2人の目の色の話
私の彼氏の目は、宝石を閉じ込めたみたいな色をしている。
きれいなエメラルドがそのまま目になってるんじゃないかと思うぐらい、とてもきれいな目だった。
最初に会ったときから、その目に惹かれていた。
「私もあなたみたいに、エメラルドを閉じ込めたみたいな目がいいな。」
と何気なく呟いたことがある。そしたら、彼氏は私の顔をグイッとこちらに向かせて、目をじっと見た。
私が慣れないことに照れていると、彼はにっこり笑って言った。
「君の瞳だって、母なる大地を閉じ込めてるじゃないか。」
しばらくキョトンとしてしまったけど、なんだか照れくさくて笑ってしまった。
それを見た彼が言った。
「きれいだよ。」
以上、らずちょこでした。
※この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださった皆様に感謝を。
ではまた次回。