アルトデウス レビュー
アチーブメント100％まで完了したので改めて
本作は文字を読む小説に近いアドベンチャーであり
筆者は日頃アドベンチャーゲームはほぼしないゲームユーザーであるため、多少偏りある意見であることと
東京クロノスはプレイ済であることを事前に
アルトデウスは物凄く製作者さん達が頑張ってるので
物凄い期待して深夜起きて即購入した勢ですが
まだ、未完な不満部分ももろもろありつつ
それでも全体としては楽しくプレイできました。
アドベンチャーパートについて
東京クロノスで完成してたVRで文字を表示しつつ
シーンを豊かに表現するというのはそのままに
前作東京クロノスより選択肢を選ぶ所が増えており
一本道を読まされている感は前回よりは少ない
一部、キャラが大きすぎて気持ち悪いみたいな声に対応したのか
プレイヤーの位置と登場人物の立ち位置がやや遠めになっており、キャラが大きすぎるという違和感は前作より感じないかと思われる。
プレイヤーが移動しないため、VR酔いも起きない
しかし、それもありゲーム内を動けないため
そこにいるという実在感は少し落ちると思われる
オブジェクトを選択するシーンは多々出てくるが
どれも選択するとロードされてアイテム名と説明文が出る。未来のUIを表現していたとしてもテンポが悪く気になった
アドベンチャーゲームにおいて選択肢が出るときは
これはゲームなんだと思わされる瞬間でもあるがそれをAIによる行動の提案リブラであるという設定は違和感なく受け入れられて良かった(ただ、変動してる数値にゲーム的な意味はほぼないのは残念)
エンディングを迎える度に自然と次のシナリオ分岐に誘導されるような仕組みがあり
悩む人もいるかもしれないが多くの人は繰り返しプレイすれば新たなエンディングにたどり着くだろうと思う
やり直しも主要なシーンからやり直せるため
ストレスは少ないと思われる
ただ、エンディングとライブシーンをスキップ出来ないのはギルティーだと思う。
ほんと、辛いまじ辛い
(でも応援してくれた支援者さんたちのスタッフロールはスキップしたら可哀想という気持ちもある)
後、東京クロノスだとOculusQuest2で正面から聞く声より左右から聞こえる声の方が大きく聞こえるという気持ち悪い状態になってたけど、アルトデウスでは直ってた
ストーリーは東京クロノスもそうだったけど
超絶鬱展開な話から始まるけど、是非最後までプレイして欲しい
おっさんは泣いた
マシンアクションパート
迫力ある没入感あるマシンバトル！！
ではないと思う。USJとかにあるアニメの座って乗るアトラクションをVRで見ているような感覚
浮いてるタッチパネルを操作して起動する巨大ロボット
人がシンクロして乗り込むエヴァンゲリオン的なアレーと歌で戦うマクロス的なアレーに
お決まりの高火力レールガン的なアレーと揃ってはいるけど
VR酔いとトレードオフになったのか表現が少し抑えられ、そこにいるというより映像を見せられている感か強かった
まず起動は凄く良いカッコいい
User authentication クロエ
サーフェイス！とか無駄に言うてまうくらいロボット好きには堪らないけど
腕をロボとリンクした後に自分が手を上に上げると
ロボットも手を上げる！感動のシーンなのだけど
...超高速で手を上げるロボ
お前は本当に400mもある巨大ロボなんか
これなんかのアバターか？と一瞬で冷める
その後頭もリンクするけど頭動かしても視点は動かない。
そうだってこれはロボットの中にいるんじゃなくて
ロボットのコックピットの映像を見せられてるだけだものだもん！ってなってしまう
没入感ばいばいである。没入感返して
出撃後も前面の画面は動かない
戦場の絆はすこぶる酔ったよ
でもちゃんとロボットに乗ってる感覚があった
それがないんですよ
自分で移動も出来ない
この辺はすこぶる残念でしかなく
操作できるアトラクション付ムービーを見てる感覚が大きく、ロボットを操縦してる感はなかった
それを差し引いてもストーリーに入り込んだ後で○○奪還のバトルとか最後のアレとのバトルは凄く楽しかった
○○奪還の所はあれとの連動してる部分とか表現もまた良かった。とりあえず
ロボットには期待しすぎずにストーリー重視で是非プレイして欲しい
正直製作者煽りすぎ感否めない
ライブ体験
ライブに関しては、初音ミクプロジェクトセカイ関連、KizunaAI等があり
それらと比べたら見劣りすると感じた
無駄に瞬間移動するし(これ後で意味あるシーンになったけど)分身するし(これもまぁある意味意味あるシーンになったけど)
ライブパフォーマンスとしては既存のVRライブに追い付けてない感は多分にある
とは言えここメインではないし...まぁ
VRライブ未経験ならこれは感動するかもしれないけどライブ一曲目とかは観客の声が聞こえるけど自分一人だし
サイリウムだけでもライブ会場に表示させるようなやつならみんなでライブ見てる感覚もあったろうに
ちょこちょこうーんって思わされる
既に書いてあるがスキップ出来ないので周回で悩んでる時にはストレスマッハである
ただこれら曲も全てシナリオやれば
特別な意味ある曲になるだろうし
なんしかシナリオ全部是非やって欲しい
まとめ
東京クロノスより進化したUI表現によるアドベンチャーモード
感情移入出来るシナリオと展開が面白いこと。泣いた
ロボットパートはあくまでオマケなら納得の良さ
ライブもオマケなら納得のできでした
ロボットアクションもライブも楽しめる！アルトデウス！なんてことは言い過ぎだと思うけど
この世界観とストーリーは是非多くの人に体験してもらいたいと思えるものだった
東京クロノス未プレイなら
アルトデウス→東京クロノスの順番で遊んでも
この作品の繋がりを分かることが出来るし
東京クロノスも是非プレイして欲しい
東京クロノスも泣いた
アルトデウスで完成とは思えないので
VRを日本から広める挑戦は
今後も応援していきたいです
以上です