シュトゥットガルト戦 感想
Ravimって名前の人です。初めてMatch Reviewみたいなことをしてみます。今回やろうと思ったのは、あまりにもシュトゥットガルト戦が熱く衝撃を受けた試合だったので、せめて感想だけでも残しておきたいと思ったためです。
順を追って感想を書いていきます。
開始2分の先制点
まずは一点目。素晴らしいとしかいえない崩しでした。まず、シックがペナルティエリア内でタメを作り、そのタメによってバッカーが上がってきて、エリア内の人数をそろえることができました。このプレーはこういうタメを作る動きによって攻撃が完結しやすくなる良い例なのではないでしょうか。
その後、シックが上がってきたバッカーにボールを落とし、バッカーがファーへのクロス。中にいたアンドリッヒが外へ流れ、対角線へヘディングシュート。ミュラーもこれにはお手上げだったことでしょう。
ちなみに今季レバークーゼンはウニオン戦以外のリーグ戦で先制し、その先制点は必ず前半10分までに決めています。また、前半10分までに決めた試合では、必ず3点以上取っています。
19分の追加点
まず、得点について語る前にこれの起点となったプレーはベララビのGKへのプレスです。ここでプレスすることによって、ロングボールを蹴らせ、コスヌが競り勝ちました。私はこのような献身的なプレーが大好きです。
コスヌが競り勝ち、そのボールをアンドリッヒが触るまでは普通の流れでした。しかし、次のプレーであっという間にチャンスになってしまった。ヴィルツはやはり天才といって差し支えないと思います。こぼれたボールを少し触ってシャペウのようにかわし、そこからスピードに乗ってエリア内へ。あとはもう簡単です。DFとGKの間にボールを入れるだけ。シックがしっかりと流し込み、得点。一人で数的優位を作り出し、パスを送る。完璧としかいえません。
30分に「やっちまった!」
30分、起きては欲しくないことが起きました。アンドリッヒがクリバリに対してファール。初めはただのファールかと思いましたが、映像を見ると、膝付近に足裏で突っ込んでいました。非常に危険なプレー。レッドカードは妥当な判定だったと思います。これによりレバークーゼンは10人に。非常にまずい状況でした。
よく、フットボールにおいて2点差は怖いと言われます。それは相手が一点を取れば、あと一点で追いつけるという思考になり、勢いが増しやすいと言われるためです。10人ではありましたが、シュトゥットガルトには一転も許せない展開でした。
37分、痛い失点
37分、シュトゥットガルトにFKを与え、それをマヴロパノスに合わせられますがそれをフラデツキーがビックセーブ!しかし詰めていたマンガラに押し込まれ失点してしまいます。先ほどいった通り、2点差は怖く、取られてはいけない一点を取られてしまいました。明らかにシュトゥットガルトに流れが向いたシーンでした。
その後、前半はなんとか守り切り、後半へ向かいます。
明らかな守り切りの姿勢
50分にアクシデントが起こります。前半にも倒れ込んだシックが二度目のダウン。左足のすねの負傷に見えました。それほど大けがのようには見えなかったので、次の試合までに戻る可能性はあります。そこで交代とするとアラリオ一択かと思いましたが、ここでセオアネ監督はヒンカピエを投入。これでCBは三人となり、フォーメーションとしては5-2-2のような形で、前の二枚はヴィルツとディアビ。明らかに1点差を守り切るという意図の交代でした。
何故俺たちは三点目を取っている?
69分までは、シュトゥットガルトの攻撃をはじきながら、ヴィルツとディアビでカウンターを仕掛ける流れが続きました。ただ、崩しきるには厳しいものがありました。しかし69分、中央で奪い合いになったボールがこぼれ、そのボールに反応したヴィルツが抜け出しました。ヴィルツとディアビで相手は一人。ビックチャンスです。ヴィルツが自ら運び左足で流し込みました。またそのコースも絶妙。ゴールの際っ際に打っていました。
試合はそのまま流れ、気づけば試合終了。ヴィルツのすさまじさが見えた試合でした。
総括
ヴィルツやばいわ。としかいえなくなってしまいました。