雨に殺意を覚えてしまう話

物騒なタイトルだ。
でも本当にこの通り、僕は定期的に雨に対して殺意を覚えている。
対人では怒ることすらほとんど無いにも関わらず、である。

これは「雨」という人物がいて、そいつを殺したいみたいなしょうもない話ではない。
つまりは大気中の水蒸気が凝結することで、上空から水滴が落下してくるというあの現象に対して明確な殺意を覚えているのである。

ここまで考えたところで思考を別方向に飛ばしてみる。

「雨を殺したい」という欲求は恐らく自分だけに留まるものではなく、ある程度の一般性を持った共通認識だと推察される(無根拠)。

雨という非生物*をなぜ「殺したい」と感じるのかについてはまた別の興味深さがあるが、本稿では取り上げない。(*細かいことは気にしない)
とにかく、非生物を殺すという、現実世界において実現することが非常に難しい欲求がそこにはあるのだ。

そこでだ。
もしかすると、雨や雪といった悪天候を擬人化したうえで、そのキャラクターをボコボコに虐げ、拷問にかけ、精神的苦痛を与え、人(?)権を剥奪し、まるでモノのような扱いをして、泣いて叫んでも決して手を緩めず、最終的に心が壊れるまで、いや心なんて壊れることを許さず、未来永劫そんなことを続けるというような内容のコンテンツがあれば絶大な人気を博するのではなかろうか!!!
すばらちい!!!!!!!!!!!!!!!!!!

内容がキモかったからここで打ち切り。

2024年 秋
渡田 零




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