センシュケンのチカラ ~高校サッカー編 #70~
こんにちは。
RB(あーるびー)です。
高校サッカー編 第70回です。
前回noteの続きです。
高2CB息子。
事前の「俺、今週末スタメンかも」の発言の通り、その週末の選手権予選、まさかのスタメンでした(^_^;
結果から先にお伝えしてしまうと、試合は負け。残念ながら今年の選手権予選は終幕。
キックオフ1時間前に試合会場に到着し、試合前のアップから見学。
ベンチ入りは確定したようで、アップメンバーの中に息子の姿も。アップ途中から、スタメン組とベンチスタート組でメニューが分かれるのですが、スタメン組でアップ。
私「あっ、今日本当にスタメンなんだ…」
監督さん、復帰後4日目の選手をスタメンで使うなんて、酷い出来だったとしてももう知らんですよ…
私自身はもうとにかく腹を括るしかなくて、我が息子がどんな出来だったとしても見届けるしかないなと。
試合当日の息子の調子の良し悪しが分かる1つのバロメーターがありまして。それは試合前のアップ時の対面パス。ここでの止める・蹴るがビシッと決まっている日は、試合でのボールフィーリングも抜群。逆に、この対面パス時にトラップが浮いたりズレたりしている日は、試合中のボールコントロールも大抵がズレてしまい、見ているこちらは息子がボールを受ける度にヒヤヒヤすることに。
息子の長所は最終ラインからのビルドアップでのチームへの貢献。猛ダッシュでプレッシャーを掛けてくる相手FWをものともせず、こちらがヒヤヒヤするくらい平然と、身体を半回転させながらピタッとオープンに止めて、ビシッと縦パスを通すプレー。これらのプレーは、その日のボールフィーリングが命。
ってな訳で、私はいつもアップ時の対面パスの様子を観察するのですが、この日は止める&蹴るともに「ビシッ」「ビシッ」と決まりまくり。アップ時から気合いも十分で、何やらボールフィーリングは良さげ。とりあえず1つホッとしました。
キックオフ。
さてさて1ヶ月振りの試合でどれだけ身体が動くのかしら…と。
これが意外にもまぁまぁの身体のキレ具体。身体の重さをほぼ感じさせないくらいの走り。おぉ〜、なかなか良いじゃないか。
息子帰宅後に本人に聞いてみたところ、怪我で離脱中は一応体重増加には気を使っていて、ご飯おかわり禁止など食事量も自分でコントロールしていたらしいです。知らんかった~。
私自身も、心配ばかりだった精神状態から、一気に前のめりモードに。
前半序盤に、相手FWのスライドが遅れて前方が開けたのを見逃さず、思い切って進入したプレーを見て、「体力がどこまで持つかは知らんけど、とりあえず行けるとこまで行け〜(心の中での叫び)」と。
復帰に向けて1ヶ月間確りと食事量を自分でコントロールして身体を絞ることができたのも、
怪我明けの不安要素も吹き飛ばして、メンタル充実度MAXで試合に入れたのも、
試合終了まで走りきれたのも、
これ、全て
センシュケンのチカラ
だよな〜。
これが怪我明け1発目の試合が練習試合や県内リーグ戦であったなら、復帰第一戦をこんな状態では迎えられなかったはず。
やっぱり高校生にとってセンシュケンは特別。高校生たちにチカラを与えてくれる特別過ぎる大会。
残念ながら試合は負けてしまいましたが、「なんで怪我明けのあいつをいきなりスタメンで使うんだよ!」とは言われないくらいのプレーは出来たのではないかなと(親バカ発言かもしれないですが)。
試合終了のホイッスルと同時に、3年生を中心とした何人かの選手が泣き崩れる姿が。
もう40歳過ぎると一気に涙もろくなってしまって、ああいう姿はこちらも涙を堪えるのに必死ですよね。目パチパチさせてどうにか涙がこぼれ落ちないように必死(^_^;
良い試合を見せてもらいまいした。
3年生と一緒に出来る残り試合は、県内リーグ戦のみ。本当に寂しい限りですが、1,2年生も含めたチーム全員で一丸となって悔いなくやり切って欲しいと思います。
読んでいただきありがとうございました。