四柱推命「格局」の種類・決め方も初心者向けに解説!
四柱推命を勉強している人なら、「格局」って種類が多すぎてややこしいと思ったことはありませんか?
この記事では、
格局ってざっくり言うと何なのか?
格局の種類はいくつあるのか?
以上の内容について、初心者の方向けに解説していきます。
この記事は泰山流の考えに則った書籍を参考にしています。
また、今後加筆修正する可能性があります。
格局の意味や命式のみかたなどは省略しています。
四柱推命の格局とは
四柱推命の教本によっては「格」や「格局」とも書かれています。
私が信頼している『明解・四柱推命学 基礎編(著:粟田泰玄)』によると、
格局を理解するためには「日干」との関係を掴むのが一番!
突然ですが、命式を会社に例えたお話をします。
社長の自分と7人の社員で構成される会社があると想像してください。
社長 = 日干で、自分自身を表します。
重要なのは、7人の社員の中で番頭ポジションがいること。
この番頭 = 格局で組織のNo.2です。
会社は、社長だけでなく番頭の手腕によって経営が良い方向にも悪い方向にも傾きます。
社長と番頭の関係も、似た者同士か真逆のタイプかによって会社の雰囲気も変わります。社長派や番頭派みたいな派閥もあったりして。
要するに、日干と同じくらい、もしくはそれ以上に格局(番頭)の働きは重要ということです!
格局の種類は全部で3つ
格局は、ざっくり分類すると3つに分けられます。
内格(普通格局)
外格(特別格局)
雑格(その他)
世の中の人の90%があてはまる格局は「内格」です。
「外格」「雑格」があてはまる人は残りの10%くらい。四柱推命の鑑定する側になる予定がなければ「内格」のことだけ頭に入れておけば問題ないでしょう。
1.内格(普通格局)
内格は、全部で10種類。
自分の格局が内格だったときは、命式の五行の均衡が取れるように鑑定するのがコツ。
さきほどの会社の例え話だと、社長(日干)と番頭(格局)のパワーバランス、その他の社員の力量もなるべく均等であれば良し。
そのうち「月刃格」「建禄格」の2つは、内格の中でも特別。
いくつかの条件を満たした命式の場合にあてはまります。
2.外格(特別格局)
外格は特別格局とも呼ばれます。
外格はさらに「一行気得格」「従格」「化気格」の3つがあり、定義は流派によって様々です。
内格と違って、外格の命式は五行の均衡が極端に取れていないのが特徴。日干の五行のエネルギーがとても強い、もしくはとても弱い命式です。
この命式の持ち主には、内格のように五行の均衡を取らない鑑定をします。ワンマン社長であればあるほどよい、みたいな感じです。
3.雑格
雑格は暗沖格や暗合格など列挙すればいろいろありますが、鑑定する側になっても出会う確率は低いです。
初心者の方は「内格でも外格でもない格を持つ人がいるんだなぁ」程度に覚えておけば良いと思います。
格局を決める方法
命式における格局の決め方はとっても気になりますよね。
残念ながら、この記事では格局の決め方は解説しません。
以下にその理由を述べます。
流派によって格局の決め方は様々
四柱推命の流派によって考え方や鑑定の手順も違います。
格局の決め方も違ったりするのでややこしいんです。
私は四柱推命の教本を何冊か読みましたが、内格や外格といった分類や呼び方は同じか似ています。
一方で、格局の決め方は微妙に違うことが多いんです。
全部の流派の考え方を鵜呑みにすると頭がこんがらがります。
初心者の方は四柱推命に興味を持ったきっかけが必ずあるはずなので、そのきっかけの本や鑑定、WEB媒体などの考え方を軸にしたらどうでしょうか。
初心者は月支蔵干の本蔵から定めよう
それでも自分で格局を調べてみたい!と思う方へ。
四柱推命の勉強をはじめたばっかりの方は、格局は月支蔵干の本蔵から決めるようにしましょう。
月律分野蔵干表のみかたはこちらの記事を参考にしてください。
ぶっちゃけると初蔵・中蔵・本蔵の境目も流派によって違うので定めようがないこともあります。
命式によっては格局の選択肢が1つに絞れることもあるので、実際に自分の命式を見て考えることをおすすめします。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
四柱推命の記事は今後月に一度くらいの頻度で更新する予定です。
自分の勉強の復習も兼ねているので、今後もなるべく根気強く継続できたらいいなと考えています。