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詩集:自家中読

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生活の中から生まれた言葉を縫い止めた刺繍。つれづれ。記録。
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2022年5月の記事一覧

第九、うれしみをうたう

第九、うれしみをうたう

ゆうべの夜空を見上げし君と
月影、背に浴び駆け行く僕は

スピカ目指せば
結ばるだろうか

レグルス胸にいだきて走るよ

翼なくとも
翔べるかのような

逸りて行かんよ
その手を取りに

忘れじ
(彼の道)
迷わず行けよ