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分散型ソーシャルアプリUniversalEverything 【LUKSO Part.1】

初めまして、RayRayです。
LUKSO歴四年目になるLUKSOfamです。
 
この度は、先月行われたTwitterスペースのハイライトの翻訳と感想を記事にさせて頂こうと思います。
長くなるので、お時間のある時にでも読んでもらえましたら嬉しく思います。
 
【§ Chain in Focus #7 : Blockchain for Creators with LUKSO】
https://x.com/diadata_org/status/1824112927172923795?s=46&t=gd3xQEfsbusNrdqi9E60cg
 
このスペースでは、現在LUKSO運営が開発中のアプリ"UniversalEverything"の詳細が初めて語られました。
UniversalEverythingとは、Web2と3の架け橋。Web2を排除する排他的アプローチではなく、融合的アプローチとも言えると思います。
技術開発ロードマップによりますと、現時点では、開発の進行状況は40%。
LUKSOfamの間で大きな期待を持たれているソーシャルアプリです。
 
技術開発ロードマップ
https://lukso.notion.site/c210e6d9a19e471a9cc28e7a80ca65f3?v=3085c8ad68444c1fb2ffac4496defcd9
 
〜8:28までは挨拶。
8:28〜17:11フィビアンの自己紹介
17:11〜24:10ルクソーのスタンダードの紹介
24:10〜34:53ルクソーエコシステムにおけるNFTの役割
34:53〜40:20ガス代代行サービスについて
40:20〜54:37一般ユーザーを取り込むにはどのようなアプリが必要になるのか
54:37〜1:01:50UniversalEverythingについて
1:01:50〜ルクソーの次のステップ
 
このスペースのハイライトは、40:20からの一般ユーザーの取り込みのパートから、54:34からのUniversalEverythingのパートまでです。
 
40:20〜54:37
 
DIA
「ブロックチェーンに一般ネットユーザーを呼び込むにはどのようなアプリが重要だと思われますか?また、どのように呼び込むおつもりですか?」
 
Fabian Vogelsteller
「それは良い質問です。先程も少し触れましたが、実はこの事に関しては気づくまでに暫く時間がかかりました。と言うのも、私は2015年のブロックチェーン界から来た者です。当時は開発者がいて、人々は技術を重要視していました。人々は技術を理解しており、次はどのネットワークが大きくなるのかがメインテーマでした。ですので、メインネットをローンチし、究極のスマートコントラクトアカウントを完成済みの私達を見れば、技術をある程度理解できる方達には、完全に吹き飛ばされるような衝撃となるのは当然だと考えていました。ニューイーサリアムがローンチするのですからそうなるのは当たり前だと思っていました。しかし私は、全くそうではないと身をもって知る事になりました。現実には、彼らは全く重要視していません。理解すらしていません。現在は、仮想通貨投資家や、仮想通貨ユーザーは、緑色のカエルを買う方を選ぶというレベルにいます。どのmemeが、いつ、より早く価格上昇するかがメインテーマです。memeのウェブサイトにはpump&funとまで書かれており、文字通り皆さんは短期トレードをしているだけです。それは本当に本当に驚くべき状況です。つまり私達は、非中央集権制を重要視していないレベルにいます。ポンジスキームが主流となっており、人より早く買い、当たりを当てればあなたは勝者、という状況です。本音を言うと、それは見ていて非常に悲しいです。ですが、面白くも思えます、狂っているので。
では一体私達は、どのようにしてこの界隈をネクストレベルへ移動させれるでしょう?今の状況を脱し、ブロックチェーンを何かの役に立たせるには?皆さんご存知の通り、この界隈は10年以上前に誕生しました。イーサリアムは正に十周年アニバーサリーです。なのに人々は今だにウォレットとプライベートキーをメインアカウントとして使用しています。マスアダプションは進んでいません。真実を言えば、誰もブロックチェーンを使っていません。トレードだけです。しかも取引所でのトレードです。画像やmemeコインをトレードしているだけです。人々は日常生活において使ってはいませんし、非中央集権の世界には来ていません。では私達はどうするべきでしょう?私なりのソリューションが浮かぶまでは暫くの時間を要しました。私には一つの答えが見えて来たと思います。まだ早い段階であり、公共の場で話すのは初めてになります。
私は常に真の非中央集権を実現しようと試みて来ました。過去に私達が、最初のイーサリアムウォレットとミストブラウザを開発した時も、完全な非中央集権なやり方を選びました。私達がしたのは、ノードをPCに立ち上げ、ウォレットや他の全ての物を皆さんのPCに内蔵し、文字通りPCでノードを運用する完全な非中央集権型です。ちょうどその時メタマスクが登場しました。彼等の技術はほぼ全てがミストブラウザから学んだものでしたが、ノードだけは他で運用する事を選びました。そしてメタマスクはミストブラウザを殺しました。私はその件から学んだと思っていました、本心を言うと…笑。しかし実際には、私は今でもUniversalProfilesにて真の非中央集権を貫き通して来ました。UniversalProfilesを完全な非中央集権にする事で多くのメリットがあるのでそれは正しい判断であると言えるでしょう。しかし実際には、人々にはそんな事はどうでも良いのです、彼等は重要視しません、彼等は理解すらできません。特にこの数週間はそれがよく分かりました。そういう事なら、最善の方法は、その事を一切重要視しなくても良いようにする、という事になりますよね。ならば、物理的に、そして視覚的に訴えかけ、非中央集権が何故重要なのかを気づいて頂けるように持っていくのが良いでしょう。開発者も重要性を理解した上で開発するようになるでしょう。つまり更に単純化させるわけです。
私は現在、UniversalEverythingというものを開発中です。UniversalEverythingは、皆さんが非中央集権かどうかを一切気にしなくても良い形の非中央集権プロファイルページに、皆さんの全てのSNSアカウントを表示させる仕組みです。その名の通り皆さんにとって大切な全てのサイトを、一つのページに統合させるのです。まるで弁当箱のようにです。それは人によって様々でしょう。例えばあなたがDJだとします。多分DJなら、箱の一つには次のイベントの日時を表示するカレンダーがあると良いでしょう。他の箱には、最新版のサウンドクラウドなど。イメージギャラリーが必要なら、インスタグラムも他の箱に表示させておきます。そしてそれらがあなたのプロフィールに表示されていれば、それはあなたがDJとしてシェアしたくなるプロフィールになるでしょう。何故なら、現在のようにインスタグラムに行き、いくつものリンクをクリックして、今そのDJが何をしているのかを把握するよりも、たった一つのページを見るだけでそのDJの活動内容が全て分かる方が良いと思いませんか?そのページをリロードするだけで何が起きているか分かるようになるのです。それがUniversalEverythingになります。皆さんのネットライフの全てを一つの場所に統合するのです。そして面白いのが、それは非中央集権プロファイルがベースとなっている事です。それはつまり、仮想通貨関連の事もそこでできてしまうわけです。トークンを持つ事もできますし、お金を受け取る事もでき、非中央集権プロトコルに参加も可能で、箱の一つに非中央集権関連の何かを表示させれますし、ページへの来場者にトークンを配布したり、逆にトークンを寄付して頂いたり、色々な事ができます。要するにそのページは、Web2とWeb3を統合させたモダンバージョンのMySpaceであり、様々な事もできるデジタルアイデンティティの集約ページです。これの良いところは、皆さんは箱に入る小さなサイトを開発できる事です。皆さんはそれぞれ自分の好みに合わせたサイトを表示させれます。好みのコンテンツを表示したり、好みの活動をできます。好みのプロファイルなど。私達は皆、好みに違いがあります。他のプロファイルを見て、私達はお互いに学ぶことができます。例えばDIAについて知りたいとします。DIAのプロファイルページに行けば、ツイートが見れますし、スペース情報やニュースを知ることができ、オンチェーンでの活動内容なども確認できます。ルクソーで何かしただとか、スマートコントラクトの使用、何かを採用したり、オラクルのメッセージなども見れます。思いつく限り何でもできます。DAO専用プロファイルを作成する事も可能です。活動内容やメンバーリストなどを表示させておけます。これがUniversalEverythingになります。Web2とWeb3を統合したMySpaceです。
では何故これが過去に実現できなかったのか?MySpaceを知っている世代なら分かると思いますが、MySpaceはFacebookが誕生するよりも前からありました。MySpaceは好みに合わせてカスタマイズできるサイトだったのでなかなかクレイジーでした。何故なら皆さんは好き放題できたので、見た感じファンキーなものが多く、真緑のページや、あちこちに写真が貼られていたり、何かを見せびらかせていたりと、とにかく何でもありでした。今ではインターネットも進化してデザインが向上したわけですが。現在のインターネットでの利点は、responsiveな事です。それはつまり、殆ど全てのサイトは、小型スクリーンや中型スクリーン、大型スクリーンに対応している点です。要するに、プロファイルページに弁当箱のような箱がいくつもあっても、そこに皆さんはお好みのサイトをいくつも同時に表示させておく事が可能なのです、画面サイズに関係なく。それはつまり、一つのページに全てを同時に表示させておいても見た目は良く、特に問題もないのです。それは20年前では不可能でした。当時は何もresponsiveではありませんでしたから、それ故にMySpaceのようなクレイジーなページに仕上がっていたのです。これがゲームチェンジャーになると思います、全てを一つの場所に統合させるのを可能にする事で。見た目もクリーンさを維持しつつ。そして私達は、それを非中央集権プロファイル上に表示させるのです。もしあなたがWeb2出身者なら、このページはお気に入りのサイトを集約させれるので便利でしょう。もしあなたがWeb3出身者なら、正にそれはWeb3アカウントでもあります。今私達は、二つの世界を一つに合併するのです。別々に扱わずに一つに全てを纏めます。そうする事でWeb2の人は徐々に学ぶでしょう。「あれ?今まで知らなかったけど、私のプロファイルは何かを受け取る事ができるぞ?」「ん?デジタルアセットを作成して送金する事もできるぞ?」と。そしてWeb3の人は遂に、Web2ネットライフをWeb3の場で公開できるようになります。今までのように別々の人格のように扱わなくて良くなります。アイデンティティの半分はあちらで、半分は何処か別の場所といった状況とさようならできます。更に、この技術を応用すれば、現実世界での様々な問題の解決にも役立つと思います、私達が開発した他の技術も合わせて行けば。」
 
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以前からUniversalEverythingの存在は知っていましたが、詳細は明かされていませんでした。このスペースで初めて具体的な内容が明らかになり、LUKSO界隈では盛り上がりを見せています。
ホストを務めたDIAの方は、UniversalEverythingの説明を聞き絶賛されていました。個人的にも、これは名案だと思います。例えばTikTokなどで、配信者さんのプロフを見るといくつものSNSアカウントのURLが所狭しと貼ってあります。YouTube、Twitter、Instagram、Facebook、メルカリ、ニコニコ生放送、ツイキャス、ツイッチ、など。それらを全て一つのページで確認できたら、リスナーとしてはかなり便利です。配信者さんにとっても、一々いくつものurlを貼る必要がなくなります。しかもこれは単なるurlではなく、SNSページをそのまま見る事ができます。喩えると、モニターをいくつも用意しているFXトレーダーですね。それを一つのページに纏める仕組みです。
そもそもUniversalProfiles自体、あちこちに散りばめられ断片化したアカウントを一つに纏めるのが目的でしたので、これはその延長線上のアプリになります。
更に、仮に分散型SNSプラットフォームが完成したとしてもユーザーが集まるとは限りません。むしろWeb2ユーザーは、TwitterやYouTube、Instagramなどを離れたがらないでしょう。しかしWeb2と3の融合ならば、Web2ユーザーはWeb2SNSを離れる必要はありません。
UniversalEverythingを開発しているのはイーサリアム開発に大きく貢献したFabian Vogelstellerさん。彼自身も、UniversalEverythingには大きな可能性を感じていると言われています。
 
UniversalEverythingのイメージ画像です。


#仮想通貨 #ブロックチェーン #LUKSO

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