M5 MIDI REC の使い方
何の話?
以前、M5 MIDI REC のプロトタイプを作成させていただきました。
KORG Gadget等のBLE(Bluetooth) MIDIに対応したツールに対して音符情報を記録、再生する事により、曲跨ぎのコピーアンドペースト等を気軽に行えるツールです。
(一応BLE MIDI 対応デバイス汎用のツールですが、KORG Gadgetが前提の説明をしますので、ご了承ください…)
【※必ず確認】やってみる前に。
やってみる前に、以下の注意事項をご確認ください。
プロジェクト進行中に「KORG Gadgetの場合はiOS(アプリ経由)で完結できる」事に気づきました。上記の場合は、以下に解説動画を用意したので、こちらを参照ください。
https://youtu.be/JXAvif7SnjQ [KORG Gadgetで自由にコピペするメモ]どうしても品質の問題が発生します。
録音再生でノートのタイミングがズレます。どんな感じか?は実際に試してみたものがあるので【以下の動画】をご覧ください。
コピペする時だけ曲のBPMを遅くすると問題ないのですが、「この品質だと試すまでもなく論外」という方は試されない方がよろしいかと思われます。(お金の無駄になります・・)
最大4000音符まで
対象は音符・ベロシティ情報のみ
記録は1回のみ。2回目は上書き。電源を切ると消えます。
どうやって?(概要)
M5Stack CORE2 という市販のデバイスにアプリ(ファームウェア)をインストールすると使えるようになるというシンプルな内容です。なので必要最低限の構成であれば工作は必要ありません。
必要なもの
上記実現に必要なものは以下の通りです。
M5Stack ATOM Lite ( 本体 )
PC(パソコン) ( 本体に書き込む Win or Mac 。※Windowsでしか試していませんのでご了承下さい。)
(※USBケーブル等細かいものは割愛しております。)
手順
必要なソフトウェア各種ダウンロード
・ドライバ
上記から CH9102_VCP_SER_(Windows/MacOS) をダウンロード
・M5Burner
同じ場所から M5Burner(Win10/MacOS) をダウンロード
ドライバ M5Burner のインストール
任意の場所に展開・もしくはインストールします。
ファームウェアのインストール
M5Burnerを起動します。
該当した項目のDownloadボタンをクリック
M5 Stack CORE2 をPCに接続 (接続した直後緑色で、ポートアドレスが示されるので、覚えておいた方がいいです)
Burnボタンをクリックし、ポートアドレスが選択されていることを確認し、次に進みます。(※非公認ファームの確認もあります)
(進捗が固まったりしますが、裏側で進行しているはずです・・)
使い方
起動直後、BLE(Bluetooth) 接続待ちの状態になるので、デバイスを接続します。
接続後は、ICレコーダーライクにMIDIがレコードできます。
WAITボタンはON/OFFボタンとなります。
開始を同期する為の機能で
C-1(MIDIノート0) を待って 録音再生開始を待つモードです。
改造したい場合
こちらがプロジェクトページとなります。PlatformIO経由なので、開発環境作りは比較的簡単です。VSCode推奨。