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なぜrayoutという会社をつくったのか

2019年4月にrayout株式会社を立ち上げました。社員が徐々に増えていく中でみんなに頭の中を共有する機会が増えてきたので、ついでにnoteにも載せておきます。

こんな投稿きっかけで採用か何かに少しでもプラスになればと考えながらも、細々と書き残そうというような、そんな具合です。

1000億円あげるので、日本をよくしてください

唐突ですが、1000億円あげるので日本をよくしてください」と言われたら、何をするでしょうか?
エデンの東というアニメが題材とする問いなのですが、こういった視点で物を考えるという機会は普段あまりないように思います。

このアニメの中では福祉環境を徹底させたり、女性のエンパワーメントを進めたり、はたまた日本を一度破壊しちゃうなどといった、いろんな角度からのアプローチが登場します。

この記事では、そんな壮大な前フリのもとでなぜrayoutという会社をつくったのかについてお話できればと思います。

今の日本についての月並みな話

戦後から圧倒的な経済成長を遂げ、経済的にも健康衛生的にも治安面でも最高峰のレベルで確保されている日本が成熟期を迎えたのはみんなが知るところです。

日本は今後の世界のロールモデル国になろうとしている反面、まだまだ精神的な豊かさは実現されていないのです。(自殺率のランキングがワースト8位くらいらしい)

急成長の弊害として福祉面や教育面など様々な課題がある中で、我々が目を向ける社会課題としては自己実現の欲求という、人間がこれからの時代に必ず直面するであろう問題の昇華に出会いました。

仕事=労働という概念は無くなります

「働き方」「稼ぎ方」といった面においては、AIの台頭をはじめとするオートメーションが進み、労働と言われる概念自体がなくなっていく中で、何を以って仕事とするのか?その人だからこそできることは何か?世の中に自分だからこそ残せる差分は何か?そのような課題に今後確実に一人一人が直面していきます。

つまり今後作業レベルで誰にでもできる仕事は代替されて、代わりに人間だからやるべきことが仕事として残っていくわけです。

それでもまたまだ国策レベルでは、建設現場の仕事を無駄に増やしたりと、失業者を無くすために、非合理的な仕事を増やすことでその場しのぎで解決を計ろうとしています。

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現場では過酷な労働環境と個性を無視された働き方がそこにはあります。
20代の正社員の人に40~50代の派遣のおじさんが、来月の食いぶちの不安を抱えながら、「バイトちゃん!」と怒られ、頑張って働いています。
学生時代にそんな感じの仕事をこきたないけど個性フルなおっさんと過ごしてきた自分だからこそ、そんな世界を否定したいわけであります。

労働がなくなっていくのは既定路線であり、今後「労働」を新たな「仕事」に転化していく為には何ができるかを考えるべきだと思うわけです。

我々の出した答え=rayoutが目指す世界

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上記の長々しい前振りを踏まえた上で、私たちが出した答えが、

〜世の中の個性に光を当て、その人らしさを仕事にできる社会を実現する〜

ということなのです。

まずは、世の中の人々がもつ発想やアイデア、感想などを企業活動に還元できる仕組みをサービスに落とし込んでおります。(2020年5月ローンチ予定)
つまり、面白いことや感動することなどを書いて投稿すれば当たり前にお金が稼げるというような具合です。

ex)
・朝起きて、企業課題をサクッとスマホで解決させてあげてちょっと稼ごう
・こんな面白い夢をみたからこのまま作品にしてみよう
・とっておきの一発芸ができたから、芸人さんにあげよう
・ブレンディにマヨネーズはアリだったよと教えてあげてちょっとご褒美をもらおう

私たちのスタンスとして、向上心や野心を否定すると言う訳ではありません。ちゃんと努力して、勤勉に働くということが当たり前にできる方々からすると、不要なサービスなのかもしれません。とはいえ日本は社会に適合できる人材だけで構成されている訳ではないのも事実であり、かく言う私も社会に適合できずに挫折した延長で起業した人間です。個人のエゴや原体験が出発点のこのサービスが世の中に受け入れられるかどうかはわかりませんが、人生をかけて達成したい使命の一つだと思えることが大事なんだと、そんな具合に思っております。


人間の普遍的にもつその人らしさに価値をつける、つまり「世の中の個性に光を当て、その人らしさを仕事にできる社会を実現する」これがrayoutを創業した理由です。


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