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[24-02] JPN-THA : FRI. 6.28
2024 Tokyo Japan 『なるべく、淡々と』
外は雨。今日は、随分と降る。洗濯は断念。
近頃、また、禅めいたことを再開。朝の10分だけ呼吸を整え、なるべく、何も考えないように。大抵、うまく行かない。渦巻く煩悩。それでも、なるべく、淡々と。
仕事は淡々と。次から次へと、あれこれ降り積もる。悲しみのように降り積もる。なるべく、淡々と。
仕事を切り上げた後、夕食の支度をしながら、「川の活動」のWEB会議に耳だけ参加。色んなコトが同時進行で進んでいてなかなか付いて行けていない。焦らないこと。なるべく、淡々と。
近頃、お酒の量が増えている。控えるべきだと思いつつ、今宵も缶ビールに手が伸びる。お酒を飲むと、眠たくなる。そして、何より、本が読めなくなる。良くない。反省。
國分功一郎『スピノザ』(岩波新書)を読み進めたい。読み進めるべく、お酒は控えよう。
そうです。控えるのです。
心を、なるべく、平らに。
2002 Bangkok Thailand 『脱出』
空港は出会いと別れの場。男にすがり付いて泣いている女を発見。 別れを惜しんでいるのかしら?トレンディー・ドラマばりじゃないですか。
そんな光景を見ながらも、 ともかく、こんなぼくでさえ無事を祈って送り出してくれた人達がいるというのは、 ちびっと心強いことだなぁ、と振り返る。 酒を飲んでくれた人、虫除けグッズをくれた人、 お守りを渡してくれた人、MDをくれた人、 あーりがとーぅ♪ キチンと帰国しようと思う。
BG073は搭乗すると、スパイシーな匂い。 さすがバングラ・ビーマン。機内食も不思議な味(お世辞にも、美味しくはない)。 そして、淡々と南西へ飛ぶ。 機内にて寺山修二「書を捨てよ町へ出よう」 を流し読み。 競馬の話にはあまり興味が持てなかったけど、 ところどころ、面白かった。
到着の少し前、ふと窓の外を見ると、 眼下にはメコンがあった。 雲を水面に写しながら、 巨大な竜のように身をくねらせつつ、 その先端は北の地平線へと消えて行った。 その後、幾つかの河川を機内から見たけれど、 あのでかさは、半端じゃない。すごいなぁと。 偶然だけど、見れて良かった。
夕刻、久しぶりのドンムアン空港。 うーん、タイの匂いがするー♪ テンション、少し上がってくる。 調子に乗って、市内へのバス中、隣の席の日本人に話し掛けてみる。 渋谷の雑貨屋さんで働いているという彼女は、 なかなか感じの良い人で(しかも可愛いく)、幸先良し。
渋滞にヤキモキしつつ、20時過ぎにカオサン通り到着。 バンコクの渋滞はひどくなってる気がする。空港から2時間以上。 急いで旅行代理店に駆け込み、明日のカンボジア・シェムリアプ行きのバスをなんとか予約する。 既に閉店している店もポツポツあったので、 とにかく間に合って一安心。
宿にチェックインして、荷を置き、通りのカフェで飯。 オーダーのミスで、タイカレーを2皿平らげる羽目に。 腹減ってたし、美味しかったから許す。
にしても、 屋台が並んで、いろんな国の人が酒を飲んだり、 飯食ったり、買い物したり、西へ東へ… 4年ぶりのカオサンは相変わらずの祭りっぷり。 この雰囲気は嫌いじゃない。
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でも―違うのは、ぼくが独りだということ。 やっぱり、ちょっぴり寂しい。 道行くカップル共に告ぐ、 暑苦しいから、そんなベタベタくっついて歩くな、バーロ。 シンハを2瓶ほど素早く煽りつつ、 「嗚呼、ぼくはやっぱり、一人旅ってのは性に合わないのかもなぁ…」 などと思う。
明日は6時起き。そろそろ寝よう。 カンボジアが待っているので。