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時を隔てて、日本の空に現れる3つの月


真珠星と三体の月


なんと美しいのだろうか。
これほどまでに恒星が、太陽地球と美しい整列を見せることは奇跡です。

時を隔てて現れる3つの月が架かる様子を、一つに重ね合わせて同時にイメージしたとき、その美しさに震えました。

私はレイエッセンス(※後述)の受取り手ですが、この三体の月の出現により新しいレイエッセンスが誕生しますので最後に少し触れてみます。



スピカが貫く三体の月


今年の月軌道は、明るい恒星との食を頻発しています。
アンタレス、プレアデス星団、そしてスピカを通る軌道です。

スピカはおとめ座の主星で「真珠星」という和名をもちます。
今年から来年にかけて、11年ぶりに月の軌道はスピカにかかります。

そして日本の空では、この夏から冬にかけて、月がスピカと重なり覆い隠す「星食」が2回おこります。

1回目  8月10日 宵 西の空
2回目 12月25日 未明 の空

この双方の月は、ちょうど鏡写しのように東西の空で見事な対称の姿を見せます。

そして、そのちょうど中間にあたる10月17日夜には。
空には満月が立ち、それは太陽と合であるスピカと真正面に正対します。

スピカが貫く、時を隔てた三体の月


時を隔てたこの三体の月を同時に描くと、日本の空には上図のような光景があらわれます。

スピカが貫く3つの美しい月です。

この整列はまさに奇跡的であり、しかしこれを奇跡だと知る人はとても少ないものです。


8月10日/七夕の宵


日没後、暗くなっていく西の空に、七日月が傾いていき、スピカと重なり合いました。
月が星を隠す星食です。

これについては前記事をご参照下さい。

8月10日宵、スピカ食 シミュレーション図

図は日本の空で、8月10日、旧七夕の宵の光景。
まさにこれから月に隠されようとしている瞬間の場面。
スピカが月の上方に光っています。
この星食は月の北側ぎりぎりのところで起き、その星食限界線は日本を横切ります。

三体の月の先鋒となったこのスピカ食ですが、このときには何か大事なものがあると感じていましたがわかりませんでした。

時を止めてそれを対象として見てしまうと途切れてしまうものがあります。
動きとして捉えていくと自分がそれに応ずるように動いていく、この記事の内容はそんな中で見えてきたものです。


12月25日/クリスマスの未明


まだ日の出まで時間のある未明に、東の空に昇ってくる二十四日月が、再びスピカを隠します。

図は日本の空で、クリスマス未明の光景。
月に隠されていたスピカが現れる瞬間の場面です。

双方ともに、月の北縁にスピカが光ります。
こちらも月の北側ぎりぎりで起こる星食で、日本を横切る限界線上では、双方とも同じ様な接食(グレージング)となります。

12月25日未明、スピカ食 シミュレーション図


この2回の食の様相はたいへん似ていますが、月の形はちょうど裏返っています。
食の時間も、真夜中を挟んで「宵」と「未明」に。
架かる位置も、「西の空」と「東の空」。
それは鏡写しのような対の光景です。

七夕とクリスマス聖夜、「東洋」と「西洋」の対比もあります。

そしてこの左右対称の月は、どちらも同じ真珠星を隠すのです。


10月17日/中央の満月


真珠星を携え、対峙する双方の月。

ではその真ん中には何があるでしょうか。

たどってみると、
それぞれの星食から等しい間隔「68日と3時間半」の中央、
それは10月17日~18日に日付が変わる真夜中になります。

そのときそこには。
煌々と南中する満月がそこに立つのです。

この満月は太陽のみならず、スピカの真正面に正対し、
双方の月2つの整列の真ん中には、
 スピカー太陽ー地球ー月 を貫く、
全くもって見事としか言いようのない整列が現れます。

スピカに揃う奇跡的な3列

これほどまでに太陽地球と美しい整列を見せることはまさに奇跡です。

そしてそれは地球上の他でもない、日本が舞台であること。

この背後にある広大さを感じていただけるでしょうか。


この10月17日の満月をむかえるとき、新しいレイエッセンスが誕生します。
これについては記事の終わりに書いてまいります。
(レイエッセンスについてはこちらのサイトです)


善光寺・阿弥陀三尊像


三つ並ぶ姿と言えば、釈迦三尊、薬師三尊、などの仏像があります。

ブッダが生きていた時代に作られ、インド・中国・朝鮮を経て日本に渡ったといわれ、日本にある最古の仏像とも言われるのが「善光寺一光三尊阿弥陀如来像」。

絶対秘仏のため誰も見ることはできませんが、鎌倉時代そのレプリカが作られ、それは七年に一度の御開帳で拝することができます。

善光寺前立本尊/一光三尊阿弥陀如来像

善光寺ご本尊のお姿は、写真のように、真ん中に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩の三尊が一つの光背を背にして立っています。
脇侍の菩薩像は、独特の宝冠をかぶっています。

掌で何かを包み込む梵篋印

さらに、両脇侍の観音菩薩・勢至菩薩は、梵篋印(ぼんきょういん)と呼ばれる、見慣れない特殊な印を結んでいます。

胸の前に左右の手のひらを上下に重ね合わせ、何かを包み込むというたいへん珍しい形をとっています。

中にあるものは隠れて見えません。

そして善光寺縁起によると、掌の中に丁寧に包み込んでいるものは「真珠の箱」であると言われています。

真珠星を隠した2体の月と、真ん中に立ち現れる満月

そのとき。三体の月のイメージはそのままこの善光寺の三尊像に自ずと重ね合わせられました。

先鋒となって現れた 8月10日の月は、観音菩薩
最後に現れる 12月25日の月は、勢至菩薩

脇侍仏はともに真珠星を包む月として出現し、

その真ん中に立つのはまさに阿弥陀如来であり、10月17日の満月です。



◇ここから先はレイエッセンスについての記述になります◇
 もしご興味のある方はお読みいただけましたら幸いです。

阿弥陀如来の御来迎


レイエッセンスは「光のエッセンス」とお話ししたりしていますが、何か光のようなものが差し込んでできるものではありません。
水に何かのエネルギーを転写したものでもありません。
それは「できると知る」という、気づくことだけのものです。
どこからどう生まれるのかはわかりません。
なにか決まった出来方があるわけではないのです。

その中で、これまで 突然の阿弥陀如来の出現とともに生まれる ということが3度ありました。

それが阿弥陀如来であることは、私がそれに応じているから感じているとわかり、そうであると知るものです。

阿弥陀如来が姿を現すことを「来迎(らいごう)」と言いますが、それはいつも突然の出来事です。

最初は、レイエッセンス【天地合掌】でした。

 立山の山頂が輝き始め、煌々と出現した朝日(ご来光)。

二度目は、レイエッセンス【そうなんだ】でした。

 見る見る私の影を虹の光が取り巻き、現れたブロッケン現象(ご来迎)。

三度目の、レイエッセンス【夢憩】では、

 図らずも善光寺本尊に招かれ、向かう西方の雲から突如出現した橙の満月。

レイエッセンスの中で、阿弥陀如来の出現で生まれたもの

善光寺には、これまで阿弥陀如来が来迎した数々の話、その様子が描かれ奉納されています。

中でも、三度の来迎があった、という話がとても多いのですが、
例えば、「三度霊夢に逢い奉ること」という体験談には、

"最初の来迎は輝く太陽の姿で、二度目の来迎は太陽が自分の胸の内に入り込む有様、三度目には如来様が光り輝いて蓮の花の中にお立ちになられている姿”

とあり、不意に突然目の前に現れた【天地合掌】【そうなんだ】そして【夢憩】の体験と同じ様相が書かれています。

今回は、脇侍の観音菩薩・勢至菩薩とともに「三尊」の月の姿での来迎です。

8月10日の観音菩薩の月が先鋒となり、今回は突然ではありません。
はじめてその出現を前もって知らせられたように思います。


お知らせ/この誕生に立ち会う


新しいエッセンスが現れるのは、10月17日です。

この新しいレイエッセンスの誕生を、皆さんとぜひシェアしたいと思っています。

今回は突然の誕生でなく、あらかじめ知らされ、その機会を与えられた誕生です。

エッセンスを「使う」だけに留まらない、ダイレクトにエッセンスとして現れる「場」を、そのまま皆さんと共に体験する機会になります。

みなさんの中にある源のエッセンスを大いに響かせるために。
その広大無辺さが届いた方はどうぞぜひ。
この誕生にご一緒下さい。


この新エッセンス誕生に際してご参加いただくために、3つの企画があります。

○その場で皆さんと誕生に立ち会い体験する


○離れた場所から誕生に立ち会い体験する


○後日できたばかりのエッセンスを体験する


レイエッセンスについてはどうぞこちらのサイトをご覧下さい。


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