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ちょっとだけクソ上司になってみた話

今日は日曜日なので
いつものお堅いメンタルのお話ではなく
今週ちょっとだけ
自分がクソ上司になってみた話を
したいと思います。



今週、ある高齢の患者さんが
転ばれて、足を骨折されたんですね。


その時
新卒2年目の若い看護師(男)と
2人でレントゲン室に
その患者さんを移送した時なんですけど


レントゲンの機械の調子が悪くて
レントゲン技師さんが
何度か撮影を繰り返したんですよね。

機械のトラブルなので
私たちにはあまりできることもなく
ちょっとした隙間時間が生まれたんです。


そこで
その2年目の看護師に

「病棟に戻ったら何する?」

と質問してみたら

「えぇっと…そうですねぇ…」

と返答がうまくできなかったんです。


その時に

「こういう隙間時間には
 スケジュールの再構成をした方が
 良いかもしれない。

 まず、足が折れてる可能性が高いから
 すぐ整形外科のある病院に搬送する可能性が
 高いと思うんだ。 

 だから主治医に報告をしたら 
 ソーシャルワーカーに相談して
 転院の調整もした方が良い。

 んで、今何時だ?
 10時半ってことは
 もうすぐ保護室の清掃が始まるやろ?

 今保護室には新人とベテランの2人が
 いるけど、新人を1人と換算できないから
 うちらのどちらかが清掃に
 付かなきゃならない。

 となるとどちらかが
 主治医とソーシャルワーカーに
 報告する側に回って
 片方は清掃につく。

 そして清掃したら今この患者さんがいる部屋は
 少し狭いから
 広い保護室に移室して
 救急隊の担架がスムーズに入れるように
 しなきゃいけない。

 そして11時半からスタッフの
 休憩が始まるけど
 救急搬送がたぶんカブるから
 そうすると搬送に付き添うスタッフが 
 休憩に行けなくなる。

 病棟全体見まわした時に
 Aゾーンは入院が今からある
 Bゾーンは新人しかサブにいないから
 搬送できるのはCゾーンの人間しかいない。

 となると清掃が終わったら
 11時くらいから休憩に入って
 いつ救急搬送に呼ばれても
 良いようにした方がいい。

 とか想定をしてた方が
 仕事が楽に進められるけど

 病棟に戻って
 『さぁなにをしようかな?』と 
 考えるのじゃ
 やっぱり効率悪くなっちゃうから
 先を読みながら動いた方が
 いいんじゃないかな?」


と実際はもうちょっと細かく長めの
指導をしたんですね。

私自身あまり口うるさく
そして細かい指摘は
しないようにしているのですが

世の中の流れ的に
若い人が指導されたり
怒られたりする機会って
どんどん失われて
のびのび働ける一方で
成長できない人も一部います。

どういう選択が
目の前の若手看護師にとって
必要なのかを考えた時

やはり耳が痛い話だとしても
指摘してあげた方が
彼のためになるのであれば
言いたくはないけど
必要だと思うんです。


彼も今伸び悩んでいて
次のステップになかなか進めていない
現状もあったので
少しだけ真面目に指導しました。



私自身
昔のトラウマもあって
あまり口うるさい人には
なりたくないという
前提があるんですよ。



私が新人の頃
クソ上司に

「お前の休憩中だけで
 俺はここまでできるんだからな」

と力の差を見せつけられて
やる気になるどころか
不貞腐れてしまった過去があったり


難癖としか思えない指導に
うんざりしていましたし

結果として
その新人の頃の指導のほとんどを
ムカついて聞けなかったので

そういう指導はやめよう

と思っていたんです。



だからと言って

仲良くしていれば
新人や若手が育つ
というほど単純なものではないわけで

私も30代となり
多少面倒臭いと思われるような
立ち回りもしなきゃ行けない立場に
なっている気もするんです。


いつまでも若手の気分で
より若手や新人のスタッフの
愚痴を聞く相談役ばかり
やっていても仕方がない。


それは優しい人ではなくて
優しい人だと思われたいだけの人

でしかないですからね。


少し厳しい指導を今週してしまったので
その若手が推し活をしている
東海オンエアについて調べて
興味を持って
その若手の関心に関心を
向けてみようかと思います。


少しでも指導した内容を
感情的にシャットアウトされないためにも
先輩から歩み寄る姿勢は
大事だと思いますしね。



本当に若手の指導って
若手が思っているより
大変なんだぞ!

というお話でした😌

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玲/精神科ナース
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