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V.R.M.R. No.■■■■:EIDOS

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報告書_警告表示

- 警告 -

これは、収集した情報・資料を基に、我々■■■■が独自に定めた
基準によって、対象の脅威査定を行うことを目的とした調書である。

そのためこの調書は必然的に、調査対象の重要な情報を多分に含んでいる。

その管理は厳重に行われなければならず、また、いかなる場合においても、
流出、ないし■■■■以外の者の手に渡るようなことがあってはならない。

調書を取り扱う際には、以下の言葉を反芻せよ。

知は力であり、力は賢者の所有物である。万象は、賢者により統治される。

調書原本 - Original Copy

報告書_EIDOS

基本情報 - Basic Information

名称:エイドス(エイドス・カンパニー)

種別:組織(営利団体?)

活動内容:武器製造、販売

活動領域:バーチャル世界全域

運営者・指導者:不明

概要 - Overview

注意:潜在的脅威
この組織の存在は、厳密には確定されていない。
しかしながら複数の消滅案件において「EIDOS」と刻印された銃器が現場で発見・使用されたため、『潜在的脅威の可能性を策定する』視点に基づき、我々■■■■は『EIDOS』なる組織が存在すると仮定。
情報の収集・関連付けを行い、それらをアーカイブすることを決定した。

知は力であり、力は賢者の所有物である。万象は、賢者により統治される。

対象に関して

バーチャル世界において、武器製造・流通を広く担っているとされる組織。
表立って活動は行っておらず、関係企業等も存在しない(不明点①を参照)。
バーチャル世界の社会秩序からは完全に独立した組織であるとみられる。

「EIDOS」の刻印に関して、以下にイメージを添付する。

レリーフと壁面

資料:「EIDOS」の刻印

現時点で確認されている関与案件において、大規模な組織・企業への武器供与は確認されていない。この点から、個人への武器供与を専門とした組織だと予測されている。

可能性:消滅案件への関与
前述の通り、バーチャル世界における複数の消滅案件に関して、EIDOS製とみられる銃器が現場において確認されている(資料を以下に添付)。その件数は調査終了案件に限った場合でも■■■■件と極めて膨大であり、バーチャル世界に極めて大きな影響を与える、あるいは既に与えている可能性がある。

資料

資料:消滅案件において確認・回収された銃器(EIDOSの刻印が見られる)

また、消滅案件でないケースにおいて、EIDOS製とみられる銃器・兵器がほとんど確認されていないことも、極めて憂慮すべき点である。

不明点①:武器製造施設・関連組織の所在
膨大な量の消滅案件への関与の可能性、ならびに提供したとみられる武器種の豊富さから、対象が極めて大規模な製造拠点、ないし製造業者とのコネクションを確立していることは確定事項である。
しかし、バーチャル世界におけるいわゆる「未知領域」を除いたあらゆる領域において、EIDOS所有のものとみられる施設、ならびに関連するとみられる企業・個人は確認できなかった。
未知領域の探査、あるいは更なる関係性の精査が必要である。

不明点②:構成員について
「可能性」の項で指摘した通り、対象は多数の消滅案件に関与しているとみられ、そのすべてが個人をターゲットとしたものである。そのことから、対象はバーチャル世界を広く観測することのできるネットワークを構築し、また相応の人員を動員しているものと推測される。
しかしながら現状、構成員とみられる人物の特定には至っていない。
消滅案件の関係者はその全員が完全消滅しており、対象と直接コンタクトを取ったとみられる人物が、今現在バーチャル世界に存在しないためである。
関係者の個人的な記録を数件回収することが出来たものの、構成員とみられる人物は「フロントマン」「キングピン」「エピゴーネン」等、呼称に一貫性が無い上に固有名詞でなく概念的な言葉ばかりが使用されているため、調査には多くの時間を要すると考えられる。
他に記載されていた情報に関しては支離滅裂な部分も多く、情報源としての信頼性は著しく低いものと考えられる。

要注意事案 - Items of Interest


武装・軍備:多数

非合法取引:多数

思想的扇動:可能性あり

ミーム生成:現時点ではなし

特記事項 - Factors

・個人向けの武器製造・販売組織
・複数の消滅案件への関与の可能性あり
・銃器の製造手段ならびに流通経路は不明
・関連する企業・個人は発見できず
・「フロントマン」「キングピン」「エピゴーネン」構成員の識別名?
・コンタクトを取ったとみられる人物は全員が消滅

評価 - Assessment


Danger - 危険:早急な対策が必要

組織の存在自体を仮定とした上でも、「EIDOS」の刻印がある銃器の存在はバーチャル世界に既に多大なる影響を与えており、速やかな原因の特定、および対処が必要である。また、「EIDOS」そのものに関する情報の乏しさ、実体の不明確さも、今回の評価における危険値を大きく高めている。
バーチャル世界に存在するあらゆる情報を精査し、対象の実態解明と対策を行うべきであると、我々は判断する。

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