇ~」という発言多数。
実際にプレーをする選手にとっては、「自分を使ってくれるチーム&監督=良いチーム&監督」なんだろうな、と。まぁ、そんなもんだよね。
「俺を使ってはくれなかったけど、熱心に指導してくれたし、そのお陰でサッカーは上手くなれたから感謝。マジで良いチーム・良い監督だった」なんてのは難しいよね。特に中学生なんて、色々と難しい時期ですしね。
高校年代で活躍できた時に初めて、「中学の時あのチームでサッカーをやれたからこそ今がある」って、後から感謝するんだろうな。
↑は私の勝手な想像です。
息子はこの3年間をどう思っているのかは知らないです。
チームメイト、指導者、保護者
すべてに恵まれ感謝しかないです。
良きチームメイト。
皆仲良さげでした。本当に良い子ばかり。良い子・いい奴しかいない!ジュニア時代無名だった我が息子。入団時は「誰こいつ?」状態だったはずですが、温かく迎え入れてくれて本当に感謝。これからも一生の友達でいてくれたら嬉しいです。
良き指導者。
中学生になって初めてきちんとサッカーを学ぶことが出来たかと。中学生年代で学ぶべきことは確り指導いただいたのではないかと思います(実際のところどうだったのかは息子にしか分かりませんが)。選手ファーストの徹底。感謝です。
良き保護者。
子どもたちと同様に素晴らしい方ばかり。本当によくしていただきました。毎週末、息子たちの試合を一緒に楽しみにして集まり交流できたことは、私にとっても財産。感謝。
スタメン争いしたライバルは何が凄かったのか?
1つはメンタル。
皆、自信に満ち溢れている。
ここでボールを失ったらどうしようとか、ミスしたらどうしようとか、そんなことは1ミリも頭にない。
例え自分のミスから失点したとしても、全然平気な顔してプレーを続けるし、何なら「いや、俺別に悪くないけど」くらいな顔をしてる(笑)
そういうのって、個人の性格や資質の部分が大きいのだろうけど、そういう奴らがやっぱり上にのし上がってくるんだな、ということを実感。
2つ目は、誰にも負けない武器を絶対に1つは装備してる。
誰にも負けないスピード(めっちゃ速え~)
誰にも負けないフィジカル(めっちゃでけぇ~、めっちゃ強え~)
誰にも負けないドルブル(ボール取れね~)
誰にも負けないパスセンス(いや~そこに出すか~)
ジュニア時代、近隣地域では名の通った子たちってのは、やっぱりそれ相応のものを持ってるんだな~と関心するばかり。
それでも通用したこともあった
チーム最後尾で入団して、中3公式戦にはほとんど出場できずに終わりましたが、1から10まで全く何も通用しなかったかというと、そんなことはなかったかなと。
チームとして後ろから確りと繋ぐサッカーをやりたかったようで、そのために、止める・蹴るの基本技術が確りしていて、常に顔が上がり、縦パスを刺せるCB。その素質があると評価されたからこそこのチームに入団出来たと思っています。
この部分はトップレベルでも十分通用していたと思います。「通用した」っていうか、CBとしては先頭走ってると言っても過言ではない。ボールを持った時の姿勢なんて、背筋がピンと伸びていてめちゃくちゃカッコいいっすよ。
あくまでもCBとして、かつ、ビルドアップの部分だけですよ。足元の技術は前線の選手には敵いませんし、肝心の守備は素人感丸出しのCBです。
Jクラブとも何度か試合をしましたけど、JクラブのCBですら、「止める・蹴る」「常に顔が上がっている」「縦パス」の部分は、それ程でもない。全然ドリブルで運ばないしね。
その代わり、彼らはめちゃくちゃデカくて、めちゃくちゃ強くて、めちゃくちゃ速いんですけどね。ここは本当に凄い。
この「通用した部分」は、高校行っても活かして欲しいな~と。(この特徴を活かせそうな高校を探すのに結構苦労しました…まだ受かってないですが)
チーム選びはマジで重要
まずは「合う・合わない」の話。
以前のnoteにも書きましたので、一部重複する話になりますがご容赦を。
公式戦にはなかなか出られなかった訳ですが、このチームは息子のプレースタイルには一番合っていた。対戦した相手チームで、「あのチーム行ってたら、もっと息子の良さが出せそうだな〜」と思ったチームは1つもなかったです。それくらいこのチームの目指していたであろうサッカーは、息子には合っていたと思います。強がって言っているのではなくて、これは素直な感想。
チーム選びって、本当に重要だなと。
公式戦のカテゴリ(県1部、2部 など)、指導者、環境(グランドや通練時間)、チームの雰囲気、目指すサッカー などなど、チーム選びの際の判断要素は数えきれない程ありますし、何を優先するかも各選手によってそれぞれだと思います。実際に入ってみないと分からないことばかり、ってこともありますし。
仮にこのチームではなく、別のチームに入団していたらどうなっていたんだろうなんて考えたこともありましたが、むしろそっちの方がゾッとします。ベンチ入りすらできずに、サッカー嫌いになって終わってしまっていたんじゃないかと…
盲目的に入団を決意して飛び込んだ感は否定できず、結果論でしかないのですが、幸運にも良いチームに恵まれて良かった。
神様に感謝。
もう1つは、「試合に出られるチーム選び」の話。
背伸びしちゃって、身の丈に合わないチームに入れたとしても、試合に出られなきゃ意味がない。現実的に考えて試合に出られるレベルのチームに入った方が絶対良いって。
よく聞こえてくる話かと。
それはその通りだと私も思います。
では、我が息子は、無理して身の丈に合わない強豪チームに入ってしまって、「やっぱり試合に出られないで終わっちゃったじゃん」だったのか?
うーん。私的にはそうは思っていないです。
中1の入団当初は、最後尾からの出発だということは分かっていましたけど、じゃぁ、ジュニア時代に遥か上の実績を残してきたチームメイトたちのその先頭集団の姿が全く見えないほど遠く、見えたとしても全く追いつける見込みのない存在だったかというと、そこまでではなかった。
すぐには無理だけど、中3までにはなんとか追いつけ・追い越せる可能性は十分にあるんじゃないかと。
私はそう思っていましたし、当然に息子もそう思っていたはず(中3までずっとベンチでもいいや~、なんて思っていたはずがないので)。
実際に、ベンチにも入れず公式戦にも連れていってもらえないなんてことはなかったですし、何なら、スタメン奪取のチャンスすら何度かありましたし。(3年間で2度チャンスがあったように見えました。が、掴み取れず^_^;)
結果的に最終学年である中3公式戦ではベンチで過ごすことがほとんどになった訳ですが、「身の丈に合わないチームを選んじゃった」ではなかったかなと。(結局強がってるだけじゃね~か、という反論は受け付けておりません(笑))
なぜベンチ(補欠)のままで終わってしまったか?
成長速度が遅かったな~(笑)
中2の終わりにはほぼスタメンが決まってしまうはずなので、それまでに最後尾からの大逆転劇を実現するためには、中1の頭からぐいーんとスタートダッシュをかけて、ばいーんと指数関数的な成長曲線を描かないといけなかったんですが、センスのなさをコツコツ努力で埋めるタイプの我が息子には、それは無理でした(笑)。
いや、ばいーんなんて成長曲線を描けるようなタイプではないのは始めから分かっていたんですが、小学校時代とは違うレベルの選手たちの中に飛び込んだら、息子の中の何かの琴線に触れて、とてつもない覚醒・化学反応が起きて、ばいーんっていくんじゃね?とか期待してたんですよね、密に。でもそんなに甘くはなかったですね。
日々着実に成長してはいたと思うんですが、本当に一歩一歩。センスのない奴は、たゆまぬ努力を続けて、少しずつ一歩一歩成長するしかない。まぁ、この「たゆまぬ努力」「一歩一歩」を確実にやり続けられるのが我が息子の良いところではあるんですが。
攻撃時のビルドアップ以外、守備に関してはな~んにもできない初心者CBからの成長の軌跡・スピード感としては次の通り。
インターセプトを覚える
中1の終わりあたりからやっと覚え始める。相手FWへ入った縦パスに対して「バチーン」と潰しにいくあれ。ロングボール一発で簡単に裏を取られる病(なにその病)
蹴られる前に予測して後ろ向きに先に走り出さないと、すぐに頭越されてキーパーと1対1になっちゃうよって。中2の後半くらいだったかな~、やっとその辺が分かってきたのは。メンタルの弱さ
サッカー選手としてはある意味致命的なメンタルの弱さ。マイナス思考。小学生時代は試合中に弱気になるような姿は見たことがなかったのですが、これが「チームの中心選手」と「そうじゃない選手」というチーム内での立ち位置の違いかもですね。中3春にベンチ要員確定してからのメンタルの大きな落ち込み&盛り返しを経て、秋にやっとこさ遂に克服(したように見える)。
こんな感じで、成長速度としては、指数関数どころか完全に一次関数。更には、お前の成長速度y=axの傾きaは0.1?いやいや、0.1にすら達していない0.01くらいか?時間軸とほぼ平行なんじゃないか?でも、さすがにaが0以下にはなっていないから安心しろ。着実に成長はしている。そのままコツコツ積み上げていけ!それがお前の長所だ!(最後はオヤジからの単なる応援メッセージ!)
中3秋に「お、いよいよ勝負できる基盤が整ったか?」と思った時には、時すでに遅し(笑)
高校年代で羽ばたく準備は整った。
2022年からの飛躍に期待!
評価を覆すことは、よーいドンで横一線から評価を勝ち取ることよりも何倍も難しい
一度ある評価が下ると、その評価を覆すのって、真っ白な状態から評価を勝ち取るのとは比べ物にならないくらい大変。
サッカー選手の良し悪しは、誰もが見ても分かりやすい数字で測れるものではないので、余計にそうですね。まぁ、これはサッカー限った話ではないかもしれませんが。
ベンチで過ごした半年間、その間にチームはなかなか結果が出ずに長い期間苦しんでいましたが、そんな状況下でもスタメンは変わらない。
練習試合で、ベンチ組中心のメンバーの方がボールが上手く回って得点を重ねて結果を出したとしても、翌週の公式戦は前節から変わらず。
そこの評価をひっくり返すには、やはり相当なインパクトが必要。前線の選手であれば、練習試合でハットトリックでもすれば、次の公式戦で最後のちょっとでも使ってみようかってなるかもですが、後ろ(DFライン)の選手はインパクト残すのもなかなか難しいですね。練習試合で無失点で終えたとしても、「相手が強くなかっただけでしょ!?」で終わっちゃいますから。でも、その無失点試合を続けてチャンス到来を待つしかないんです。
逆に、そこの評価を覆した奴は本当に強い。息子のチームでも、中1ではベンチだったけど中3でがっちりスタメンを手に入れた子もいました。中2あたりから、インパクト特大の自身の強みを発揮して、一気に駆け上がっていきました。本当に凄いです。
小学生時代の実績はあてにならない?
あてにならない、というか、小学校時代の実績について話をすることがほとんどなかったですね。チームでの実績もそうですし、個人としてどこのトレセンだったとかも。
そもそも我が息子は、他人様に語れるような小学生時代の実績がなかったので、周囲が気を使ってそういう話を振らないようにしてくれていたのかもですが。
小学生時代に上位トレセンにいた子がベンチ、下位トレセンだった子がスタメンということもザラ。
また、中学生年代でのトレセン選考会にも参加しましたが、チームではベンチの息子がトレセンに選ばれ、チームでスタメンの子は選ばれず、なんてことも。
まぁ、評価者が違えば、選ぶ選手も全く違ってくるということでしょうね。そりゃ、チームでスタメン張ってバンバン活躍してくれたら一番嬉しいですけど、中学生サッカーでベンチだった息子が、高校年代でもダメなのかというとそんなことはないはず。そう思って、親目線としては常に前向きに息子のサッカーを見てきたつもりです。
どのタイミングで成長するかは人それぞれで、早熟の子もいれば、大器晩成型の子もいますよね。小中では、高校サッカーで飛躍するための準備段階だったと捉えて、前に進むのみ。
「デカい」は正義か?
ちょっと毛色の違う話ですが。
3年間の感想としては、「正義」だと思いました。
「正義」なんて言ってしまうと誤解を生みそうな表現ですが、
デカくないよりはデカい方が良い。
デカくなるためにやれることはやった方が良い。
そういう意味です。
息子のポジションであるCBは特にそこの部分を求められるポジションだったということもありますが、MFであれFWであれ、デカくないよりはデカい方が良いよね、と思います。(デカくない選手を否定している訳では決してありませんので誤解のないようお願いします)
CB2枚が両方185cm級ってチームもいくつかありましたが、その2人に対して例えば160cmのCFWがやれることって、結構限られちゃいますよ、やっぱり。
息子も、デカくなるためにこの3年間やれることはやってきました。その甲斐あってか、中3の12月時点で177cm。デカさだけならまぁまぁの出来(?)。高校3年間で185cm超えを目指して努力継続中~。
ちなみに話は逸れますが、「速い」は圧倒的に正義。絶対。遅いより速い方が良いに決まってる。速い奴、本当に羨ましいって思いました。(まぁ、色々な「速さ」があると思いますが)
高校選び
やっぱり試合に出ないと面白くない。
中学生サッカーは、ベンチも(いや、ベンチ外も)覚悟の上でチャレンジしましたが、高校選びでは、正直そのリスクは最小限にしないと。中学もベンチ、高校もベンチ(ベンチ外)は悲惨ですから。サッカー嫌いになっちゃいますよ、たぶん。
その辺も考えた上で受験する高校を選択。まだ1つも受かってないですが(2回目)。
さてどうなる。
高校受験が終わり進学先が決まったら、その辺の「高校選びの際に我が家が検討した基準」みたいなこともnoteに書いてみたいと思います。
息子がエースからベンチ(補欠)になってみての親の感想
メンタル鍛えられました、私が(笑)
Twitterなどで「補欠反対!」みたいな方のツイートなんかを結構見ちゃったりして(笑)。小学校の時、ベンチに座っていたあの子の親御さんの気持ち、全然分かってなかったな~と、これは本当に真摯に反省しました。
でも、悔しいけど、同じポジションを争っていたライバルのチームメイトと比較したら、やっぱりあいつはすげぇよな~って思っていましたので、納得感もあったんですよね。だから、「絶対うちの息子の方が上手いのに、なんでベンチなんだよ!」なんて1ミリも思ってなかったですよ、本当に。
なんでそう思えたのかというと、正当な競争があってのスタメン争いだったから。正当な競争もなし、監督はBチームの試合は全く見てくれない、とかだったら私も不満大爆発でしょうけど、そんなことは全くなかったので。
選手ファースト。
分け隔てなく全選手を見て評価・指導してくれる。
繰り返しになりますが、これがこのチームに入って本当に良かったと思っている部分です。
最後のスタメン選びは、監督・コーチの主観・好みなので、そこは仕方ないですよ。そこに文句を言うつもりは全くないです。
一番の思い出
中3の公式戦で唯一スタメンフル出場したこの試合かな~。
メンタル面で成長した姿を、大事な試合で体現してくれた試合。
この一言は忘れられません(笑)
この日の試合内容とこの一言で、高校サッカーで活躍できることを確信しました。
なかなかの大作になってしまいました。
中学生サッカーの話はここまで!
3年間毎週のように息子、そしてチームメイトの試合を存分に楽しませて貰いました。本当に楽しかった!
私のしょうもない文章にお付き合いいただきありがとうございました。次は、高校サッカーの話を早く書きたい!早く「合格」の吉報来ないかな~。
読んでいただきありがとうございました。
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