日本でも朝から世間が注目しているこちらのニュースですが、海外での出来事ですので、海外ニュースの方が情報が細かく、アメリカメディアの記事をもとに解説していきます。英語原文の記事を読めば英語知識の学習にもなりますね。
現時点で公開されている情報を一言で整理すると「大谷選手の通訳である水原一平さんがカリフォルニア州で禁止されているスポーツギャンブル🎰をして多額の借金💸があり、借金の補填に関して疑いの目が向けられ球団を解雇された。現在、大谷選手は大規模な盗難被害者であるとされている。アメリカの当局による捜査が始まっている。」という状況のようです。
続いて、登場人物とキーワードを整理します🧹
☑️登場人物(機関)整理:
👦ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手
→今回の騒動で”被害者“とされています。
→水原さんの借金について知っていたかもしれない(?)
👦 通訳を務めてきた水原一平さん
→ドジャースから解雇されました
→カリフォルニア州で禁止されているスポーツベッティングで450万ドル借金
🏙️バーク・ブレットラーLLP(法律事務所)
→大谷選手に関する声明を複数回出しています
🏠南カリフォルニアのブックメーカー マシュー・ボイヤー
→ 連邦捜査の対象になりました。水原さんと取引。
☑️キーワード
✅スポーツベッティング(sports betting)
今回の騒動の原因であるスポーツギャンブル🎰で水原さんは国際サッカー、NBA、NFL、大学のフットボール🏈などに賭けていた模様。
「スポーツベッティングは約40州で合法ですが、カリフォルニア州では依然として違法です。政府の規制下で運営されるスポーツブックは、賭け手が賭けに先払いをする必要がありますが、違法なブックメーカーは信用で賭けを受け付けます。」
英単語学習📖:
bettor- 賭け手 (今回の騒動においては水原さんがbettorに当たります)
credit-クレジット、信用(現金を持ち合わせていない場合でも信用取引で多額の賭けをすることができます。借金が膨れ上がる原因になりえます)
ギャンブルで借金を作るまで
水原さんはどのようにして450万ドルもの借金を抱えてしまったのでしょう?
2021年:
水原さんがサンディエゴのポーカー試合でボイヤーと出会う。
↓
信用取引で賭けるようになる
2022年:
この時点で100万ドルを超える借金を抱えていた。
そこからさらに膨れ上がる。
2023年:
9月と10月に送金された2回の50万ドルの支払いに大谷選手の名前が記載されている銀行情報を確認
今:
世間に事態が発覚
水原さんによる主張の取り消し
はじめは、大谷選手の広報担当者が手配した火曜日のインタビューでは、「39歳の水原は、昨年、29歳の大谷に自分のギャンブルの借金を返済するように頼んだ」「明らかに、彼(大谷)はそれに満足していませんでしたし、もう一度やらないように手助けすると言いました」と語られていました。
英単語学習📚
ballooned to at least $4.5 million : 最低でも450万ドルに膨れ上がった
pay it off: 借金の返済💵
しかし、水曜日の午後、水原さんは大谷選手が自分のギャンブルの借金やその返済の取り組みについて知らなかったと述べ、大谷がブックメーカーの関係者に資金を送金したこともなかったと語りました。
過去の類似事件
今回の騒動後、水原さんはどうなってしまうのでしょうか?
メディアの記事によると、現在この騒動は米国司法長官事務所によって調査されています。 過去の類似事件をご紹介します。
元マイナーリーグの野球選手であるウェイン・ニックスが関与した違法賭博事件
ニックスはカリフォルニア州でブックメーカーになり、違法なスポーツ賭博ビジネスを運営し、偽の納税申告書を提出。 判決は9月に予定されています。 彼のブックメーキングビジネスに関連する4人の他の男性も有罪を認めました。元ラスベガスのカジノResorts WorldとMGM Grandの元社長であるスコット・シベラも、ニックスの捜査に続いて2022年1月に有罪を認めました。彼の認罪合意書によると、シベラはニックスが違法なブックメーキングビジネスを運営していることを知っていたが、それでもニックスが不正な賭けビジネスから得た収益でMGM Grandとその関連施設で賭けをすることを許可しました。シベラの有罪認定に伴い、MGMグランドとコスモポリタンカジノは罰金745万ドルを支払うことに同意しました。
本記事で参考にした海外ニュース記事リンク🔗: