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東北の片田舎からPJCSに出場してなぜか配信卓に出た話【PJCS最終37位】

割引あり

はじめまして。
秋田県北部を中心に活動している、れーうぃん(@Rawin_poke)と申します。
今回は2024年6月に行われたPJCSのカードゲーム部門にて、幸運にも最終37位という結果を残すことが出来ました。
残念ながらWCSの出場権利は逃してしまいましたが、これまでの自身の中でも最も良い戦績でしたので、備忘録も兼ねてJCSまでの経過を記していきたいと思います。


1.自己紹介

上記の通り、秋田県の主に北部で活動しております。
ポケモンカードは「スターバース」から始め、気が付くと2年半ほど経過しております。時の流れはフシギダネ。
それ以前はMagic: The Gatheringをおよそ15年プレイしていました。

【2024シーズン戦績】
≪シティリーグ≫
S1 優勝(使用:ロストギラティナ)
S2 ベスト8(使用:ロストバレット)
S3 ベスト8(使用:ロストバレット)
S4 不参加
≪大型大会≫
CL札幌 2-3ドロップ(使用:エヴォ型ドラパルト)

なおS2は参加人数16名以下であったためCSPなし。S3のベスト8にてホノルルマラソンを脱落しております。S4に至っては仕事の都合で参加すらできませんでした。
ジャッジやオーガナイザーとしても活動しており、シティでは数回ジャッジ稼働をさせていただきました。オーガナイザーとしては、自主大会「しんせつカップ」を主催しております。
グレイシアの分類である「しんせつポケモン」に掛けた名前にしています。

2.デッキ選択の過程

4月26日に「変幻の仮面」が発売してからおよそ1ヵ月。環境は目まぐるしく変化していきました。

まず環境に現れたのは「ドラパルトex」デッキ。
2進化ポケモンではあるものの、中間進化であるドロンチが非常に優秀な特性を持っており、さらには弱点のなく高耐久。打点もバトル場とベンチを合わせて260と申し分なく、一気に環境を席巻しました。

ベンチにダメカンをばら撒くという都合上、初めは「わざマシン デヴォリューション」が採用され、前環境の覇者であるリザードンexデッキやサーナイトexデッキに対し有利という図でした。

一番最初はピジョット型が多かったですが、次第にネイティオ型が勢力を拡大していった印象です。

そのメタデッキとして登場したのが「ハピナスマシマシラ」デッキ。
マシマシラの多面展開とハピナスexの特性により、ドラパルトを封殺することが可能でした。
この頃からマシマシラの強さが認知されていきました。

その他にもレガシーエネルギーの登場で強化されたルギア、おはやし笛やハンディサーキュレーターの登場で強化されたカビゴンデッキなどはしっかりと各地シティリーグで結果を残していました。

ここまでがCL札幌直前の環境です。
ご存じの通り、CL札幌の優勝はミライドン、準優勝はマシラ入りサーナイトでした。

私はCL札幌でドラパルト系のデッキを使用したのですが、それもハピマシラが安定性に難があり、母数もさほど多くはないだろうとの読みからでした。

結果としてルギア、カビゴン、ロストドラパルトに負け、2-3での強制ドロップという苦い思い出となりました。先1ゼイユアーケアーケ、先2ミラゲファントムダイブ、音色に呼ばれたマナフィさん。

この時点でPJCSまで残り1ヵ月を切っています。
そのうえシティリーグもすべての日程が終了し、本格的に情報が出回らなくなります。

ここである問題に直面します。それが地方と都会の情報格差です。

唯一、タケルライコオーガポンデッキが強いとの情報で地方在住、少なくとも私たちの周辺で得られる情報は止まっています。

20年以上昔と違い、今はネットの普及で情報が手に入りやすくなりました。しかしそれはあくまで既に結果を残した情報です。
多くの人がオフシーズンに入り、国内で行われている公式大型大会はPJCSを残すのみとなった時、それの参加者がわざわざ自分の持っている情報を公に晒すでしょうか。

個人的には多くの有名プレイヤーがSNSやYouTube等で投稿する内容は、その方々がチームや周囲に共有している情報よりも古いものであると考えています。
今〇〇が強い!という触れ込み、もちろん強いデッキではあると思いますし、有用な情報だとも思っています。

しかし今回重要なのはそのデッキでPJCSを勝つことが出来るかどうかです。
Day1の予選が10戦、Day2がBO3で本選①が4戦、トナメが3戦と、最も多く見積もるとBO1の試合を2日間で31戦しなければなりません。

都市圏の各種自主大会やジムバトル等に参加できる人であれば自分の足で情報を稼ぐことも可能ですが、自分が住んでいるのは遠い田舎の秋田。
ほぼ無理です。

ここで私は都市圏にいる知り合いのプレイヤーに、彼らが普段から参加しているジムバトルでどのようなデッキが多いかを教えてもらいました。
結果はカビゴン!ルギア!サーナイト!ロストドラパルト!
CL札幌の悪夢が…


また地方在住としてもう一つの問題が、練習場所と練習相手に関してです。

私の住む街にはカードショップが一つしかありません。
とても良いお店で懇意にさせていただいているのですが、そこだけだと練習量がどうしても足りません。
PTCGLやリモートポケカという手もありますが、私はそれらには手を出していません。古い人間なもので…

私は基本的に近隣市町村に出向いて練習をしていました。
車で片道1時間くらいです。
平日は仕事が終わってから近隣市町村に行き、帰宅は0時過ぎ。休日はお昼くらいから行くといった感じです。
幸いにもポケカ仲間に恵まれ、声を掛ければ練習相手になってくれる人はたくさんいました。

ただ問題もあり、ガソリン代でお金が一瞬で消えていきます。
PJCSの旅費もあるため、極貧生活を送っていました。

効率を求める人は素直にPTCGLやリモートでの調整をおすすめします。

3.デッキリストおよびデッキ選択理由

Day1 ロストギラティナ

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Day2 古代バレット

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Day1のリストは同じ秋田からJCSに出場した黒猫さんとの共有です。
というかほとんど黒猫さんが考えたリストを共有してもらいました。
本当にありがとうございました。

Day2はオルカさんのnoteを参考に、細部に手を加えております。

Day1のデッキ選択に関しては、結構私情が入っています。
アドバイスをくれた知り合いからはカビゴンやルギアを使った方が丸いと推されていました。
しかし負けた時に絶対後悔すると思ってそれは拒否。まるで頑固爺ですね。

私は今シーズンを通してCL札幌以外ではロストを使用しています。
CL札幌でドラパルトを使ったのは、でかいヤミラミだと思っていたからです。
全然違いました。

そのためロストを考えていたときに、最も環境にマッチしていたのがギラティナでした。
初めはマキシマムベルト型を試していました。
しかし役割が限定的すぎるということで、アンフェアスタンプ型かプライムキャッチャー型で調整。
そのような中で黒猫さんからデッキリストをシェアしてもらい、細部を調整したうえでPJCSへと持ち込む形となったのです。

ロストバレットはタケルライコデッキやサーナイトに入っていがちな、ハバタクカミを出されたときに不利な戦いを強いられます。
一方ギラティナであれば最悪アビスシークからロストを貯められますし、今の雑多な環境において多くのデッキに対応ができるのが魅力です。

何よりシティリーグS1でロストギラティナで優勝しPJCS権利を得たということが、一番の決め手となりました。

Day2の使用するデッキについては、PJCS一週間前に秋田のプレイヤーで集まりBO3の練習会をした際に、古代バレットの使用感が思ったよりも良かったことでほぼ決め打ちをしていました。

一応BO3の環境読みとして、ルギアとタケルライコは多いと予想でき、サーナイトやロスト系はずっと使用している人が握ると予想。

逆に直前のルール変更でカビゴンを使用する人はほぼいなくなるとの予想を立て、ドラパルトもそこまで多くないと予想しました。

リザードンに関してはカビゴンの減少により多少増えると予想していましたが、元々不利マッチであるため割り切りで一応スグリを入れて抗うという方向にしました。

そのように、リザードン以外のデッキに対して五分以上勝てる可能性のある古代バレットを使用することとなります。

私が崇拝するMtGプロプレイヤーの八十岡翔太様もこう言っています。

「環境に存在するすべてのデッキに5割5分勝てるデッキを構築すること」

https://article.hareruyamtg.com/article/article_570/

自分で構築したわけでもなければ、ギラティナはルギアに、古代はリザードンに5割を下回るわけで、この言葉通りとはいきませんでしたが、意識したデッキ選択は出来たかと思います。

4.マッチアップ

Day1 使用デッキ:ロストギラティナ

1回戦:ミライドン 6-4勝ち
お相手がエネルギー手張りのミスにより後1ごっつあんが飛んでこず、一方こちらは先2からギラティナVSTARで殴り始めることが出来たため、2-2-2のサイド進行で勝ち。

やっぱり初戦は緊張しますし、ミスは仕方ないですよね…。
なんなら自分はこの後、取り返しのつかないミスをしますし。

2回戦:カビゴンLO 6-0勝ち
こちらの構築上、カビゴンは圧倒的有利マッチ。唯一の負け筋はジャミングタワーのサイド落ちくらい。

お相手が使うシンオウ神殿をジャミングタワーで貼り返し、順当にサイドを進めていきます。途中の野党三姉妹で入れ替え札がそこそこ落とされるトラブルはありましたが、最後までジャミングタワーが刺さって勝ち。

ちなみに最後ビワを打たれていたら普通に負けていました。
カビゴンつよい。

3回戦:ターボトドロクツキ 4-1勝ち(種切れ)
お相手ネオラントスタートの事故気味で、場にはネオラント、かがやくゲッコウガ、非エクツキのみ。

こちらが順調にロストを貯め、ギラティナの引き裂くでツキとゲッコウガを、ロストインパクトでネオラントを倒して種切れとなりました。

~お昼休憩~
ここでお昼の休憩です。
といったものの3回戦開始がかなり押したため、そんなに休めません。inゼリーを2本胃に流し込み、一服をした後に会場へと戻りました。

余談ですが、喫煙所が常時煙で白くなっていました。

きつえんしゃ の しろいきり!


4回戦:ディアルガVSTAR 5-0勝ち(投了)
お相手ダンバルスタート、ディアルガ、ゲッコウガを展開し番が返ってきます。
返しにディアルガにおとぼけスピット。

その後お相手ディアルガVSTARを引けず、ゲッコウガバトル場で番が返ってきます。
ボスおとぼけでディアルガを倒した後、お相手はベンチにザマゼンタを展開しメタルメーカーで2枚ヒットも殴れず。

ザマゼンタをボスで呼び出し、ギラティナの切り裂く、その後メタングとゲッコウガにも引き裂くをしたところで投了をいただきました。

5回戦:ロストギラティナ 6-4勝ち
ものすごくいいゲームだったにも関わらず記憶喪失。
多分勝ちの対価に対戦の記憶をすべて持っていかれました。

でもお相手めちゃくちゃいい人で、秋田にも何回も来たことがあるらしいです。嬉しい。

Day2にも上がったとのことで、1日目終了後と2日目開始時にも挨拶してくれれました。好き。

6回戦:ドラパルトネイティオ 1-0勝ち
後1おとぼけスピット。お相手が事故の中、しっかりと動くことが出来ました。

7回戦:ロストギラティナ 4-6負け
まさかの配信卓。
ハリー並みに配信卓は嫌だと念じ続けたのに、組み分け帽子にその願いは聞き受けられませんでした。無念。

守ろう著作権

まず対戦卓に着いたとき、スタッフからフィーチャーとの無慈悲な宣告を受けます。

その後スタッフの後ろをトボトボと付いていくと、選手控え室的な場所に連れていかれます。そこではメインフィーチャー卓での注意事項や、持っていくことのできるものなどの説明を受けました。
諸々の作業を終え、ついにメインフィーチャー
卓へ。
行く途中でお相手に軽い雑談。めっちゃ優しかったです。好き。

卓に着くとヘッドセットを着用し、音声チェックなどが始まります。自分と対戦相手とジャッジの声しか聞こえず、とても対戦に集中できました。
たまに音が遠くなっていたので、配信でジャッジの方を見ていた時は音声に何かあったんだなと思っておいてください。

さて対戦内容ですが、めっちゃミスしました。ミスをミスと悟られないようにすまし顔をしていました。
一応相手のACE SPECがわからない以上、ウッウの返しにアンフェウッウで何もできないことを防ぐために、ウッウを二面立てるようにはしました。

カウキャアンフェインパクトなど、爪痕は残せたかと思います。

最後はツツジを引ければ捲れる展開だったので花選びをしたのですが、結果は入れ替え×2。
悲しみのおとぼけスピットであとは対戦相手に入れ替えがないことを願うのみですが、そんなことは絶対になくウッウで返されてしまいました。

結果としては負けてしまいましたが、初めはすごく嫌だったフィーチャー卓にまた座りたい、そして次は勝ちたいと思えるくらい魅力的な場所でした。

お相手もnoteを自分よりも詳細に書かれていたので、よろしければご覧ください。

8回戦:ルギアVSTAR 6-3勝ち
ついに来てしまいました。むしろよくここまで当たらなかったなと思って自分を納得させます。ルギアバリアが無くなった瞬間です。

試合展開はというと、お互いに順調な滑り出し。
こちら先2でルギアにおとぼけスピットを当てると、お相手は後2アッセンブルスターでアーケオス2体が場に。

ただお相手レガシーエネルギーがサイドだったのか、博士で巻き込むまいとベンチにカイナを出すもエネルギーを付けず。
返しにボスでカイナを呼び、ロストインパクトでカイナを取って4-5。

ギラティナにルギアVSTARで殴られますが、その返しでアーケオス2体にロストマインでダメカン60ずつ乗せることが出来ました。久しぶりにこの動きした。
その後ヤミラミは取られますが、月光手裏剣でアーケオスを2体取って2-4。

ガチグマをベンチに出し、ルギアが来た場合はいつでも倒せる体制を整えますが、お相手エネのついていないキュワワーを呼び出されてしまいます。

キュワワーにチラチーノでビンタをされはじめ、チラチーノを気絶させるタイミングでナンジャモ。

しかし山札はすでに数枚となっていたため、エネのついているキュワワーの花選びで無事にボスに辿り着いてルギアをガチグマで倒して勝つことが出来ました。

構築段階で切っており、超絶不利なマッチに勝つことが出来てルンルン気分。
しかしそんなに甘くはありませんでした。

9回戦:ルギアVSTAR 0-5負け(投了)
ぶっちゃけサイドを何枚取られたのかは覚えていませんし、サイドを取れたのかも覚えていません。

唯一覚えているのは、ゲッコウガスタートで手札に種ポケモンがおらず、お相手の貼ったテーブルシティで表が出たのにも関わらず、キャプチャーアロマの効果と勘違いをし、ギラティナVSTARを持ってきたことくらいです。

手札にギラティナVSTARが3枚揃いました。ジェットストリームアタック。

隠し札でキュワワーとギラティナVを引くことはできましたが、その後はギラティナ→キュワワーと取られていき、何もできずに敗北となりました。

この時点で7-2。
残りの1戦を必ず勝たないとDay2に届かず強制ドロップとなります。

10回戦:未来バレット 6-2勝ち
お相手テツノカシラスタートで、めっちゃごっつあんされるやつや…と絶望しました。
しかしベンチに展開してきたミライドンにつけられるのは草エネルギー。
しかもブーエナではなくお守りを着けています。

アクセルピークでキュワワーを倒されますが、ベンチに草エネルギーを付けたことでごっつあんはないと確信。
返しにジャミングタワーでお守りを無効化しつつ、おとぼけスピットでミライドンを処理。

ここでお相手がサイドを取り忘れていることに気が付きました。ジャッジが介入し状況整理を行った上で出した裁定は、お相手にサイドペナルティ1枚(こちらに警告)。
お相手が上告をしましたが、その後のジャッジの裁定もサイペナとのことで、お相手が納得されたため4-5での進行となりました。

その後はテツノイサハexでウッウが取られ、返しにギラティナのロストインパクトでイサハを取り、次ターンお相手が何もできない返しでテツノカシラにロストインパクトでサイドを取り切り勝ちました。

対戦後に話を聞くとオーガポンまで入っており、早期のテツノイサハで種Vを許さない構築だったみたいです。
またジャミングタワーにとても驚かれていました。デスヨネー。

Day1の結果、8勝2敗の全体27位でDay2進出決定!
大型大会は今回で3回目(CL新潟、CL札幌、JCS)でしたが、初のDay2です。
順位ごとに並んでDay2進出者への連絡事項を受けた後にホテルへと戻りました。

Day1は総じて運がよく、お相手の事故や種切れに付け込んだゲームが多かったように感じます。1週間行けるときに神社へ参拝した甲斐がありました。

QUALIFIERって予選通過者って意味なんですね

Day2 使用デッキ:古代バレット

11回戦:ルギアVSTAR 勝ち-勝ち
申し訳ありません。初めての2日目による緊張と、朝ということであまり記憶が残っていないです。(朝激弱マン)

一応G1もG2もしっかりとトドロクツキで継続して攻撃をすることができ、序盤は2-2交換を、終盤は280ダメージでルギアVSTARをワンパンすることができたため、優位を保ちながらゲームを進めることが出来ました。

覚えている範囲だと、G2は後攻でハバタクカミスタート。
お相手がルギアV、ベンチに展開もできず、アッセンブルスターもなかなかできずにこちらの盤面が完成してから殴りだしたというようなゲームでした。

ハバタクカミまじで強い…

お相手がとても気さくな方で、最終順位発表時で隣同士だったこともあり、色々とお話が出来ました。好き。

余談ですがTOP64にはキャップとシャツが配布されます。
これのサイズが完全にランダムだったのです。
私にはXLが配られ、この方にはLが配れらていたため、交換をしていただきました。
まさかポケカでユニフォーム交換が行われるとは…

12回戦:ルギアVSTAR 負け-勝ち-負け
これもあまり覚えていません。
お相手は今回のJCSで最終的にTOP8に入っておりました。強い。

G1はとおせんぼカビゴンでかがやくゲッコウガを縛られ、最終的には逃げれなくなってしまったため投了。
G2はトドロクツキで280まで火力を上げ、すべてを破壊しました。
G3はこちらが展開にもたついている間に、お相手の盤面が完成。
サイドを先行されていき負けという展開でした。

この負けでTOP8の目がほぼ消滅。
ここからは世界権利をかけての戦いとなります。

13回戦:タケルライコオーガポン 負け-勝ち-負け
ここでついにタケルライコです。
順当にいくとこちらの有利対面。気合が入ります。

G1。一生トドロクツキに触れません。
ようやく一体展開できたかと思えば、ボスの指令で即倒される始末。
種切れ防止のためにベンチに出したスナノケガワでこんなに殴ることは想定していませんでした。

何とかトドロクツキを出してオーガポンを倒したと思ったら、お相手からはまさかのアンフェアスタンプ。
手札がぐちゃぐちゃにされたうえ、山札のオーリムとツキは枯れ、サイドも4-2と挽回できないため投了しました。

G2。今度はぶん回りました。
盤面にツキを3体、しかもアンフェを打たれても継続して攻撃できるように、満遍なくエネルギーを付けることが出来ました。
アンフェのケアとして手帳でオーリムも山札に戻し、オーガポンをワンパン、タケルライコをツーパン、最後は300点出る矢羽でお守り付きライコをワンパンしました。

G3。これが始まるときには残り時間3分。
どう頑張っても最後まで終わらせることはできません。私が後攻でゲームはスタート。

お相手はライコ2体、ゲッコウガ、オーガポンと展開し、オーガポンにお守りを付けて終わり。エネは場にしっかりと2枚あります。

続く後攻、私の番。ツキを2体とゲッコウガを展開。手札にオーリムがなく、次のターンにタケルライコをワンパンできるように探検家の先導から入ります。
ベンチのトドロクツキに手張りをして終了。

先攻2ターン目、前のタケルライコにお守りを付け、オーリムでしっかりとエネルギーを充填。ここで時間切れとなりました。

3ゲーム目に時間切れとなった場合、今回のBO3のルールではまず後攻プレイヤーの番まで行い、その後サイドの少ない方の勝利。その時点でサイドが同数の場合は先にサイド枚数の少なくなった方の勝利となります。

お相手はそのままバトル場のトドロクツキを倒し、サイドが1枚取られました。

後攻2ターン目。実質私の最後のターンです。
まずは順当にトラッシュに古代のカードを肥やさなければなりません。
しかし手札に古代カードが集まらず、ハイパーボールなどが腐っています。
またお相手のベンチにいるタケルライコを倒さなければならないため、カウンターキャッチャーまで必須となっています。

幸い隠し札でカウンターキャッチャーは入手できましたが、トラッシュの古代は14枚。あと3枚足りません。
ない頭をフル回転させたのち、どうやってもタケルライコに届かないことを理解した私は、カウンターキャッチャーでかがやくゲッコウガを呼び出して矢羽。返しのターンでタケルライコに倒されてサイド差がついて負けとなりました。

負けはしてしまいましたが、最後の最後まで行方が分からなかったゲームでした。
対戦相手ともいいゲームだったと称えあい、握手をしてこのゲームを終えました。

この時点でギリギリ世界に届くか届かないか。上位の勝ち点の具合とオポネント次第となります。
少なくとも私は次の対戦で2-0がマストとなりました。

14回戦:ロストギラティナ 勝ち-勝ち
お相手は今年シニアからマスターに上がったとのこと。苗字も一緒であったため、試合前に軽い雑談をしているとまさかの誕生日が一緒だということが判明。
どんなところに運命力使ってるの…?

さて試合ですが、G1お相手も上手でこちらのツキ2体におとぼけ、ブーエナ付きカミに月光手裏剣をうち、ロストマインで一気にサイドをとられる展開に持っていかれます。

ハバタクカミでキュワワーの花選びを阻害しながらロスト10にはさせまいとサイドを進め、マシマシラのアドレナブレインでベンチのハバタクカミのダメカン30を返します。
しかし、ロストスイーパーでバトル場のハバタクカミが気絶。
もう一体のハバタクカミをバトル場に出しましたが、この時点でロストが10となりヤミラミが起動し始めます。

まずはマシマシラを処理され、次のターンには一気にサイドを取られる状況。
しかしよく見るとお相手の山札が残り4枚となっていました。
トラッシュに送っていたイダイナキバを山に戻し、ネストボールでベンチへ、オーリム+手張りでキバを起動できるようにしたところ投了をいただきました。

G2はこちらがぶん回りの様相。
トドロクツキを盤面に三体展開し、毎ターンしっかりとオーリムも使え、お相手の動きが渋かったこともあり早々に決着がつきました。

5.JCSまとめ

最終順位はタイトルの通り37位。
世界権利はTOP32のため、残念ながらここで私のシーズンが終了となりました。

キャップとシャツ嬉しい

悔しさがないわけではありません。
目標にしてきたWCSが指先まで掛かっていて、あと一歩、一勝足りなかったのですから。
それでもJCSを最後まで戦い抜けたことは、私にとって大きな財産となるでしょう。

ポケモンが世に生まれたのは、私がまだ幼稚園に入る前。
小さいころからポケモンを見て、ポケモンで遊び、ポケモンとともに成長し、私の人生の大半はポケモンと共に過ごしてきました。

大学の時にはニコニコ生放送でWCSをよく見ていました。
当時はカードをやっておらず、ゲーム勢ではありましたが、いつかあの舞台に立って戦ってみたい、と無謀な希望を胸に抱いたものです。

私はほかのプレイヤーと比べても決して若いわけではありません。
一般的には結婚し、小学校に入学するくらいの子どもがいても全くおかしくない年齢です。

やはり年齢とともに情報処理能力や記憶力は鈍っていきます。
このnoteがいい証拠です。
それでも若いプレイヤーには負けないと、来年こそはという野望を胸に、また一年頑張っていきたいと思います。


ここまでご覧いただきありがとうございます。
以下は有料部分とさせていただきます。

有料部分ではロストギラティナのデッキリスト解説、各マッチでの立ち回り方及びナイトワンダラー以降のカードについて少し触れております。

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