【学振Tips】研究計画(1) 研究の位置付け

わたしは、2023年度のDC1に採用されました。
その時に気をつけたこと、気をつければよかったことを書いてみます。

ここでは、研究計画(1) 研究の位置付けを取り上げます。



① メッセージを決める

一般的に、一つのドキュメント、一つの発表につき、メッセージは一つです。
自分がこのドキュメントで伝えたい最大のメッセージを決めます。
ドキュメントで書くことは全て、そのメッセージを伝えるための手段でしかありません。


Q. 一番伝えたいメッセージはなにか?

A. わたしは学振DCに採用されるべき人間である。

全ての文章は、このメッセージを伝えるための手段にすぎません。
学振DCに採用されるべき人間であるということを伝えるために、何をアピールするのか、これを全ての項目で考えていきます。


② 具体的な内容を決める

①で決めたメッセージを伝えるために、何をアピールするのか(アピールポイント)や、気をつけること(Tips)を説明します。


アピールポイント

  • 理想と現実のギャップを把握していますよ(参考)。

  • 社会問題と、アカデミアでの問題、どちらも把握していますよ。


論理の流れ

  1. 【理想】理想の状態、目指すべき状態はAです。

  2. 【今までの研究状況(現実)】今までAを目指してBということがわかってきました。

  3. 【理想と現実のギャップ】でも、まだCということがわかっていないんです。

  4. 【本研究でのギャップの埋め方】本研究は、Aという理想にできるだけ近づくために、Cの問題を解決します!

この枠では、1-3までは必須で書く。
4は書いても書かなくてもどちらでも良い。

具体例

理想 →今までの研究状況(現実) → 理想と現実のギャップ(→ 本研究でのギャップの埋め方)
という流れになっている。

研究背景の具体例


Tips

  • 必ず、記入してくださいと言われた内容は漏らさず記入する。

    • 背景と着想に至った経緯を記入する必要があるので、その2点を見出しにする。

    • 着想に至った経緯は、量が少ない傾向にある。が、必ず少しでも良いから記入しましょう。


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