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新米PdMがまず始めるプロダクトマネジメント
自己紹介
はじめまして!
コンテンツマーケティングを生業としているメディアエンジン株式会社という会社でプロダクトマネージャーをやっております!
Rayです!(老けて見られがちですが、25歳ですw)
もともとはバックエンドやAWSを使ったインフラが得意のエンジニアでしたが、今年に入ってから今まで開発していたプロダクトのマネジメントを任されました。
ここにきてプロダクトマネジメントを勉強始めたので、自分のメモを兼ねてアウトプットしていきたいと思います。
参考になった書籍
プロダクトマネジメントが初めての自分は、なにから始めるべきか分からず、いろいろな本や記事をつまみ食いしましたが、結局プロダクトマネジメントのすべてという本が一番わかりやすく実践しやすかったです!
現在、実際に何度も読み返しながらプロダクト設計に活かしています。なので、この記事ではこの本で得た知識をまとめていきます。
ちなみに、この書籍の対象は、プロダクトマネジメントの初学者なので僕と同じ様な立場の方にはおすすめです!
弊社の状況について
皆さんにイメージしやすくしてもらうために、弊社の状況を少し説明させてください。
弊社は、いままで業務効率化の社内用のシステムを作ってきました。
(社内用とは言え、弊社のシステムにはコンテンツ制作に関わるたくさんの会社外部のクリエイターがアクセスしてきます。)
実際に現場から出る課題を解決しながらシステム開発をしてきましたが、会社からは社内を超えてもっと世の中に影響を与えるプロダクトが求められていました。
今までのボトムアップの体制だけでは成長に限界があると思い、開発体制を一新することとなりました。
すでにある程度作られたシステムと少人数だがエンジニアチームもある状況で自分たちのプロダクトは何なのか、ユーザーにどんな価値をあたえるべきなのかを改めて考える必要が出てきました。
プロダクトマネジメントを始める前の開発体制
プロダクトマネジメントを始める前なぜこのプロダクト作るのかをそれぞれのメンバーが独自の認識で理解して雰囲気でプロダクト開発をしていました。
メンバーになぜ作るのか?を聞けばそれらしい回答が得られましたが、それぞれの価値基準に偏った考えになりやすくチームで議論をすることが難しかったです。
なぜこのプロダクトを作っていくのかの認識が揃っていないので、日々の開発の優先順位付けなどでもよく困っていました。
こういう状況だったので、まず原点に立ち返ってなぜ自分たちがこのプロダクトを作っていくのか?という情報をまとめて行くことにしました。
プロダクトを立ち上げるときにまず考えると良いこと
プロダクトの目的や仮説を4段階に分けると情報を分離して考えることができます。上層の要素が下層の要素の前提条件となり、上層に変更が出てきたら、それより下の要素を検討し直す必要が出てきます。
この情報のまとめ方をすることでなぜこのプロダクトを作っていくのかを合理的に作っていけると思い作り始めました。
ちなみに、現在まだ作っている途中です。代表など大事なステークホルダーとも認識を合わせる必要があり大変な作業で時間がかかりますが、芯が通ったプロダクトを作るには大事なことだと思っています。
Coreについて
この層ではプロダクトの世界観、プロダクトとして会社にどう貢献することが期待されているかをまとめると書きましたが、
弊社では、下記のような要素を踏まえて考えました。
・会社の経営理念や創業者の想い
・弊社としての事業戦略
・弊社はソウルドアウト株式会社という企業のグループ企業なのでグループ全体に価値を提供できるか
・社会のトレンドやどう社会貢献していくべきか(SDGs)
ここの層については、とてもプロダクトマネージャーだけでは決めれないので、代表や役員などのステークホルダーの方たちと何度も話し合う場を設け考えていきました。
Whyについて
この層では誰のどんなペインとゲインをなぜ自社が満たすのかを考えていきます。
大雑把に下記の2つを考えます
・誰のどんな課題を解決するか?
・なぜ自社がやるのか
この段階では、それぞれのステークホルダーの誰を対象とするかの認識をすり合わせるために、自分たちは認識を揃えるのに少し苦戦しましたが、いろいろな角度から話し合い認識を合わせていきました。
また、ターゲットを広げるよりあえて狭めてプロダクトを尖らせることによって、本当にユーザーに刺さるように狙いました。
また、なぜ自社がやるのか?という問いには下記を考えていきました。
・市場や業界がどうなっているか、社会的に現在どんな状況か?(コロナ下)
・競合はどうなっているか、なぜ競合もできていないか?なぜ自社だったらできるか?
それぞれのステークホルダーが暗黙的に思ってたものがあったので、それを明記して認識を揃えていきました。
Whatについて
この層では、Whyを実現する解決策。UXとビジネスモデル。ロードマップや検証用の指標などを考えていきます。
Whatはプロダクトの形が結構はっきりしてくる部分なので楽しいです。
エンジニア出身としては、考えるよりも手を動かしたくなることが多いのですが、CoreやWhyを考えずにWhatから考えてしまうのは危険です。
Whatから考えることは、背景がしっかりしないまま、機能ベースで開発していくことと同じになります。
機能ベースで開発していくと、メンバーの認識が揃ってないので、それぞれのプロダクトの捉え方によって作られていきます。
そうやって作られたプロダクトは、発散してしまい気づいたらよくわからないものが出来上がってしまいます。
自分たちはWhatの層では下記を考えました。
・ユーザーにどんな価値を感じてもらうか
・ビジネスモデル
この2つは片方なくして成長はないです。
ビジネスモデルが優れててもユーザーがいなければ廃れますし、ユーザーに価値を感じてもらえたとしても、持続可能ではないプロダクトであれば廃れます。
なので両軸から一緒に考えていくことにしました。
ここは色々手法があってまた別途記事を書きたいところですが・・・!
自分たちの場合は下記のようにやってますので参考までに書いておきます。
1. ペルソナを設定して、ユーザーの解像度を上げ高いレベルでステークホルダーとの認識を揃える
2. ユーザー目線でプロダクトを使う理由を深ぼる。
・ユーザーがプロダクトを使って達成したいこと
・プロダクトを使うときの感情やモチベーション
3. ユーザーの目的に沿った行動を洗い出して、それに沿った機能を洗い出し。カスタマージャーニーなど
4. ワイヤー作成
ひとつひとつは大変ですが、しっかりと段階を踏んでいくことで、強固なプロダクトが出来上がっていきます。
プロダクトを円滑にすすめるためにやるべきこと
最後に弊社でも導入途中なのですが、こういった大事な議論は責任の所在がわかってないと詰まりがちです。
DACIというフレームワークを使って、意思決定を円滑に行うようにするとスムーズに行くようになります。
DACIはDriver(推進者)、Approver(承認者)、Contributors(貢献者)、Informed(報告先)という意味です。
簡単なものにはなりますが、弊社では下記のようなものを準備中です!
さいごに
まだ勉強中の身でありながら、実践もできる環境を与えてくれている会社
に感謝感謝です!
今後も、勉強して実践してることなどアウトプットしていこうと思いますので、プロダクトマネージャーの方やこういう情報に興味ある方はぜひ、意見交換しましょう!
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