【超重武者FTK型】先行1ターン目で勝利を決める!【遊戯王マスターデュエル】
お久しぶりです。前回、前々回と投稿した記事の閲覧回数が100回超えました!嬉しい限りです。新パックが来てもうすぐ二週間が経過ですね。
今回のパックの目玉はやはり超重武者でしょうか。豊富な一枚初動から、多彩な盤面へと展開することのできる、展開系デッキになります。
超重武者の特徴として、自分の墓地に魔法・罠がない状態に発動できる効果が複数あります。そのため、メインデッキ全てがモンスターの構築が主にんると思われます。すなわち、墓穴の指名者や抹殺の指名者を採用できないため、うららなどの手札誘発に弱い側面を持ちます。
そのかわりに、1枚初動が12~15枚と豊富な一枚初動を持ち、自由枠が多く手札誘発を15枚ほど搭載できるのが魅力です。
今回はFTK型、先行1ターン目で相手ライフを削りきる型を紹介します。
FTK型の強み
近年では、拮抗勝負や冥王結界波、怪獣などの後手捲りのカードがあります。超重武者は、魔法・罠を用いない場合が多く、妨害がモンスター効果に集中しているため、特に冥王結界波で終わります。すなわちFTK型は”相手の捲り札を腐らせることができる”というのが大きな強みになっています。
豊富な手札誘発で、先手を取られた際でも耐えることができるなど、FTKデッキとして許されない性能を持っているのではないかと思います…。また、妨害された場合でも、盤面と手札で妨害を構えることができ、FTKできなくても戦えるといったデッキになります。
墓穴の指名者や抹殺の指名者が使えない点は、展開系にしては大きなデメリットですが、それを上回るメリットがあると考えます。
他の制圧型と比較して、素引きしたくないカードが複数枚あることや妨害された場合の止まりどころが難しい点も挙げられます。
構築例
メインデッキ
必須枠
超重武者装留イワトオシ 3枚
超重神童ワカ-U4 3枚
超重武者バイ-Q 2枚(理想は3枚)
超重武者ダイ-8 3枚
超重僧兵ビッグベン-K 2枚
超重武者装留チュウサイ 1枚
超重武者装留ガイア・ブースター 1枚
超重武者装留ダブル・ホーン 1枚
超重武者装留シャイン・クロー 1枚
超重武者テンB-N 1枚
超重輝将サン-5 1枚
古代の機械箱 1枚
幻獣機ライテン 1枚
ギャラクシー・クィーンズ・ライト 1枚
自由枠(18枚)
セリオンズ“キング”レギュラス 1枚
増殖するG 3枚
灰流うらら 3枚
PSYフレームギア・γ 2枚
PSYフレーム・ドライバー 1枚
幽鬼うさぎ 1枚
ドロール&ロックバード 2枚
エフェクト・ヴェーラー 1枚
D.D.クロウ 2枚
原始生命態ニビル 2枚
エクストラデッキ
必須枠
ダーク・ダイブ・ボンバー 1枚
PSYフレームロード・Ω 1枚
アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン 1枚
フルール・ド・バロネス 1枚
銀河光子竜 1枚
旋壊のヴェスペネイト 1枚
超重武者カカ ー C 1枚
クリフォート・ゲニウス 1枚
古代の機械弩士 1枚
幻獣機アウローラドン 1枚
自由枠
超重忍者サルト-B 1枚
超重天神マスラ-O 1枚
No.41 泥睡魔獣バグースカ 1枚
警衛バリケイドベルグ 1枚
スプライト・エルフ 1枚
先行展開例
基本展開
略語一覧
ss:特殊召喚
ef:効果発動
sc:サーチ
()内:素材や対象
まずは下図の中継を目指して、初動札から動いていきます。墓地にバイーQがある状態です。また手札にはチュウサイがある状態です。なお、この時点で召喚・特殊召喚は4回です。
アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンss
(1)アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンef、バイーQss
(2)イワトオシef、超重武者①sc
フルール・ド・バロネスss
チュウサイef(カカーC)、チュウサイef、テンB-Nss
テンB-Nef、イワトオシss
古代の機械弩士ss
(1)古代の機械弩士ef、古代の機械箱sc
(2)イワトオシef、超重武者②sc
古代の機械箱ef、超重輝将サン-5sc
超重輝将サン-5スケール、P召喚(ワカーU4、古代の機械箱、超重武者①)
超重武者①はレベル4の超重武者をサーチしてください。ダイー8を初動に使っていない場合はここで持ってくると、手札が一枚増えます。
銀河光子竜ss(古代の機械箱、超重武者①)
銀河光子竜ef、ギャラクシー・クィーンズ・ライトsc
旋壊のヴェスペネイトss(銀河光子竜)
幻獣機アウローラドンss(旋壊のヴェスペネイト、古代の機械弩士)
幻獣機アウローラドンef、トークンx3 ss
幻獣機アウローラドンef(幻獣機アウローラドン、トークンx1)、幻獣機ライテンss
ダーク・ダイブ・ボンバーss(ワカーU4、トークンx1)
幻獣機ライテンef、トークンss
幻獣機ライテンef、トークンss
(場にトークンが3枚ある状態で)ギャラクシー・クィーンズ・ライトef(幻獣機ライテン)
ダーク・ダイブ・ボンバーef(幻獣機ライテン)
8600バーン!
超重武者テンB-N 素引き
カカーCの手札コストとして墓地へ、その後にカカーCの効果で蘇生。テンB-Nの効果で、墓地のイワトオシを蘇生することでほぼ同様の展開ができます。ただし、ニビルを踏んでしまうので祈りましょう…。
超重輝将サン-5 素引き
古代の機械箱のサーチ先を超重武者装留シャイン・クローにすることでコストを確保できます。
古代の機械箱 素引き
古代の機械弩士ではなく、クリフォート・ゲニウスをリンク召喚してください。また、イワトオシのサーチ(超重武者②)のタイミングで超重輝将サン-5をサーチする必要があります。こうすることで、手札コストを1枚確保することができます。
ギャラクシー・クィーンズ・ライト 素引き
P召喚のタイミングでワカーU4と超重武者①だけをssします。これはアウローラドンss時に盤面が3枠空いている必要があるためです。注意しましょう。
幻獣機ライテン 素引き
一番厄介です。共通の中継地点までは同様です。サーチするカードが異なったりするので、後の展開を記します。
アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンss
(1)アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンef、バイーQss
(2)イワトオシef、*超重武者sc
フルール・ド・バロネスss
チュウサイef(カカーC)、チュウサイef、テンB-Nss
テンB-Nef、イワトオシss
*超重武者:自己特殊召喚能力を持つ超重武者モンスターのこと。ただし、超重武者装留ガイア・ブースターを除く(後の展開で使用する)
*超重武者efss
古代の機械弩士ss(*超重武者、イワトオシ)
(1)古代の機械弩士ef、古代の機械箱sc
(2)イワトオシef、超重武者装留ガイア・ブースターsc
古代の機械箱ef、超重輝将サン-5sc
超重武者装留ガイア・ブースターefss
銀河光子竜ss(テンB-N、超重武者装留ガイア・ブースター)
銀河光子竜ef、ギャラクシー・クィーンズ・ライトsc
旋壊のヴェスペネイトss(銀河光子竜)
幻獣機アウローラドンss(旋壊のヴェスペネイト、古代の機械弩士)
幻獣機アウローラドンef、トークンx3 ss
フルール・ド・バロネスef(幻獣機アウローラドン 破壊)
超重輝将サン-5スケール、P召喚(ワカーU4、幻獣機ライテン)
ダーク・ダイブ・ボンバーss(ワカーU4、トークンx1)
幻獣機ライテンef、トークンss
(場にトークンが3枚ある状態で)ギャラクシー・クィーンズ・ライトef(幻獣機ライテン)
ダーク・ダイブ・ボンバーef(幻獣機ライテン)
手札残り2枚
PSYフレームギア・γを使用した場合
相手の増Gなどをγで無効にした場合は、Ωに変換して場を開けましょう。ニビルケアとして、+2召喚・特殊召喚以内に墓地へバイーQを送れる場合は、アクセルシンクロ・スタダを特殊召喚してバロネスを立ててしまいましょう。その後、ワカーU4でΩを作って場を開けましょう。
自由枠で採用しているカードについて
警衛バリケイドベルグはモンスター2体を機械族リンク2に変換できます。相手ターンにニビルを使用した場合の変換先になります。また、トークンを変換できるのもとっても優秀です。また、展開中に妨害効果を使用したバロネスを変換し、セリオンズ“キング”レギュラスで妨害を立てることもできます。
超重武者装留シャイン・クローは他の方ではあまり採用されていませんが、古代の機械箱のサーチ先として採用しています。また、超重武者カードであり、自己特殊召喚能力を持つため、使い道は幅広いと言えるでしょう。
スプライト・エルフは、FTKから制圧盤面を作成する場合に使用することが多いです。特に、墓地からバイーQを吊り上げることができるので重宝します。あとは、無難に対象耐性付与が強いですね。
超重武者サルト-Bは、速攻で展開を妨害されてしまった場合に立てることが多いです。この場合、バグースカとの選択になりますが、ワカーU4をシンクロ素材にすることで、スケールにセットでき、帰ってきたターンに再展開しやすい点が挙げられます。エクシーズの素材は墓地送りのため、Pモンスター的には微妙かなぁと感じてます。また、近年ではフィールド魔法から展開してきたり、罠デッキが一定数環境にいるため、魔法・罠をフリチェで割れる効果は強いのではないでしょうか。返しのターンにも、魔法・罠を踏みに行ってもらったりと、絶賛活躍中です。
超重天神マスラ-Oは、後攻時のワンキルに大きく貢献してくれています。ダブル・ホーンを装備することで4000の2回攻撃で8000削り取れます。また、破壊を肩代わりする効果も優秀で、Pゾーンの超重武者カードで肩代わりできます。また、相手の魔法・罠発動時に3枚になるようにドローする効果もあり、手札誘発を引き込むことができます。(先行で出すときはあまりありませんが)
No.41 泥睡魔獣バグースカは妨害を受けた場合の止まりどころとして採用しています。正直に言うと、あまり出番がないですね…。攻撃表示の時に対象耐性、効果破壊耐性を持つため、アーゼウスを採用していると後手捲りの手段が増えます。
採用しなかったカードについて
FTK型で多いのは禁止令ですね。これは先行展開を通しやすくするためのものです。後手でもある程度戦える構築という点で、後手の役割が少ないため不採用です。
エキセントリック・デーモンはモンスターで相手の伏せを割ることができる、魔法・罠が使用しにくい超重武者にとって重宝すべきカードです。また、P召喚後にリリースすることで、相手のモンスターを一体破壊できるなど、一枚で二度活躍できるカードです。今回は、採用していませんが、ほかの型の超重武者を使用した場合に使える場面が多かったので、今後の環境によっては採用を視野に入れています。
超重武者の初動札として数えられる、マシンナーズ・メタルクランチですが、初動としては優秀ですがスケール的にP召喚ができず被りが弱い点、ニビルや誘発ケアが大きく遅れる点を重く受け不採用としました。初動が15枚になった場合、手札5枚の初動率は92%です。これは明確な利点ですが、その分誘発が引きにくくなります。どれだけ先行特化にするかで採用の価値が変化しそうです。(私がバイーQを2枚しか持っていないからではないよ!本当だよ!)
ランクマでの勝率等について
50試合ほどランクを行いましたので、その時の感触をお伝えできればと思います。
勝率 61.5%
先行勝率 75.0%
後攻勝率 45.8%
誘発の枚数(平均)2.25枚
最初の手札5枚で初動を最低1枚引けた割合 71.1%
自分の構築はバイーQが2枚のため、初動が11枚とやや少なく安定しない場面がありました。計算値だと82%あるのですが、少し下振れてしまったようです。尚、初動12枚の場合は85%らしいです。
あとは、後攻での勝率が5割近くあったのには驚きました。このことからも、意外と後攻でも立ち回れるということがわかるのではないでしょうか。あとは、私のプレイングが未熟なのもありますので、勝率7割は目指せるのではないでしょうか。
<相性については後日に考察したいと思います>
対烙印 37.5%
先行勝利 2/4
後攻勝利 1/4
対超重武者 75.0%
先行勝利 1/1
後攻勝利 2/3
対ラビュリンス 75.0%
先行勝利 1/1
後攻勝利 2/3
対相剣 25.0%
先行勝利 1/2
後攻勝利 0/2
対クシャトリラ 66.7%
先行勝利 2/2
後攻勝利 0/1
対斬機 50.0%
先行勝利 1/1
後攻勝利 0/1
対VS 66.7%
先行勝利 1/1
後攻勝利 1/2
おわりに
今回はおおまかな展開の紹介と、実際にランクマで回したデータについてお伝えさせていただきました。展開はワンパターンですが、妨害がわんさかと飛んでくるので、着地点を明確に見極めなければなりません。FTK型とはいえ、それなりにPSが要求されると思います。個人的に妨害を食らう=1ハンデスととらえ、相手の手札の枚数を強く意識することが、良い判断につながったのではないかと考えています。誘発についての相性などは追記していこうと思います。
正直、FTKは運営的には好ましくないと考えられますので、次回の規制でなんらかのカードが規制されると思われます。それまでに、遊びつくしましょう!(FTKのシークレット称号があった気がするので、これを機に回収しちゃいましょう)
次回は環境の考察などをやっていければと思います。
それではまた~!!
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