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相剋相生の話〜陰陽で影響力が変わる?〜

親子関係を表す相生そうしょうと、敵対関係を表す相剋そうこくについて、以前の記事で触れました。

今回は、そんな2つの関係性をさらに細分化した「有情うじょう」「無情」の関係について学んでいきます!

この記事は、四柱推命を書籍等から勉強中のわたしが読書メモとしてアウトプットした内容です。

私が今勉強中の書籍は、「阿部泰山流」といわれる流派の考え方をもとにしています。

四柱推命は、日本国内で複数の流派がそれぞれの解釈で鑑定をしているので、四柱推命を勉強するときにその文献や情報がどの流派をくんだ考え方なのかを把握しておくことは大事!

はじめに

相生そうしょう相剋そうこくのおさらい

四柱推命において、木火土金水もくかどこんすいから成る陰陽五行の考え方が重要であることは今更言うまでもない。

その五行同士の関係性を表す基本的な2つの要素、それが「相生そうしょう」と「相剋そうこく」。

AがBを助ける親子関係の「相生」 
→例) 木生火(木が火を生じる)
AがBに攻撃する「相剋そうこく
→例)金剋木(金が木を剋す)

配偶はいぐう不配偶ふはいぐう

陰陽五行論は「陰陽説」を含んでいる。

今回の話は、「相生」と「相剋」に陰陽が絡んだ場合の話。

結婚したパートナーのことを「配偶者」と呼ぶ。

ここで言う、「配偶」「不配偶」は、男女(陰陽)のパートナーとしての関係が築けるか築けないのか、ということだ。

「陽」同士、「陰」同士の関係は、同性なので不配偶
「陽」と「陰」同士であれば、異性なので配偶

では、「配偶」と「不配偶」でどんな働きの違いがあるかというと、「情がある有情うじょう)」のか「情が無い(無情)」なのかが変わってくる。

相生の場合

相生は親子関係を表している。

このとき、関係が有情か無情なのかでニュアンスが変わる。

甲と丙(陽陽)と己と庚(陰陽)を例に

自分が男で、相手も男の場合、
合理的に割り切った関係(サバサバした感じ)

自分が男で、相手は女の場合、
合理性を欠いた関係(損得勘定無視という感じ)

ここで補足すると、

前者は無情の、後者が有情の関係になるだが、
同じ親子関係の相生でも、「無情 < 有情」で自分が「子」に対して消費するエネルギーは大きくなる

それは、同性同士よりも、相反する関係の陰陽のほうが力を消耗しやすいと考えるため。

お父さんが、息子と娘に対して、娘のほうが何かと気を遣う感覚に近い。

息子のほうが気遣うお父さんもいると思うけどあくまで例です

相剋の場合

相剋は敵対関係を表している。

相生と同様、同じ敵対関係でもニュアンスが変わってくる。

庚と甲(陽陽)と癸と丙(陰陽)を例に

無情の相剋のことを「無情の剋」、
有情の相剋のことを「有情の剋」という。

無情の剋では、

同性同士の争いで苛烈になりやすい

一方で、有情の剋は、

異性同士の争いになるのだが、同性同士の「無情の剋」に比べて敵対関係が「柔らかく」なる

この場合、敵対関係としてどっちのほうが激しく、自分の消費エネルギーが激しいかというと、当然「無情の剋」になる。

おわりに

以上、相生と相剋の理解をもっと深める、「配偶 & 不配偶」の話でした。

四柱推命は漢字が使われ、覚える用語も多く、ひとつひとつを組み合わせるのは大変に感じます。

二度ほど四柱推命の鑑定師さんから有料で鑑定を受けました。

実際、どの要素がどう作用したことでどういう結果になったのか、
という解説まで踏み込むのは安価で手軽な鑑定では難しそうです。

今後勉強を進めるにあたって、自分の鑑定結果と学んだ内容を照らし合わせられるようになりたいですね。

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