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Rotaeno上達のいろは -音ゲー経験者向け-

どうも、ぬまたつです。

先月末に実装されたArcaeaコラボの効果もあり、Rotaeno界隈も以前よりかは盛り上がりを感じます。一パイロットとしては嬉しい限りですね。

ところでTwitterなんかの投稿をそれなりに観察している訳なんですけど、Rotaenoに関しての投稿で、難しいとかジャイロに慣れるのが大変とかいうのは結構な頻度で見かけます。

実際Rotaenoは、端末をジャイロ機能を使用した独自のプレイ性を採用しているので、慣れるまでは他機種の地力を活かしにくい印象です。

逆に言えば、ジャイロ機能を使った譜面に慣れてしまえば、それなりに難しい曲もしばけるようになるということです。

ということで今回の記事では、Rotaeno初心者の方や、上達に行き詰まってるような方々にとって役に立つような情報を紹介していきます。

あくまで音ゲー経験者向けなので、そこだけお願いします。



⓪:仕様について

ここではノーツとか、譜面の難易度に関してのゲーム上の仕様を解説します。もうある程度知ってるよって人は読み飛ばしてください。

ノーツの仕様

Rotaenoでは、5種類のノーツが登場します

左からTAP、FLICK、SLIDE 、CATCH
SLIDEは大小の2種類があるが、違うのは見た目だけ
ROTATEノーツ
赤は時計回り、青は反時計回りに端末を回転させる

Rotaeno独自のノーツとして、CATCHノーツとROTATEノーツが登場します。

CATCHノーツは、画面両端のキャッチエリアに、流れてくるノーツを合わせることで処理することができます。また、このときノーツをタップする必要はありません。

ROTATEノーツは、ノーツが流れてきたタイミングで端末を回転させます。赤色は時計回り、青色は反時計回りに端末を回転させて処理します。
ROTATEノーツの仕様の印象ですが、恐らく端末の回転幅よりも回転速度で判定されており、小刻みに動かしても取ることができます。譜面に対して適切な回転幅で対処することが重要です。

以上がRotaenoの独自のノーツです。ここからは特殊なノーツや仕様に関しての解説です。

より高難易度の譜面では、密集したFLICKノーツが流れてくることがあります。

こういった場合は、指を擦り続けることによって簡単に対処することができます。また、FLICKは端末の回転動作でも処理することができ、高難易度譜面ではこの仕様を悪用した配置がちらほら見受けられます。

CATCHノーツの応用として、高難易度譜面ではコンビネーションCATCHノーツというものが登場することがあります。

画像の通り、CATCHノーツとその他のノーツが重なったノーツです。ノーツをキャッチエリアに合わせつつ、臨機応変に対処しましょう。

難易度の仕様

RotaenoにはⅠ〜Ⅳの4種類の難易度があります。
簡単に言えば、

Ⅰ→easy 
Ⅱ→normal
Ⅲ→expertとかhard
Ⅳ→master

といった感じです。

譜面難易度は1から13まであり、10からは +刻みで難易度が上がっていきます。
12+が難関譜面、13が最難関といった印象です。

ver2.2現在では、211ある難易度Ⅳの譜面のうち、104譜面がLv.12であり、12が最もオーソドックスな難易度帯であると言えます。

レート計算の仕様上、他機種よろしくRotaenoでも譜面定数が存在します。詳しくは下記のサイトから。

※2024/11/6追記
日本語版wikiにも譜面定数表が実装されました!

Lv.12以上の譜面定数は

12→12.0-12.6
12+→12.7-12.9
13→13.0-13.5(現在の最高定数)

となっています。


①:始めたての人へ

ここでは始めたての人がどこから手をつければいいかを解説します。

最初の方ってどんな曲が収録されているのか知らないので、知っている曲を攻めがちです。そんな感じでやってると遭遇する化け物譜面がこちらです。

こちらの譜面、ジャイロ操作の要求値が非常に高くてですね…。とりあえず別の曲やりましょうか。

さて、ジャイロ操作が難しいとか感じてるそこの音ゲーマーのあなた!そんなあなたにおすすめするのがこの譜面です。

After Rain

After Rainは基本曲に収録されており、最初からプレイすることができます。

なぜこちらの曲をおすすめするかというと、この曲の難易度Ⅳの譜面は、10+という比較的低難易度でありながら、Rotaenoにおけるほぼ全ての要素が詰め込まれているからに他なりません。

譜面全体を通してジャイロの振り幅は難易度相応ですが、コンビネーションCATCHノーツが流れてくるので注意が必要です。

何よりこの譜面を通して学んで欲しいのは、親指を動かしてノーツを取るのではなく、基本的にほぼ全てのノーツをジャイロ操作で取りにいくという意識です。
これができるのとできないのとでは、今後のプレイングに大きな差が生じると思います。

ポイント①:ノーツをジャイロ操作で追うという意識

例えば、After Rainの400コンボ地点のこの配置

斜めに移動するスライドが流れてきますが、これはどう処理するのが正解でしょうか?またどのようにすれば楽に処理できるでしょうか?

Rotaenoの典型的な初心者は、このような画面内におさまってしまうような配置を、親指を動かして処理してしまいがちです。

今回の配置では、幸い流れてくるノーツがSLIDEノーツだけで、親指で処理してもさしたる問題にはなりません。しかし、この譜面ではコンビネーションCATCHノーツが流れてくるため、親指で処理しようとしているとoff判定を量産してしまいます。

そうならないためにも、できるだけ全てのノーツをジャイロ操作で追うことが重要になってくるのです。

ちなみに極端な例を挙げると、以下のような譜面があります。

サイドストーリー『軌跡:夢が芽生えた日』より
Awaking Beat -From the next generation-

こちらの譜面では、アーチ状に蛇行するSLIDEノーツの中にコンビネーションCATCHノーツが混ざった配置が降ってきます。

この配置で、コンビネーションCATCHノーツにキャッチエリアを合わせつつ、激しく動くスライドを親指で処理するというのは、いささか無理があるような気がします。ノーツをジャイロ操作で追うことにより、この配置は最小限の親指の動きで処理することが可能となるのです。

実際この譜面については評価が二分されていて、詐称譜面だという意見と、普通に弱いという意見があります。

確かにこの譜面に挑む段階でもまだ親指でノーツを取ってしまっている人にとっては間違いなく最難関クラスの譜面となるでしょう。逆に、しっかりとノーツをジャイロ操作で追えている人にとっては、譜面定数12.9のこの譜面が、譜面定数12.7レベルに格落ちして見えるはずです。

極端な例でしたが、このようにノーツをジャイロ操作で追うという意識がいかに重要かが伝われば幸いです。もちろん一部では線対象的な配置や、CATCH拘束配置などで親指を動かすのを余儀なくされる場面もありますが、大抵の場合はジャイロ操作で追うことで譜面を綺麗に処理することが可能です。

この意識を定着させるためのとりあえずの目標として、After Rainの難易度ⅣをAPするのを念頭においてみるのもいいかもしれません。

AP目標ってどうなのかと思われるかもしれませんが、実はこのゲームperfectの判定が上位下位の2つあって、下位perfectの判定はめちゃくちゃ広いのです。多分Cytusの黒パフェくらい

以下、その他のおすすめ譜面です。

上記の曲は全て無料でプレイできます。音ゲーマーの方で、これらの譜面をAPできるならば、Lv.12の中位程度の譜面をAPできるくらいまでは、すんなり成長できると思います。


②:12上位に挑む

Lv.12の上位譜面からは、譜面がかなり複雑になってきます。しかし、Rotaenoの魅力を真に体感できるのもこの難易度帯からです。

12上位の入門として以下の譜面をおすすめします。

Secret Illumination 

Secret Illuminationは、メインストーリー第2章で解禁できる楽曲です。
SLIDEノーツやFLICKノーツによって指を拘束される配置が多く、そこにコンビネーションCATCHノーツも混じってくる複雑な譜面が見受けられますが、12+やそれ以上の譜面をしばくためには、できた方がいい譜面でもあります。

ポイント②:譜面認識の簡略化

ここで、複雑な譜面への対処法として、譜面認識の簡略化を紹介します。

例として、Secret Illminationの110コンボ付近の連続するSLIDEノーツと、連続するCATCHノーツを比較します。

一見左右の配置は全くの別物ですが、両親指をキャッチエリアに添えてノーツをジャイロで取るようにすると、双方の配置を全く同じ動作で取ることができます。

普段のCATCHノーツとSLIDEノーツに関しても、キャッチエリアに指を置いてジャイロで取れば、2種類のノーツをほとんど同じものとして処理することができます。もちろん最難関等では例外などありますけど。

連続するFLICKノーツなんかも同じで、画面をゴシゴシしてればSLIDEノーツと同じようなものです。まあこの認識に限ってはあってもなくても大して差はないですけどね。

また、コンビネーションCATCHノーツに関しては、ノーツをジャイロ操作で追うという意識があれば、そもそもあって無いようなものです。ノーツをジャイロで取るというのは、全てのノーツがコンビネーションCATCHノーツであると認識するようなものなのです。

例えば、同じくSecret Illminationの145コンボ付近の配置。

この配置、一見するとコンビネーションCATCHノーツの同時押しと連続するCATCHが混ざったいやらしい配置のように見えます。

しかし、ここで考えてみてほしいのが、この配置のCATCHノーツがすべて取り払われた場合です。そのような場合、ちゃんとノーツをジャイロ操作で追えていれば、端末の動きはCATCHノーツが存在しているときとほとんど同じ動きになるはずです。

普段からすべてのノーツをジャイロ操作で追う、つまりはすべてのノーツがコンビネーションCATCHノーツであるという意識でプレイしていれば、このような配置など屁でもないです。

このように譜面認識の簡略化をすることで、Secret Illuminationのような複雑な譜面も処理しやすくなると思います。

また、次の譜面もおすすめです。

Cynthia

Cynthiaは基本曲に収録されている曲で、トラベラーバッジで解禁することができます。

この難易度帯では珍しく、16分トリルが多く流れてくる譜面をしており、12上位のみならず、12+へのステップアップとしても最適です。

他機種から入った方で、親指でのトリルに苦労する方もいると思われますが、この譜面の16分トリルはそこまで速くなく、配置もそこまでキツくないので、練習するにはもってこいです。

ポイント③:16分トリルにおける脱力

Cynthiaで登場するような16分トリルは、今まで親指で音ゲーをプレイしたことがない人にとっては、もしかすると安定しない配置かもしれません。

トリルを叩いていると、いつの間にか同時押しになっているだとか、思うように親指が動かないという問題に直面する可能性があります。

ここで意識してほしいのは、安定してトリルを叩きたいから力を入れるのではなく、あえて脱力をするということです。というのも、トリルを叩くのに力んでしまうと、親指と画面との多少の反発をうまく次の一打へと活かすことができなくなってしまうからです。

これは微縦連の配置にも言えることで、16分の二打目を素早く打つためには力を入れすぎないことが重要になってきます。

また、もし指の画面からの跳ね返りをうまく感じ取れないような方は、指サックの使用や多少爪を立ててプレイすることも視野に入れるといいかもしれません。

以下、課金曲からのおすすめ譜面です。

『オーブの声』パックより
単曲購入
『ジオメトリーパルス』パックより
『Phigrosコラボ』パックより

特にDaydreamはかなり難しめの譜面ですが、より正確にノーツをジャイロで取る技術と微縦連の処理技術を鍛えるのに最適です。

この譜面達をAPできるようになれば、12上位の譜面に通用する地力は十分定着しているはずです。


③:難関譜面に挑む

一旦譜面の立ち位置を明確にしておくために12+の譜面定数表を置いておきます。

ここでは12+を難関譜面として定義し、解説をしていきます。

12+からは、当たり前のように16分トリルが登場し、物量もLv.12のそれとは一線を画します。12+にはかなり特殊な配置を含む譜面もあるため、ここでは難関譜面の入門として正統派の譜面を紹介します。

Inverted World 

Inverted Worldは、メインストーリー第1章のボス曲です。譜面の難易度は13と、最高難易度の楽曲となっています。

Lv.13ということで、12+入門としては強いのではと思われるかもしれませんが、この譜面はインフレに取り残されたある意味可哀想な譜面で、現在ではほとんどの12+より弱いと言われています。そんな譜面がなぜ13のままでいるかというと、初期のボス曲ということでお情けをもらってるんだと思います

この譜面の特徴はなんといっても、後半の超単純な16分トリルです。

それなりに長い16分トリルがいくつも登場しますが、12+の譜面に挑戦するには安定して処理できるようになっておきたいです。

前半と終盤では比較的ジャイロ操作を求められる譜面傾向をしていますが、これまで述べてきたポイントを踏まえてプレイしていれば、そこまで苦になるような配置ではないです。

とりあえずはこの譜面をAPできるまで詰めてみるのもいいかもしれません。この譜面をAPできたころには、12.9の詐称譜面共やLv.13の譜面に挑める下地が出来上がっていることでしょう。

Manifold Hypothesis

Manifold Hypothesisは、メインストーリー第2章で解禁できる楽曲です。譜面定数は12.7で、これこそ正統派の12+入門譜面といった感じの譜面構成です。

前半から中盤にかけてはジャイロ操作の正確さが要求される、やや技術よりの譜面ですが、後半からは16分トリルの入り乱れる物量譜面へと変貌します。

特に8分同時押しから16分トリルへと移行する配置では、指の動きの的確な切り替えが求められます。今後のためにもできるようになっておいて損はないでしょう。

以下、課金曲からのおすすめ譜面です。

『WACCAコラボ』パックより
『未来の歌』パックより
『オーブの声』パックより

特にεxceζの収録されている『オーブの声』という課金パックは、12中位から12+入門までの譜面をまんべんなく取りそろえた、非常にバランスのいいパックです。課金を検討している際には、ぜひ選択肢に入れていただけると嬉しいです。


④:まとめ

いかがだったでしょうか。

つたない文章だったとは思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回の記事では、譜面の紹介をしながら、攻略のうえでのポイントをいくつかご紹介しました。

・ノーツをジャイロ操作で追うという意識
・譜面認識の簡略化
・16分トリルにおける脱力

実はこの3点のほかに、あと一点だけ伝えたいことがあるので、さっと短めに書きます。

上達への近道

手っ取り早く上達したいのならば、APを狙うことです。

それもただ簡単な曲をAPするのではなく、自分がギリギリAP取れるかもしれないというラインの曲をAPできるまで粘着するのです。

ついでに、一度APできた曲は安定してAPを出せるまで繰り返しプレイしましょう。

以上



これで今回の記事は本当に終わりです。

今後は13に挑戦する人向けの記事だとか、理論値取るうえでの意識なんかについての記事を書いていければなあとか思ってます。書けたら書く

ではまたの機会に。

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