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キングスマン2:ゴールデン・サークル|1日1本映画生活
今回のコリン・ファース三昧映画生活の最終章は、キングスマンの2作目。
片目と記憶を失った、ポンコツのハリーを楽しめる。
ゴールデン・サークル
タロン君が主役だけど、やっぱりハリーがいた方がいいよね!
2作目だから、より装備やグロい表現やアクションが派手になった。前作に続く因縁に加えて、カウボーイのアメリカンスパイとの協働が今回のポイント。
ロキシーやJBが吹っ飛ばされたのは、ちょっと驚き。殺さなくても、良かったのでは?ダンブルドア先生(アーサー役マイケル・ガンボン)がちょっと出てたけど、すぐ吹き飛んでて、合掌。
キャスト
メインキャスト以外は、この人じゃなきゃね、という程の配役には感じられないものの、ジュリアン・ムーアやハル・ベリー、エルトン・ジョンが出てて豪華。ボス役はやっぱりスター性が必要。
犬
あと、キングスマンでは「犬」が重要な役として出てくるのですが、今回は犬はメカドッグも登場。エルトン・ジョン=friendと認識して、攻撃を止めてしまうのが微笑ましかった。
007のオマージュ?パロディ?
序盤のド派手なカーアクション、ゴールデンサークルという組織名(ゴールドフィンガー)、「007 スペクター」を彷彿させる雪山ロケ地で、1作目より007愛を感じてしまった。007に次ぐ英国スパイ映画として、一緒に楽しもう。
ちなみに、マシュー・ヴォーン監督(バレエ界で有名なマシュー・ボーンとは別人)は、過去に次期ジェームズ・ボンド役でダニエル・クレイグの推薦者だったものの自身は007の監督には選ばれなかった人らしい。
ダニエル・クレイグ時代のジェームズ・ボンドで007熱が最高潮になった自分としては、どう感じれば良いのか、複雑ではある。
カントリー・ロード
重要なシーンで何度も流れるカントリー・ロード。
日本人としては、ジブリの「耳をすませば」が連想されちゃうので、不思議な感覚で聞くことになる。楽しく悲しい鎮言歌。さよなら、マーリン。
コリン・ファース
スパイの記憶を無くした普通のおじさんとなったハリー。スーツで決まったハリーを知っているので、スウェット着た普通の感じもなぜか可愛く見えますよね。
蝶の幻覚が見えます。蝶は何の暗示?もう一度見ないと明確には分からないな。”Manners Maketh Man.”の名シーンの再現で、キまらないハリーを楽しめます。動きの感覚は鈍っているものの、スパイとしての勘は健在でした!
全体的な感想
前作が問題ないなら、こちらも楽しめますね。英米のスタイル比較も面白く、日本のスパイ組織が出るとしたら、やっぱり忍者?侍?と想像しちゃいますよね。
友達が、武器やガジェットが並べられている部屋にすんなり入れるとか、ちょっと諜報員としては失格じゃないの?と思ったり、前回に引き続き、引っかかるところは大いにあるものの、エンタメ映画として許そう。
どちらが善でどちらが悪か?
今回の米大統領のような、麻薬をやっていた人はこの際一掃されればいい、との思想も理解できる。(私はタバコ撲滅派なので)人間がウィルスで地球を発熱させているといった前作同様、明確な善悪がつかない思想をテーマに戦わせているのも、単なるエンターテイメント映画ではない感じは受ける。
キングスマン:ファースト・エージェント
前日譚となる作品が出てるものの、コリンが出てないと思うと、すぐに見る気になれない。何も見るものがなくなったら、見ようと思う。
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