明日の日記。2020,04,21

昨日見た夢を思い出して、震えた。

基本的に夢は忘れるたちなので、こんなに鮮明に焼き付いていると不安になる。

夢はこう。

私は実際の実家に帰る時と同じように、赤松林に入っていく、帰省だ。

九龍城砦のように積み重なった建造物が林の木と木の隙間を縫うように、積まれている。

むろん、夢だ。

その表皮は滑らかで、モルタルか何かで造られているようだ。

1番下の階は地面に接地しておらず、なにかから逃げるように木々にへばりついて、およそ地面から5メートルほど上がったとこからはじまっている。

そこまで登るのは梯子だ。

その梯子がそのまま伸びて上の上の階までつづいている。

エルフの住まいのような有機的な曲線と、中華大陸のような乱雑さを交えた住まい。

ここが、実家らしい。

実家らしいのだが、まだ新しい住まいとのことで、母と父は1階へ。

私と妹は上階の好きな部屋を使えとのこと。

モルタルで鞣した床面は、にゅるにゅると奥は続いている。

手前には鳥の巣のようなベッドがあって、私は顔をしかめたが、どの部屋も似たようなものだった。

壁にかけられた大量のウサギの剥製が美しかったが、うごめいた。

壁にへばりつく生き物だったのか。

そういうアートなのか。

それらのウサギたちが瞬きをしていて、首をこちらに向けたので、それを見た私は現実へと引き戻された。



さて。

ここは何処か。


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