日本初上陸 ホテル インディゴ箱根強羅 最速全施設完全ガイド!
日本初上陸のアップスケールブティックホテルはリゾートからのスタート
IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ) 初のブティックホテルブランド、ホテル インディゴ (Hotel Indigo)。第1号店が2004年にアメリカはアトランタに開業してから15年、やっと日本へ上陸しました。
このブランドは“Discover our vibrant neighborhoods around the world” (世界の活気あるご近所さんを散策しよう) をコンセプトに、主に都市部繁華街を中心に展開してきました。近年ではリゾート地にも展開が進み、日本では伝統的温泉リゾートである箱根からのスタートとなりました。
アメリカやヨーロッパ、大中華圏、アジアでそれぞれ客室のテイストが異なり、欧米ではClassyな装い、大中華圏ではド派手な装飾、アジアでは古き良き時代の地域の写真をインテリアに盛り込むデザインとなっています。価格はそこそこながらもCoolな体験ができるというのが売りで、一泊200ドルから300ドルの主に20代後半から40代前半位の層がメインターゲットですので、本来ならば日本の場合、東京なら歌舞伎町、浅草、渋谷。京都なら祇園周辺、大阪なら難波道頓堀界隈、福岡なら中洲周辺、札幌ならすすきの周辺がブランドコンセプト的に最も適した地域なのですが、日本での売り出し方はどちらかといえば、もう少し年齢層が高めで30台半ばから50代前半のチョイ悪オヤジ的な方々向けのラグジュアリーブティックリゾートホテルとして位置付けようとしている感じです。(第2号店は愛知県は犬山城至近に建設中のホテル インディゴ犬山有楽苑の予定です)
到着まで
おそらく、公共交通機関で行かれる方が多いと思います。2020年2月1日現在、ホテル最寄駅の箱根登山鉄道強羅駅までの区間は2019年の台風19号の影響で運休中です。公共交通機関を使う場合はホテルが提供するJR小田原駅からのシャトルバスサービス一択と言って良いでしょう。
バスの車輌は時間帯によって変わりますが、デザインはどれも以下画像に則った物が来ます。
バス乗り場は以下の通り。
時刻表
概ね1時間に一本ですが、結構早朝から深夜まで走っています。これはホテルスタッフさんの通勤用も兼ねているためです。
車で行く場合、1点注意が必要です。ホテルのイメージ写真にも使われているこの構図、ホテル近隣の大文字橋から撮影したものですが、この橋は私道で、通常はゲートが閉じられており、許可車輌以外は徒歩でしか渡れません。
ですので、ホテルへ車で行くには大文字橋からひとつ手前の宮城野橋を渡らずに、進行方向左斜め前の細い路地を入る必要があります。分岐点は分かりにくい上に道幅も細いので、くれぐれもご注意ください。
エントランスとロビー周り
玄関です。人力車が飾ってありますが、これはあくまで飾りで人力車のサービスは提供していません。
自動ドアを中に入るともう1枚扉が。コレは京都の町家で実際に使われていたものを持ち込み、組み付けたものだそうです。
ロビーです。中央やや右手寄りの囲炉裏のような場所がフロントデスクです。左手奥はレストラン/バーラウンジのRiverside。天井の梁は古い農家で使われていたものを移設しています。
建物は北館と南館に分かれており、各館2Fからが客室フロア、北館1Fは大浴場、SPA、フィットネスセンター、南館1Fがフロントと料飲施設となります。
1Fのエレベータホールと北館への接続回廊(左手)です。
コレがカードキー。木製のカードはIHGリワーズクラブのエリートメンバー用でプラスチック製の白とインディゴブルーの模様のカードが一般ゲスト用です。
エレベータはカードキーでセキュリティがかかっています。
各階エレベータホールにある内線電話。レトロ風ですね。ダイヤル5番を回すとフロントに繋がります。“インディ5”だからだそうですよ(笑)
それでは客室をご案内します。
ヒルサイド デラックスルーム
まずは動画をご覧ください。
このホテルで最もベーシックな客室です。ツインベッドとキングベッドの2種類が用意されています。(一部客室はハリウッドツイン仕様です)
このホテルは全客室に温泉を引いていることを謳っています。内湯となりますが、檜風呂風の浴槽が装備されています。
バスアメニティはBiologyというブランドの物で、全部手押しポンプ型ディスペンサーでの提供でした。IHGではプラスチックゴミ削減を趣旨として、今後バスアメニティ類のディスペンサー化を進めて行くそうですが、個人的には小分けのボトルの方が良いです…。
洗面台です。シンプルなデザインですね。アメニティ類が湯桶に入っているのが面白いですね。歯ブラシなどのアメニティ類はグループホテルのANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ(以下IC別府)やインターコンチネンタル横浜Pier8と同じ物を採用していました。
30.5SQMですが、結構広く感じます。正直、ヒルサイドはビューバスとは言えども眺望は無しに等しいのですが、それ以外はなかなか悪くない造りだと筆者は思います。
リバーサイド デラックスルーム
このホテルで最も客室数が多いカテゴリです。31.5SQM とヒルサイドよりも面積はちょっとだけ大きいのですが、実効面積はそれほど?おそらくテラス分しか差は無い上に、若干細長い造りのため、広さを感じにくいのでしょう。
このカテゴリからお風呂は半露天風呂になります。
ヒルサイドはシャワーとお風呂が一体型の洗い場タイプでしたが、リバーサイドから上のカテゴリはお風呂とシャワーが全て独立式になります。
洗面台はヒルサイドと全く同じ造りです。
このソファですが、実は中に折り畳み式シングルベッドが隠されていて、三人以上の宿泊時にはこちらの隠しベッドを使用するスタイルになります。
ミニバーですが、すべての客室に『ばあ』と書かれた湯気の立つコーヒーカップをデザインした看板があしらわれています。これは全客室に共通のフィーチャーです。客室内のミネラルウォーターを始め全ての飲料は環境に配慮して缶かガラス瓶入りの物で提供されています。
全室共通のミニバーメニュー。ワイン類は一切ありません。面白いのは客室備品に値段がついている事。
クローゼットは剥き出しの形で、およそラグジュアリーホテルではありません。本来のブランドコンセプトとしては正しいデザインなのですが、IHGANAホテルズ (全日空とジョイントベンチャーしたIHGの日本法人) はホテルインディゴをラグジュアリー路線で売り出したい様で、この微妙なミスマッチ感が発生しています。クラウンプラザやホリデイ・インといい、日本におけるIHGのホテルは海外のグループホテルと比較してガラパゴス感が強いですね。
収納には工夫の跡が見られ、アイロンボードなんかはこの通り、姿見の裏に収納されています。でも、コレ説明がないとわからないかも(笑)
ちなみにランドリーサービスは以下の通り。結構お高めです。実はホテルの目の前に白洋舎の工場があり、このサービスも白洋舎への委託サービスとなります。日曜日はサービス休止となるため、週末の注文にはくれぐれもご注意ください。
トイレはヒルサイドよりもちょっと広めかな?
デラックスコーナールーム
全館で6室のみの客室です。37.5SQM で、当初はジュニアスイートとして売り出すことも検討されていた様ですが、結局スイート扱いにはなりませんでした。賢明な判断だと思います。玄関周りが若干広めであることと、窓が多い (ただし、2Fの客室のみテラス側しか窓はありません) 事が特徴です。
他の客室同様、ソファには折り畳み式シングルベッドが隠されています。客室の定員数は他の客室と同じ3名なのですが、ロールアウェイベッドと組み合わせれば、4名まで行けるような気がします。なお、この客室カテゴリはキングベッドのみの設定となります。
水回りはリバーサイド デラックスと大きな違いは無さそうです。
この客室カテゴリとスイートはTVが75インチと大きい物を使っています。もう新規オープンのホテルは50インチ以上のTVは必須ですね。
プレミアスイート
ホテル最上位のプレミアスイート(4室)ですが、ベッドスタイルが異なる2タイプのスタジオスイートがそれぞれ2室ずつ存在します。完全洋式スタイルと畳敷のセミ和風スタイルの物です。
ベッド周り以外は全て同じ仕様となっています。
完全洋式スタイルの客室はリクエストベースで、マットレスをくっつけたワイドキング仕様にも対応しています。ちゃんと大きめのベッドパッドとシーツ、デュべの掛け布団を用意しているのは素晴らしいですね。
左右に分かれたツインベイシンの先には半露天温泉風呂のテラスが。スイートの浴槽は他の客室よりも一回り(二回り?)程大きく、2名以上で脚を伸ばしての入浴が可能です。
バスルーム/テラスには電動ブラインドも設置されていますが、障子で隠す事も可能です。こちらの方が風情があると思います。
バスルームは向かって右手がトイレ、左手が独立形シャワーブースとなります。
ちなみにテラスに出て鏡の反対側を見るとこの様な遊び心が。
バスルーム側から客室を望むとこんな感じです。
浴槽はかなり大きいので貯めるまでに時間を要します。温泉の成分を最大限に楽しみたいなら最初に3分の2ほどお湯を貯め、しばらく放置して冷ました上で、入る直前に差し湯をすると丁度良い湯加減になります。一応、差し水も出来るようにはなっていますが、折角の温泉に水道水を足すなんてもったいない!だからチェックインして部屋に入ったらすぐに浴槽にお湯を貯めて備えましょう。
ウェルカムギフトとウェルカムレターです。地元和菓子店による和菓子のアソートメントに薄い木の板に印刷された副総支配人からのレター。今回副総支配人の佐藤さんには館内撮影の手配など大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
ソファとテーブルは囲炉裏を囲む様なデザイン。真ん中のテーブルはあくまで囲炉裏風テーブルであって、実際に囲炉裏として使えるわけではありません。
ワークデスクがちゃんとあるのが良いですね。ワークデスクにはAC100VプラグとUSB5V 2.4Aのパワーアウトレット、TVやオーディオシステムに接続する為のHDMIや音声入力端子、Bluetooth起動スイッチなどのメディアポートまで用意されています。
姿見と鏡台。女性にはありがたいですね。
ウォークインクローゼットです。十分な収納スペースですね。
IC別府でもあったのですが、この網細工の籠、お持ち帰りできるわけでもなし、どんなシチュエーションで使えというのか、非常に謎です。室内備品には貸出サンダルの他に、お約束の使い捨てスリッパがあるのですが、これがなんの変哲もない普通の物。海外のインディゴならここにも遊び心満載です。日本初上陸だから仕方ないのかもしれませんが、やはりインディゴなら隅々まで遊び心全開であるべきです。
このホテルのスイートは寝室とリビングが一体のスタジオスイートのみとなりますが、機能面、デザイン面でも申し分無いと思います。尚、館内インターネットサービスはWiFiのみの提供で、Wiredサービスは一切ありません。
混浴大浴場 ーただし、要水着着用(笑)!ー
温泉宿と言えば大浴場で、もちろんこのホテルにも備わっています。しかも、混浴で…。そこで色めき立ったアナタ!ココロが汚れていますよ(笑) ここでは全員が要水着着用です。ざーんねーんでした!
しかし、着替える為の脱衣場はちゃんと男女別です。写真では判りにくいかもしれませんが、手前の青い暖簾が掛かっている所が男子更衣室で、奥が女子更衣室となります。現在は湯浴み着を貸し出していますが、長期的には水着持参を推奨するとの事です。
天井には温泉やお湯のアイコンの数々がペイントされています。こういう所はインディゴらしいんですけどね。
浴室に入ると目に飛び込んでくるのは派手派手なLEDスクリーンサイネージとジャグジー、そしてソファエリアです。リア充専用な造りなので、筆者は客室にあるプライベート温泉で大人しくしてます…笑
入って左手にある深さ1.2Mの歩き湯。ちょっとだけですが流水もあり、ウォーキングエクササイズも可能な造りです。
その近くには打たせ湯が2つ。
入って右手奥には若干深めの浴槽と寝湯が。写真手前の中央部は体を漬けるには深さが全く無いため、大人は足湯的な使い方をしつつ、子供を遊ばせるにはちょうど良いかと思います。
ドライサウナ。温度は90度とまずまずですが、残念ながらこの施設には水風呂は無いため、シャワーで水浴びをするしかありません。
中庭と足湯
北館と南館の間にある中庭には足湯と暖炉が設置されています。
早川を望むバーカウンタースタイルの足湯。勿論、バーから飲み物をオーダーできます。足を拭くタオルも用意されています。飲み物をオーダーせずとも足湯は無料で楽しめます。
お湯は掛け流しです。
夜間は季節を問わず暖炉に火が灯ります。
テラスカフェ
ホテル玄関目の前にはテラスが設営されています。夏休み期間中などはカフェ営業を行う事も計画されているそうです。
フィットネスセンター
南館の大浴場手前に設置されています。機材の数は多くありませんが、最新のものばかり入っています。こちらのフィットネスセンターにも大浴場同様のLEDスクリーンサイネージが設置されており、雰囲気作りに一役買っています。
THE SPA by HARNN
IC別府に続き、このホテルでもタイのラグジュアリースパブランド HARNN によるエステ施設が設置されました。
(営業時間: 9時〜22時)
レセプションではHARNNのバスアメニティ類の販売と、大浴場用の湯浴み着の貸し出しを行っています。
ここから先が施術室となります。
施術室はカップル向けが2室、シングル向けが2室の計4室です。カップル向けの施術室には温泉を引いた浴槽も用意されています。
こちらはシングル向け施術室。
シングル向け施術室は温泉浴は無く、シャワー設備のみです。
同じブランドを採用しながら、IC別府とは全く雰囲気の異なるスパ施設、HARNNファンの方は比べて見るのもアリですね。個人的にはこちらの方がHARNNのブランドイメージっぽさをより強く感じますが。
RIVERSIDE − Kitchen & Bar
南館1F、フロントオフィスの目の前にある館内唯一の料飲施設です。グリル料理中心のファイヤーサイドとバーラウンジエリアのアクアサイドとゾーニングされています。
中央にバーカウンターがあり、入って左側のアクアサイド。
こちらがファイヤーサイド。中央奥はライブグリルキッチンとなります。
その右手は通常は閉じられていますが、朝食時のみ、コールドミートとフルーツを中心としたビュッフェスペースとして解放されます。
メニューは品数は決して多くないのですが、バランスの取れた構成で、物足りなさを感じることはありません。
朝食メニュー (2020年3月27日現在)
ランチメニュー (2020年3月27日現在)
ディナーメニュー (2020年3月27日現在)
ティータイムメニュー (2020年3月27日現在)
バースナックメニュー (2020年3月27日現在)
キッズメニュー (2020年3月27日現在)
120gの足柄牛リブアイステーキ。ボルドレーズソースにフォアグラ、トリュフ入りマッシュポテトが添えられています。このメニューだけ3000円増しなのですが、その金額に値する美味しさであることは断言しても良いでしょう。
デザート。この日は苺のショートケーキを選びました。
バーカウンターでシグネチャーカクテルを。Indigo Plusと名付けられたこのカクテル、インディゴブルーのカクテルが、添えられた地元産レモンサイダーを注ぐとピンク色に変わります。
もうひとつのシグネチャーカクテル、AkaFuji。赤富士を湖に映したかの様な色使いです。ウイスキー(富士山麓)ベースのカクテルですが、それほど強くはなく、サッと飲める軽やかさも兼ね揃えています。これらシグネチャーカクテルは京都の人気ナンバーワンバーとも言われるロッキングチェアの監修によるものです。
リバーサイドビーフバーガー。肉厚のパティにチェダーチーズ、ベーコン、トリュフマヨネーズのかかったトマトとレタスで構成されています。ランチタイム、バースナック、インルームダイニングでオーダー可能です。
付け合わせはピクルスが丸々一本。ポテトも欲しかったかな…。
総料理長のパトリックさん。グリル料理は彼自らが調理します。
こちらのグリルは電気でもガスでも炭でもない、薪を使ったグリルです。薪で火を起こし、上下同時に火を入れるスタイルです。グリル代は上下に動かすことが可能です。
しっかりと焼き目を入れるパトリックさん。
足柄牛のフィレ180g。ソースはマッシュルームソースを選びました。
美味しい!おまかせで焼いていただいたのですが、火入れが抜群です。
肉が苦手な方(そうでない方も!) にはロブスターなんていかがでしょうか?ガーリックが効いていてコレまた美味しい!
サイドメニューのトリュフマカロニチーズも美味しい。
なにげにおすすめなのは、この自家製タリアテッレのボロネーゼ。トマトの味が濃厚だけれど、刺々しさは全くない。肉の旨味も言うことなしです。ハンバーガー同様、こちらもインルームダイニングでオーダー可能です。
自家製パン・ド・カンパーニュ。バターには海苔が入っていて、鼻から芳醇な香りが突き抜けます。ペストリーシェフが館内で毎日焼いています。
このホテルに泊まったら、ぜひホテル専用クラフトビールの『INDI五』をどうぞ。名前の由来は説明不要ですね。クラフトビールとしては飲みやすいのが特徴です。ビールのラインナップとしてはこのほかにキリン ハートランド、アサヒ スーパードライ、サントリー プレミアムモルツなどの生ビールと、瓶ビール数銘柄を用意されています。
朝食はメインのメニューを選択して、サラダやコールドカット等はビュッフェからというスタイルです。なんだか最近のクラブインターコンチネンタルラウンジみたいな構成ですね。メインのメニューはオムレツ、目玉焼き、茹で卵、ポーチドエッグ、スクランブルエッグなどの卵料理か、エッグベネディクト、ワッフル、パンケーキ、和定食からのチョイスです。こちらはペストリーが自慢だそうで、サクサクとした歯応えが中心のものが多いですね。
エッグベネディクトは載せてあるポーチドエッグの火加減が絶妙でした。ここのレストランは本当に火加減が素晴らしい。
一方で、感心しなかったのが和定食。手前の焼魚と煮茄子以外、つまり奥の重のアイテムは全部ビュッフェ台にあるものばかり。定食にする意味ありますか?その他にも、焼いたベーコンやソーセージなどのパワーミール系が全く無く、朝食だけは物足りなさを強く感じました。全体的にレストランは優れているだけに、ちょっと残念。
味についてはどれも申し分なかったことを明記したいと思います。
滞在を通じて
素晴らしいホテル。でもインディゴブランドにすべきでは無かった…?
本当に素晴らしいホテルです。でも、インディゴと言われると??が数多く付くホテルでもあります。もちろん、インディゴらしい遊び心は随所に散りばめられているのですが、ハジけ方が全然足りない。やっぱりブランドとミスマッチした高級路線がどうしてもブランドコンセプトをスポイルし、割高感を強くしてしまうのが、非常に残念。間違いなく世界で一番高額なホテル インディゴでしょう。元々ヤングアダルト層がちょっと背伸びして訪れるホテル位のブランドのはずなのですが、この価格帯 (キャンペーン価格を除けば概ね一泊6万円からが標準レート) はヤングアダルト層置いてけぼりな設定です。開業前には若い女性向けPRイベントまでしているんですけど、彼女達にこの料金を出せるとはとても思えない。リゾート地で80室しか客室が無いということもあって、ある意味仕方ないのですけどね。
素晴らしい客室、クオリティの高いレストラン、フレンドリーなサービス。本当にホテルとしては申し分ないので、インディゴである事を忘れれば、コストに見合った最高の体験が出来ると筆者は確信します。東京から (そして名古屋大阪からも) のアクセスが優れている点も大きなアドバンテージで、ある意味IC別府キラーになるこのホテルから目が離せません。(了)