記録4 あの頃の曲
昔聴いてた曲を掛け流す。その時のことを思い出す。今ではなく、過去に囚われている。ぼーっと見つめた先には過去か未来しかない。今を感じる事が出来なくなった。未来がやがてやってきて今になった時、それを夢想する事はない。私は常に前か後ろしか眺めない。いや、眺める事が出来ないと言ったほうが正しいだろう。それも己の口調ではなく、誰かの声音を真似して語る事しかできない。今もそうだ。だから私の文体は固定されないのだと思う。
難解な事は沢山ある。だが1つ1つ摘み取って行くしかない。そんな事は分かっている。分かっているが、簡単な事でもない事も分かっている。
秋葉原を目指す。だがそこは経由地点であり、目的地ではない。目的地はもっと奥にある。どこまでも、どこまでも奥にある。
腹を空かせる。あくびが出る。反射的に反応する。何かに呼応するように、我々は反応する。常にコミュニケーションなのだと思う。何かしらの起源から発生した何かに私たちは反応しているのだと思う。
相手がいるから私がいる。存在を認知する。それとも、私がいるから私がいるのだろうか。存在を規定するのはどちらなのだろうか。
僕が今元気がないのは、相手のせいなのだろうか。誰かが発した何かに呼応して、私は元気を失う事を選択したのだろうか。
全てが自発的な選択なのだろうか。それとも何らかに呼応した結果なのだろうか。
どうやら、今日の私は疑問が多いようだ。特に気にしていない事を、まるで気になって仕方がないように振る舞っている。