
[生汁日乗]実家にて片づけ少し:2025年2月10日(月)
晴れ。
本日は、休暇。火曜日が祝日だから4連休。すばらしい。
子供達は学校なので、いつもどおり、お弁当を作り、朝食をサーブして送り出す。
洗濯機を二度回し、洗濯物を干す。
牛乳他、食材の買い物。
しかる後、お昼前に実家へ。
実家は、築何年になるかわからないのだが(80年とかになるのか、、、)、いよいよ耐震工事をしないといけない、ということで、店を畳んだことを機にリフォームをすることに。ので、荷物を片づけに。自分の物はほとんどない認識だったが、それでも、半日かかってしまった。
主に、本の整理。やはり、というか、椎名誠関連の本を中心に旅モノの本がやたらと多い。あとは、写真関係の本。カメラは大学のころ心を奪われていたことの一つ。その他、高校時代に読んだと思しき新書の類は、環境関連や経済学関連以外に、心理学関連の本をちらほら読んでいた、というのは意外だった。そうか、昔の私は、「人の心」というものにも興味があったのか、と。

古本は、実用書の類は紙資源として回収に出す。文芸書は家の前に「ご自由にお持ちください」という立てかけと共に出しておくと、結構持って行ってもらえるらしく、確かに、沢木耕太郎の本などは、早速誰かが持ち帰ってくれていた。

あとは、机の中にしまい込んでいた、ガラクタやら、何やら、あれこれ。手紙類はどうしようかと逡巡するも、思い切って処分することに。写真は捨てられなかった。
物の整理というのは、くたびれることだ。戦時を経ている祖父母が、ものを捨てられず、あらゆる物が、押入の隅々、部屋の隅々にも、ため込まれていた。「何だこりゃ?」という謎の品も、しばしば発掘されるそう。実家の両親は、日々それの片づけをやっている。ということで、如何にその作業が、気の滅入ることであるのか、少し判った。店を閉めても、なかなか、のんびり出来ないのだ。
整理をしている中で、祖母が長野を旅行した際に買ったであろう、「本つげお六ぐし」という歯の細やかな和櫛や、母親が使うことがないという装身具の類を、かみさんや娘殿へと、頂いた。
夕食はすき焼きをごちそうになる。わざわざお肉を取っておいてくれたそう。美味。牛肉は罪な味だ。ごちそうさま。今夜も食べ過ぎた。

食後、ぽつぽつと雑談をして、21時過ぎにおいとまする。
帰りの列車は、新宿から少し混んでいた。よく考えたら今日は平日だったのだ。
湯船によく浸かって暖まってから床に就く。