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ディズニーシー『シンドバッドの曲』が頭から離れない!|我が家の応援歌
開校記念日で平日休みとなった小学生の娘と、ディズニーシーに行ってきました。
なんやかんやあって休職した私に、あの名曲「コンパス・オブ・ユア・ハート」が一層心に響いたので、その感動を綴ります。
シンドバッドで始まり、
シンドバッドで終わる1日
最初に乗ったアトラクションは「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」。
ちょっと、普通じゃないですよね。
最後のアトラクションも「シンドバッド〜」で締め、癒されて帰路につくのでした。
シーに来てしまった後悔を、癒しの航海に変えて
大人気のファンタジースプリングスのせいで、ランドの3倍?くらいに見えた、開園前の長蛇の列。
早速、シーに来たことを後悔させてくれました。
娘が行ってみたいと言っていた「ファンタジースプリングス」に向かいましたが、一番人気のアナ雪アトラクションも開園後すぐにパスが終了しており、乗れずじまい。
(ラプンツェルに、渋々金を払って乗りました。)
久々のディズニーで、あらゆるアトラクションやショーが今や、入園時のスピード勝負であることを失念。
混雑のためか通信状況も悪く、アプリもサクサク操作できず、ビッグバンドビートも抽選を外れ、スタンバイパスが空いているアトラクションもどれも興味ないと言われ、娘の好きなミュージカル系のアリエルシアターもマジックランプシアターもその日は休み。
絶叫系も苦手なので、「乗れるアトラクション全然ないじゃん」と。
とりあえず、ファンタジースプリングスの滝やらアレンデール城やらの雰囲気を味わった後、お隣のアラビアンコーストに向かうと「シンドバッドが乗る!」という娘。
「他の人気のあるアトラクションに行った方が良くない?最初に行くところじゃなくない?いつでも入れるよ?」と言いながらも、ファンタジースプリングスの敗北感から、5分待ちのシンドバッドに吸い込まれていきました。
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「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」の魅力とは?
うちの娘は、ちっちゃい頃から大好きなんですね。
「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」が。
彼女は、シーに行くと必ず2回乗っていますね。
ディズニーシー全アトラクションの中で、最も待ち時間なしで乗れ、メロディアスな曲が伸びやかに歌われ、不思議と大冒険した感覚になれるアレです。
降りる頃には、晴々とした気持ちにさせてくれます。
天気が悪い時や、暑い時寒い時、歩き疲れた時、多くの人の休憩スポットとなっていますが、休憩所にしては贅沢です。
「イッツ・ア・スモールワールド」のシー版とも言われますが、暗い場面もあり、異国情緒にあふれています。
シンドバッドの話を知らなくても、緑の巨人を助けて友達になったんだなとか、盗賊から巨大鳥の卵を助けたんだなとか、暴れん坊の猿達と仲良くなったんだな、とかストーリーが想像できて、楽しいです。
人形の顔も濃くて怖めですが、1人1人表情が違っていて、オーディオアニマトロニクスの表情や動きにも、感心します。
キャッチーなメロディーが記憶に残りまくる
『コンパス・オブ・ユア・ハート』
伸びやかな声で、歌い上げてくれる『コンパス・オブ・ユア・ハート』。
元気が出る歌詞にあったメロディが素晴らしく、元劇団四季の坂元健児さんが伸びやかに歌い、名曲ミュージカルのような風格があります。
「心のコンパスに従うんじゃ」
後半では豊かな声量が響き渡り、シンドバッドがさらに逞しく、かっこよく見えてきます。
船から降りる頃には、口ずさんでいます。
「人生は冒険だー、地図はなーいけれどー、宝物探そう、信じてコンパス・オブ・ユア・ハート」
(2回目に乗る際は、最初から一緒に歌います。)
「宝石より、黄金より、大事なものがある」
「旅の中で巡りあった 素晴らしい僕の友達」
自分にとって、本当に大切なものは何だろう?
不思議と自分に素直になれる、そんな歌詞です。
偉大なる作曲家アラン・メンケン
この曲は、アラン・メンケンが、このアトラクションのためだけに作曲したのだそう。
アラン・メンケンは「リトルマーメイド」や「アラジン」、「美女と野獣」といった誰もが知っている、ディズニー代表曲を手がけている作曲家です。
どれも、ミュージカルになっていますよね!
ちなみに、小6娘の大好きな曲はこちら↓
・チャイコフスキーのバレエ曲(くるみ割り人形等)
・ミュージカル「CATS」(ミストフェリーズやスキンブルシャンクス等)
・auのCM浦ちゃん(桐谷健太)が歌う「海の声」
・氷室京介「kiss me」、BOØWY「MARIONETTE」
ここに『コンパス・オブ・ユア・ハート』が並ぶ感じです。
いかがでしょうか?
どれも感情が湧き上がるような優れたメロディですよね。
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『日本通運』が提供する、2つの癒し船
「イッツ・ア・スモールワールド」
「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」
似た雰囲気のある「イッツ・ア・スモールワールド」と「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」ですが、両方とも『日本通運』がスポンサーをしていることをご存知ですか?
2013年以前の「イッツ・ア・スモールワールド」のスポンサーは「そごう」。その後を『日本通運』が継いでくれたことに、粋を感じました。
「世界を繋ぐ(7つの海を繋ぐ)」「幸せを運ぶ」といった日本通運の理念や世界観を感じられて、すごくいいなって!
理想的なスポンサーとの関係が、この2つのアトラクションにあります。
最後の降りる際の壁に描かれたメッセージも、シンドバッドの航海になぞらえていて素敵なので、見てください。
イッツ・ア・スモールワールドの特徴
・様々な民族、文化の違いで展開される
・キャラクターが可愛いらしい
・誰もが安心できる明るく
・子供の声の合唱がメイン
・場面ごとに意匠テイストが少しずつ変わっている
シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジの特徴
・ストーリー性がある
・キャラクターが濃い、毒々しいのもいる
・暗いシーンがある
・シンドバッドの声がメイン
・雨風、香りの特殊効果が使われている
シンドバッドで親子関係の改善を
家族4人でディズニーを回る時は、効率的に回ろうとしたり、少ない動線で…と考えがちですが、この日はやめました。
多くのアトラクションに乗ろうとするのは、やめよう。
今日は娘の安息日、子どものやりたいことを優先しよう。
この日の夜も、実は、娘はバレエのレッスンが控えていました。
コンクールに出ることになった娘は、土日祝日も含めて水曜日以外毎日バレエの練習があり、遊ぶ時間もあまりありません。
本番まであと1ヶ月ですが、息抜きさせたくてディズニーに来たわけです。
娘は、wifiしか繋がらない祖父のお下がりスマホで、シンドバッドや盗賊、スルタンを謎に一生懸命撮影していました。
待ち時間には、それらの撮影画像に加工を施し、満足げに見せてくれました。
普段、良い親子関係を築けているとは言えないのですが、今日は、まあまあ仲良くできたのではないかと思います。
帰りの電車では、彼女は爆睡で、よだれを拭いてやりました。
まとめ:やっぱり歌の力ってすごい
そんなこんなで、最後にシンドバッドをもう1度見て、歌の力に圧倒されて帰るのでした。
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【ついでに】この日の行動記録
アナ雪は乗れませんでしたが、娘の他の目的は達成しました。
シー到着8:30/開園9:00/入園9:40頃?
↓
ファンタジースプリングスに行ってみる。
↓ (幾つもの人気アトラクションが乗れないと判明)
シンドバッド1回目 5分待ち
↓
キャラメルポップコーンの長列に並ぶ。
↓
ジャスミンのフライングカーペット 20分待ち
↓
昼食1:カスバ・フードコートでカレーを食べる。11:00
↓
シー入り口の土産屋まで戻り、娘のお目当てのカチューシャとカチューシャキーホルダーを買う
↓
ヴェネツィアンゴンドラ 10分待ち
↓
ラプンツェル(プレミアアクセス)13:40
↓
昼食2:ユカタンベースキャンプグリルで、チキンのオーブン焼きセットと娘のお目当てのリトルグリーンマンを食べる。
↓
スチーマーライン 20分待ち
↓「そろそろ帰ろう」と声をかけるが「まだ乗る!」と言われる
海底2万マイル 40分待ち 15:30
↓
シンドバッド2回目 10分待ち
↓
シー退園16:50頃
【ついでに】
どうしても印象に残らない「海底2万マイル」の記録
何度か乗っているはずなのに、毎回思い出せない「海底二万マイル」。
こんなんだったけ?と毎回新鮮でもありますが、次回のために、今回は内容を書き記しておきます。
1.暗くてよく見えない、光を当てて海底を探索。
2.古代文明の遺跡があったり、海底人っぽいのがいる。
3.ダイオウイカに絡まれて電気でやっつける
4.潜水艦が遠隔コントロール不能に。
5.別の種類の海底人が押し上げてくれて助かる。
うーん、印象に残らないのは、ストーリー性とか緊迫感に欠けるからかな?
何のために潜っているのか、分かりにくい。
海底人が1種族じゃなさそうなのも、記憶が分散しそうで覚えにくい。
海底2万マイルにも、音楽の要素を入れてみては?