安宅和人先生の薦めでアトラエデータサイエンスチームでインターンを開始した話
アトラエに日々蓄積されるデータから価値を掘り出して届ける仕事をしてくれているデータサイエンスチーム。
そんなデータサイエンスチームに、学生インターンの吉次(よしつぐ)くんがジョインしてくれました。
(アトラエでは、選考目的のインターンは行っていませんが、技術を発揮し実際に社会に価値提供をする目的のインターンは実施しております)
その吉次くんに、同じくデータサイエンスチームで学生インターンを経験のある新卒1年目の土屋と、新卒採用担当の加賀れいがインタビューさせてもらいました。
ちなみに、土屋がアトラエに入社するまでの過程や背景を綴ったnoteは以下です。
吉次くん:吉次大槻。2016年4月に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に入学。2018年9月に安宅和人先生の安宅研究室に一期生として入室。2020年6月にアトラエのデータサイエンスチームに学生インターンとしてジョイン。
土屋:土屋潤一郎。2014年東京大学に入学。同大学大学院の修士課程に現在も所属。2018年5月にアトラエのデータサイエンスチームに学生インターンとしてジョイン。2020年4月にアトラエに新卒入社。
特にやりたいことがなかった
加賀:そもそもどうして慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に入ろうと思ったの?
吉次くん(以下吉次):え、今日ってそんなところから聞かれるんですか?(笑)
土屋:うん、ぜひ聞いてみたいなと思って(笑)
吉次:正直にいうと、僕は英語が苦手だったので、英語を使わずに入れる大学が良かったんですよね。SFCの入学試験は数学と小論文だったので。
それから、やりたいことが決まっていなかったことも大きいです。SFCは必修科目がなく、自分の興味や関心にあわせて学ぶことを選べるので、僕にとってはちょうど良かったです。
なので、入学してからはふらふらしていました(笑)。最初は法律に興味があったので学び、その後は生物、そして心理学、、と興味がどんどん変わっていきました。
加賀:そうだったんだ(笑)それで、どうして安宅研究室(以下、安宅研)に入ろうと思ったの?
吉次:3年次前期に安宅和人先生の講義を履修していたんです。その講義は、友達から「面白いから受けてみた方がいいよ」と言われ履修したんですが、そのときに「なんか面白いおじさんがいる研究室があるんなら入ってみたいな」って思ったんですよ。
安宅和人先生にアトラエを紹介してもらった
土屋:面白いおじさん(笑)安宅研に入った後、どういうキッカケでアトラエのインターンをすることにしたの?
吉次:進路をそろそろ決めなければいけなくなったタイミングで、安宅先生に相談したんです。安宅先生に、「君は何をしたいんだ?」と聞かれたのですが、僕は答えられなかった。
そして「実務をしたことがある?」と聞かれたので、ないと答えたら「実務をすべきだ」をアドバイスをもらいました。その時に安宅先生に紹介してもらったのが、アトラエでした。
加賀:どうして安宅先生はアトラエを紹介してくれたんだろう?
吉次:僕も詳しくは分からないですが、アトラエのデータサイエンティストの杉山さんがデータサイエンティスト協会に所属していて、安宅先生と繋がりがあり、学生インターンを探しているということを知っていたようです。
僕が初めて杉山さんと話をしたときにワクワクしたし、実際に働いてみても全く違和感がないので、僕の性格を知ってくれている安宅先生が、アトラエを紹介してくれたのは、ありがたいなと思います。
補足1:杉山
アトラエのデータサイエンスチームの創始者。詳細は以下のnoteより。
杉山さんは会社や仕事と自分を切り離していなかった
土屋:杉山さんと話してみて、ぶっちゃけどうだった?(笑)
吉次:純粋に話していて楽しかったです(笑)
企業さんの事業や仕事に関するお話は、定型文に沿って一方的に説明を受けるイメージを勝手に持っていました。論理的で綺麗だけれども、ホームページに殆ど書いてあるな、って。また、「会社に関する事業や仕事の話」と「働いている社員さん」は切り離されて語られることが当たり前だとも思っていました。
だけど、杉山さんは違った。杉山さんの場合は、自分達は本当に面白いことやってんだよっていう熱量がヒシヒシと伝わってきたんです。「会社や仕事」と「杉山さん自身」を切り離すことなく終始、杉山さんの言葉で語ってくれました。
どっちが良い、悪い、ではないと思っていますが、少なくとも僕にとっては杉山さんのお話がワクワクしたし、信用できるなと感じました。
最初の仕事は、企業さんの分析レポート作成
加賀:2020年6月にジョイン後、どんな仕事をしてるの?
吉次:僕はアトラエの中の、wevox(ウィボックス)というサービスのデータサイエンスチームに所属しています。そこで、wevoxを実際に利用してくださっている企業の担当者さんにとって価値になるような分析レポートを作成しています。
補足2:wevox(ウィボックス)
組織やチームのコンディションをチェックするためのSaaSツール。「自身の仕事量についてどう感じていますか?」「あなたは会社のミッション・ビジョンに共感していますか?」など2~3分で完了する質問を従業員が回答することでデータを蓄積。
人間ドックや健康診断で人間が健康状態を把握するように、組織についても健康状態を把握しながら、何が問題か?何をすべきか?考え、働きがいのある組織をつくり生産性をあげることの支援をしています。wevoxの名前の由来は、「私たち」の「we」と、ラテン語で「声」の「vox」の造語。
特に大手企業さんの場合は、蓄積されるデータ量が膨大になるので、そのデータから何かしらの意味を見出し、組織改善に役立てることの難易度は相当高いのだと、カスタマーサクセスチームのメンバーから聞きました。
補足3:カスタマーサクセスチーム
wevox を導入してくださった組織が、自らの組織課題を解決し、働きがいのある組織にするために伴走するチーム。「We are the team. とチーム全員が言える組織を増やす」ために活動中。
その難易度の高い部分の支援をするために出来たのが、分析レポートです。僕がジョインするまでは、カスタマーサクセスのメンバーが約半日かけて作成していたとも聞きました。
まずは、カスタマーサクセスのメンバーの仕事であった分析レポートを僕が代わりに作ること。最終的には、僕自身の労力をかけずとも、企業さんそれぞれにとってベストな分析レポートが作成できるような仕組みを作ることが僕のミッションです。
土屋:自動化する仕組みをつくって、その名前を「Yoshitsugu」にして20年後くらいまで語り継がれる予定です(笑)
加賀:素晴らしいね(笑)その自動化の仕組みは物凄く価値がある。実際にやってみてどうだった?
吉次:注意点等の基本的な説明を受けただけで細かいことの指定はなく、「あとは自由にやってくれていいよ」と言われたのは驚きましたね(笑)
土屋:なるほど。それはウチらしい(笑)苦労したことってあった?
吉次:普段の研究ではデータの収集方法から自分で設計しますが、アトラエでの実務では、自分以外の誰かが収集したデータを扱います。そのデータを理解し使いこなすことがまず難しい。
また、そのデータを扱って分析レポートを作るのですが、企業さんにちゃんと伝えることができないといけません。伝わるレポート作りというのが、更に難しい。これらは、今も引き続き挑戦しています。
アトラエの細かく決まっていないカルチャーがハマった
加賀:アトラエにジョインしてまだ2ヶ月間も経ってないけど、アトラエでのインターン経験を通して学生さんへのメッセージは何かある?難しいかもしれないけど(笑)
吉次:うーん、難しいな(笑)そうだな〜。
アトラエには、自由があります。あまりうまく言語化できないのですが、安宅先生に紹介してもらって、たまたまアトラエを知り、僕にはバッチリとハマりました。
自分にとって合う合わないは人それぞれだと違うと思うのですが、少なくとも僕はSFCにいて、自由な環境に慣れていました。SFCではやりたいことを自分で探さなければいけないので。
話が逸れるかもしれないのですが、僕は好きな異性のタイプを聞かれると、好きになった人がタイプだと言います。旅行でも、観光パッケージに参加するのではなく、細かい計画は立てず自由に動き回っているときの偶然性に触れる機会が多いなと思います。
人は論理的な帰結として行動を選択するのではなく、なんとなくやってみて、あとから振り返った時にその選択が正しかったかどうかの判断や理由づけをするんだと思っています。
そういう僕にはアトラエの、細かく決まっていないカルチャーがハマったのでそういう人には良いのかなと思います。そして、とりあえず偶然とか直感に従って何でもやってみることをおすすめします。
これから、関わる期間が長くなると違った気付きがあるかもしれないですが、いまのところはそんな感じです(笑)
加賀:ありがとう😊
土屋:引き続き、同じチームのメンバーとしてよろしくお願いします(笑)
以下、ご案内です。
アトラエのデータサイエンスチームメンバーの書くnote
アトラエの採用ページ(新卒・中途)
代表の会社紹介プレゼンテーション
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