消えたマチュピチュドリーム No.3
第三話です。去年定年退職した父(67)とマチュピチュに行く事になった独身長女(41)の私が今まで奮闘した記録になります。
第一話は以下になります。よろしければお先にご一読どうぞ。
一応第二話もこちらに
私が先ず調べたのは、ウユニ塩湖。アンデスの高地に位置するボリビアのウユニと呼ばれる地に塩湖がある。その位置情報は、ボリビアの首都ラパスから南へ約550kmの地域にある。だが2011年に空港が開設され、片道45~60分のフライトで首都から簡単に行けるようになった。そしてウユニの気候は、乾季(6月~10月)と雨季(12月~3月)に分かれていて、日本人が憧れる塩湖に雨が溜まり鏡張りの絶景を楽しめるのは雨季とのこと。欧米人は塩が現れる乾季を好むそうだ。国籍による嗜好の違いは本当に面白い。雨季と乾季に書いていないその間の期間は季節が変わりはじめるので両方が塩湖で起こることもあるとあった。
という事で、次はアクセス。ペルーの首都リマからか、古代都市クスコからのどちらが、ボリビアのラパスへのアクセスがいいかが調べてみようという事になる。
こう見ると、リマ(LIMA)からラパス(LaPaz)はクスコ(Cusco)の倍あるのがわかる。案の定、料金も倍近かったのでウユニ塩湖へは、クスコから行く事に決めた。
次に決めたのは、ロサンゼルスからのフライトだ。どうやってペルーに行こう?リマか直接クスコへか?やはりそこは首都のリマへ行く方が圧倒的に便数も多く、料金も安かった。
という事で、基本ルートは先ず、ロサンゼルス→リマ(ペルー)→クスコ(ペルー)→ウユニ(ボリビア)→クスコ→リマ→ロサンゼルスに決定した。訪問希望地のウユニ塩湖はまず完了。
次に私が調べたのは、マチュピチュだ。マチュピチュ村とは、アグアスカリエンテス村(日本語で熱い水つまりお湯を意味する)が正式名称。実はマチュピチュは、日系移民だった日本人の方が、温泉街をイメージして街を開拓し、温泉が出たことにちなんで、アグアスカリエンテスAguas(water) Calientes(hot)と付いている。
功労者は、野村与吉さんと言う方で、以下は東大の貴重な文献でとても興味深いものでした。良かったらどうぞ。
また脱線してしまった。悪い癖だわ。でも要するに、マチュピチュ村に行くには、クスコから電車で。ということを見つけたので、ウユニに行く前か後にとりあえずしておこう。
だから先ず、マチュピチュの玄関口のクスコを調べることにした。な、な、なんとこれまた素晴らしい歴史遺産の街だった!クスコ知らなかったから超驚き!それと同時になんと標高3400Mとある!また驚き!まさにほぼ富士山頂(3776M)付近!飛行機で行くとはいえ、ビックリする高さだ。さらに読んでいくと高山病注意とある。これまた前途多難だな。お父さん大丈夫かな?
それじゃぁ、マチュピチュは?と言うと、意外にも2400Mだった。一応登山のトレッキング希望だが、標高は1000Mも低いのか。少し安心した。お父さんはなんせ山に登ってマチュピチュを一望するつもり満々なのだ。私こそ大丈夫なのかな?
で、またルート問題に戻るんだが、悩みに悩んだ上、一応先にウユニに行って標高3700Mをゆっくり過ごし、クスコの3400Mに戻り、そこからマチュピチュに行く事に決めた。標高2400Mでのトレッキングだから少しは楽に登山を堪能出来ると思うんだが。果たしてどうなるか。大丈夫かな。まぁ、吉と出るか凶と出るのかは、ここは長年の旅の勘。自分を信じようと思う。日程もここは特にゆったりとって、無理のないように組もう。とにかく70歳目前のお父さんには、体調管理が一番大事なのだ。
と言うわけで、ルートは、ロサンゼルス→リマ(ペルー)→クスコ(ペルー)→ウユニ(ボリビア)→クスコ→アグアスカリエンテス→マチュピチュ→アグアスカリエンテス→クスコ→リマ→ロサンゼルスとルートに追加決定した。希望訪問地マチュピチュも完了。
さて次は、ナスカの地上絵だ。
これまた嫌な感じの位置にある。旅人の足取りを見るとクスコからナスカへは深夜バス標高3500Mから0Mへの下りで深夜バスで14時間とあった。即、却下‼飛行機となるとリマからで、どのみちリマへは飛行機で戻らなければならないので、リマに着いてからナスカに行く事に決めた。
さてリマからナスカへは一体どれくらいかかるのか調べたところ。。。なんと6時間30分と出た!衝撃過ぎる。なんとかいい方法を見つけないと!
まぁでもルートは、ざっと決まったかな。ロサンゼルス→リマ(ペルー)→クスコ(ペルー)→ウユニ(ボリビア)→クスコ→アグアスカリエンテス→マチュピチュ→アグアスカリエンテス→クスコ→リマ→ナスカ→リマ→ロサンゼルスとルートが最終的に落ち着いた。ナスカの地上絵も完了
あとは、少しずつ日程を詰めていこう!お父さん待っててくれい!もう直ぐで第一回報告会だ!
第三話おわり 次回へ続く