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『無限』を相手にする

無限を相手にすると言うそれだけのことで、価値が一気に上昇します。または、元の価値に戻ります。

つまり価値がない。価値で表せない。表現できない価値。ということになります。

あまりにもすごい物の価値を測るスケールがないので測れません。小さなものさしでは価値付けエラーが起こるのです。

無限を相手にすると言うただそれだけのことで、途端に今目の前にいるその人が無限の1つのピース、無くてはならない存在、無くてはならない何々になります。

今目の前にいるその人の尊さやありがたさを実感できるようになります。なぜなら、今まさに無限であると言う豊かさの表れが、その人の中を通って現れていることを、ただ見ていることに気づくからです。

無限の中の1つだからちっぽけだ、ではありません。無限の中にその1つとして現れていると言うことが、どれほど凄いことか、稀有(けう)なことか、天文学的な数字と言うのでも少な過ぎる言い切れないほどの尊さ、凄さ、スケール感、はかなさ、それでいて普通であると言うこと。

「無限」を相手にすると言うのは、「全体」を相手にするとかよりも途方もないものと言う意味が強く含まれていると感じるので、私は好んで使います。端から端まですべて知っている存在などいません。なぜなら、まさに今無限だからです。
無限を相手にするというのは、無限に帰るということです。とらえ方の基礎が無限ベースになるという意味です。


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