ステナビ の 蒼龍 が咀嚼出来ない。
タイトル通り、昨年末に発売された STAGEnavi 2020 vol.51 を上手く咀嚼できない。
記事を書き終えるのがだいぶ遅くなってしまったので、「まだそんなこと考えてるの!?!???」とか言われても仕方がない。すまん。でも許して欲しい。
そもそも"蒼龍(そうりゅう)" 及び "いがさく"の2人をご贔屓コンビとして応援してる身なので、より一層様々な深読みをしてしまって私もツラい。 助けて。
12ページにもわたる猪狩蒼弥さんと作間龍斗さん2人の話はあまりに濃くて、Twitterの140字じゃ到底収まらない。
個人的備忘録です。
なぜか感想文というより解釈文的になってしまったので、楽しく読める代物にはなってないです、すみません。私に猪狩蒼弥の文才があればな.............(遠い目)
誌面内容を多少引用してしまうので、まだお読みになられていない方はこの辺りからお願い致します。 https://www.amazon.co.jp/dp/4819152386/ref=cm_sw_r_cp_api_i_FSP5968G3HECN3R2GT1J
該当担ではなくても読んで欲しさ百万点なので出来ることなら全人類に無配したい所ではあります.......。
あと申し訳無いながらオートリバースの話は(個人的に苦しくなってしまって先に進めないので)割愛してます。
厳密に言うと"同期"がいない
猪:同じオーディションで入所した人を同期と言うなら俺らはフリーランス(笑)
作:カッコよく言えば一匹狼同士(笑)
ジャニーズに対しての質問でよく「同期は誰になるんですか?」ってある気がする。
私は「みんなよく入所日付まで覚えてるなぁ。1週間の違いとか誤差じゃん~。」と思っていたけれど、本人達も気にしたりするんだな。
ある程度大人になると改めて友達の定義がよく分からなくなったりするけれど、"同期"って"友達"なんかより確固たる位置づけになっていそう。
2人がそれぞれ不安を感じていたように、存在自体が安心材料にもなりうるのかも。
ただでさえ年齢も歴も違う、バケモノみたいな人達が集まってる中で、同期だけは同じ不安や時に希望を分け合える戦友なのかな。
私は残念ながらジャニーズJr.としての経験が足りないので何とも分からない所です。
多感な時期にこの気持ちを分け合える人がいなかった2人、それでもここまで残り続けてきた1人と1人。
凄いね偉いね蒼龍ちゃん。
食物連鎖のヒエラルキーピラミッド
ジャニーズってトップレベルの集合体なんだよ。学校とかでそこそこ目立った子たちがいっぱい集まって、それがまたヒエラルキーを作ってる。
小中学生とかの入所してすぐにこのヒエラルキーを体感するの、割と残酷じゃない?
実力主義ってすごく単純明快で且つ論理的。しかも効率的でもあるし絶対に必要な要素。
でもそれを理解するタイミングあまりにも早いよね、よくそれで潰れなかったなぁ。
下位カーストで上にいて威張る人より、上位カーストにしがみつく下のひとの方がやっぱり根性あってみんな好きだとは思う。
人間、本能的に努力している人の方がそりゃあ好き。
でもその位置で踏ん張って上に上がれる人って相当強い軸のメンタルが存在してるはず。 奈落に落ちてしまう人はきっと珍しくないと思うし、逆に当たり前じゃないかな。
加入する決意、決意させた責任
この猪狩くんから話される作間くんの加入話、何度聞いても重いなと思う。悪い意味ではない。
ただ咀嚼は難しい。
本文引用したかったけれど、絶妙なニュアンスを切り取るのが難しかったので74ページ読んでください。
当時のことを知らないニワカ新規なのでそこは許してほしいのですが、10年と少ししか生きていない猪狩くんが作間くんの加入にここまでの責任を持っているのは何故なんだろうなとずっと不思議だったんですよね。 確かに作間くんの今後は変化するし、言ってしまえば2度目ましてになる抵抗はまぁ分かっていたとして。 そこまで強く思う理由が分からなくて。
転機って人から与えられることもあれば、ふとした行動が転機になっていて気付いたら変わっていたこともあって。 HiHi Jetsにおいての転機は多分「5人のHiHi Jetsにしたこと」なのかな。「なったこと」じゃなくて「したこと」。
猪狩くんの強い責任はこの"意志"故なのかな。
そもそものおはなし。
他のジャニーズの皆さんには詳しくないから分からないのだけれど、所謂オリジナルメンバーから直談判や交渉をしてメンバー形態を変えたグループって他にあるのかな。
追加メン的概念は他の事務所や女子ドル界隈ではよくあるけれど、ジャニーズではあまり見かけないよなぁ。
この転機を自ら作って何かしらの現状打破をしたいという"意志"が背景にあって、そのための行動が作間くんの加入だったとしたら猪狩くんの責任の強さもちょっと分かる気がしたりする。
言い方が雑になってしまって本当に申し訳ないけれど、もし"加入"を"動機づけ"に設定していたとしたら?
表向きのグループ的な理由とは別の個人的な考えみたいなもの、ありそうだなぁ。 グループ的なものなら猪狩くん1人が持つ責任では無いと思うし、そもそもこの責任の話は猪狩くんからしかここまで強く聞かない気がする。
でも憶測なのでソースは無いよ(逆にあったらめちゃくちゃ教えて欲しい)。もっと単純かもしれないし。
気に障ってしまった方には謝罪するので記憶から抹消頼みます。でも猪狩くんの言霊のようだから気になっちゃうネ☆
ジャニーズエンターテインメント論
私が猪狩くんの考えで1番共感できる部分、アイドルの定義付けみたいな所。
猪:自分たちは娯楽を提供してるという考え方なの。俺らが提供した娯楽の対価としてお金を貰っているという考え方。それ以外でもなければ、それ以上でもない。
やっぱりアイドルとオタクって消費する人と消費される人という関係性なんだなと実感する。
作:ある意味商品という感じはあるけれど、消耗品という意識ではなくて、飽きられないようにしなきゃいけないなっていうのは気持ちはある。
この作間くんの考えもまた分かりすぎて首が縦に取れそうなのです。
私はその考え方と関係性が好きなので非常に有難いお話です。
エンターテインメントに対して、「不良品だから返品交換」という手当ては存在しない。そこに対してのサービス意識が強いのは素敵だなぁ。 プロ意識と呼べばいいのかな、流石です。
最近は擬似恋愛的に売り出すアイドルが多くなっているけれど、私はなかなかそちら方面の考えにはならないので本人達がここまでサッパリと言ってくれるの凄く良い。好き。
どうしても自己顕示欲と承認欲求の関係になってしまえばそこに情が介入する。 でも猪狩くんが「自己満足はいらない」とハッキリ発言しているように、自己顕示欲の対象が本人自身ではなくて本人達が作った作品や表向きの偶像に置かれているのが凄い。この年齢で。
オタクの応援の仕方はそれぞれだけれど、彼らを"好きになる"というよりも彼らに"心を動かされる"という感覚が本人達の理想に近しいのかな。
まぁそんな難しいこと考えながらオタクしてる人はいないので、結局 人それぞれ自由に楽しく という所に帰結はしますがね。
猪狩くんから見る「作ちゃん」
まず全体を総じて猪狩くんの記憶力がエグい。
自分のことならまだしも、何故作間くんのことをそんなに覚えてるのか。不思議で仕方ありません。
HiTubeの年表回でもその記憶力を抜群に発揮してましたが、作間くんと自分の話になるとエンジンフル加速しておられる。
猪:作間って自分のところに良い波を引き寄せる力を持っているし、乗れる力も持っているから、それでいいんだと思うよ。
猪:「これやって」ってお願いしたことを必要以上にやってくれるから、正直言って一番求められる、今の社会にめちゃめちゃ求められる人材。組織には必要だよ。
猪狩くんはいつでもありのままの作間くんを肯定してくれるから好きだ。
猪狩くんとは正反対の作間くん。これだけ真逆なのに一緒にいれるのは、きっと作間くんの能力を猪狩くんが真っ直ぐ正しく評価しているからだと思う。
そして評価の内側には、「必要」っていう言葉がいつも見え隠れしてる。作間くんの存在を赤の他人の話にしない、いつでも一心同体のように話す猪狩くん。
作間くんから見る「ガリさん」
76ページの 猪狩くんの処理スピードを超越してめちゃくちゃ語る作間くん に毎回笑ってしまう。
あの猪狩くんが合いの手についていけてなくてずっと「?」な会話、笑っていいのか分からないけれどめちゃくちゃ面白いです。
作:ガリさんは無限の自由の中でもやりたいことを見つけて成功させると思う、どの世界でも!
作:ガリさんは企業のCEO、俺は総務部かも....。
自分を「総務部」だと評価する作間くんにオタクの同意バッチを贈呈したい。君の来世はきっと総務部だ。
猪狩くんの評価論とは少し違って、作間くんは猪狩くんに対して尊敬や感嘆の気持ちの方が強く見えるような気がします。
でも「羨ましい」や「ないものねだり」という気持ちではなくて、「適わない」「憧れ」というような自分とは別個体としての意識なのかな。
それが同じグループにいる仲間、ということで「信頼」に昇華されているところ、良いね。
自分の通訳者として猪狩くんをあげる作間くん、信頼度が丸見えで好きですね。
ふたりが考える理想のシンメ
私も元々舞台に立つ事をしていたこともあったので、そもそもシンメがジャニーズ用語として別の意味がついていることを割と最近知りました。
シンメとは左右対称以外の何物でもないと信じて疑わなかった人生だったので、まさかこんなにシンメに狂う日が来るとはね.......。
作:シンメとは、性格と容姿も全部違うけれど、二人で一つにしたときにパラメータが全部で10になる感じ。
猪:こっちからシンメですって発信するもの、提示するものではないのかな。
HiHi Jetsはパフォーマンスや作品ひとつひとつに力を入れてるグループだからこそ、シンメはより良く魅せるための位置取りという認識が強いのかな。
振り付けもする猪狩くんがシンメ的なことを考えた事がない訳がない。でもそこに着目したことは少ない というのが面白いね。
確かにフォーメーションで考えれば、綺麗に正確なダンスを踊る作間くんとローラーで縦横無尽に走り回る猪狩くんがシンメトリーにいてバランスが良いかと言えば微妙ではありますもの。(ダンスとローラーで比較するのは変ですよ)
かと言ってシンメに対してなにも思っていることが無い訳ではない。
"はしみず" を「理想のシンメ」としているし、仲の良さをシンメではない理由にあげてしまう所。
シンメ売りへの欲のなさが良い。
でもシンメを否定するが故に、仲良しなことをバラしているのとても可愛い。
そして仲良しな話をしていたらいつの間にかHiHi Jetsの話になってしまうのも最高に可愛い。
というかそもそも「仲良すぎるからシンメじゃないね」と笑いながら言い合う関係性は一体.......。
"蒼龍" の存在ってなに
まずはオタクの生存確認をさせてください。
みんな達生きてる?
私は発言のひとつひとつが大ダメージで苦しいよ。
作:やっぱりパートナーかなぁ。ビジネスであり、人生の伴侶でもある。配偶者と仕事してる感じに近いかなぁ。
伴侶【はんりょ】
一緒に連れ立って行く者。つれ。なかま。また、配偶者。
これを作間くんが言ったという所にどデカい感情を抱いてしまいます。
猪狩くんの作間くんへの執着は言動からちょくちょく見受けられる気がしますが、作間くんはそもそも猪狩くんが隣にいるのが当たり前という認識な所。
まぁ「メンバーって家族!」みたいに表現する人もいるんだから、実は隣に置いていること自体は特別変わったことではないのか?
でもただの「ツレ!!!」「相方!!!」みたいな稚拙な言語ではなくて、全ての意味を含めての言葉選びという所に作間くんらしさが見える。とっても丁寧な気持ちを感じます。
猪狩くんが言ってしまえば必死であっても、作間くんは達観しているんだなぁ。そこにも温度差がある。
猪:俺の移し、必殺技みたいな感じ。俺の言ったことがそのまま具現化する、魔神みたいな感じかな。
これ聞いてからというものの、「マジン・ザ・ハンド!!!!!」って円堂守が叫ぶ幻聴が聞こえるようになってしまった。ごめんな。
でも言いたいことはすごく伝わる。
猪:ほんとにパズルみたいな感じ。俺が持っているものを作間が持ってなくて、作間が持ってないものを俺が持っている。運命のパズルみたいなのかもね。
作:2ピースしかないパズル。
2ピースしかない運命のパズル。
補い合うだけ、支え合うだけの関係性じゃパズルなんて言葉は出てこないと思う。
凹凸があってしっかりと当てはまるという意味でのパズルなんだろうけど。
その2ピースのパズルがぴったりハマった時には、一体何が起こるんだろう。
蒼龍は完成体になるのかな、世界最強になるのかな、地元じゃ負け知らず~♪になってしまうのかな。
ワクワクが止まらない。
きっと2人が綺麗な形にハマった時、また歪な形に変形する、そしてその形にハマるものはHiHi Jetsの3人なんだろうな。凄いなぁ。
やっぱり考えれば考える程正反対で、考えるほど不思議で、考えるほど魅力的な2人です。
私はそんな猪狩蒼弥くんと作間龍斗くんがそれぞれに大好きだし、大人だけど末っ子な蒼龍が大好きだし、2人が愛してるHiHi Jetsが大好きです。
乱文失礼致しました。
そして改めて、猪狩くん 作間くん 卒業おめでとう。
アイドルと高校生の両立お疲れ様でした。ありがとう。
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