#99 M-1 2022の結果に満足できない人達
こんばんは
今年のM-1はウエストランドでしたね。
爆笑問題や長井秀和と同じタイタンから、毒舌漫才がひとつの形が認められる、ジャンルとして確立するような瞬間でした。
一方、気に食わない方々も続出しており、
まあよく言われるのは、
「あれはボケ/ツッコミではない。」
だったり
「共感できた人にしか面白くないものをチャンピオンとしていいのか」
だったりそれはそれはって感じです。
確かにウエストランドの漫才では一切ボケはなく、断片的に聞き取った言葉で偏見を言う、決めつけをすると言うものでした。
単純に何かにつけて悪口を言うっていうボケって言う見方もありますが、観客、審査員が笑ったのはそこではなく、井口さん悪口に共感したからなんだと思います。
緊張と緩和ではなく、共感ですね。
あるあると形は近いかもしれません。
人を傷つけるレギュラーと言い換えてもいいかもしれませんね。
また、この悪口に対してツッコミもほとんど言い返してません。
独演場と言い換えてもいいし、おそらくピンで出てもそんなに変わらなかったと思います。
共感できるできないは、話がわかるわからないと同義で他の漫才師にも言え、仕方ないとはいえ、
そんな漫才としての完成度を蔑ろにしてるのに、ウエストランドがM-1を勝ち取ったのは、
世の風潮に逆行してるの一点だと思います。
自らの業界でどんどんクレーム対応して、サイレントマイノリティを無視し続けた結果、
表現の不自由に陥り、それを掻き破るウエストランドのかっこよさはありますよね。
そんな爆笑問題同じくダークヒーロー的なものを求めており、それがすっぽり入ったのでしょう。
ここ最近、特に3回戦あたりから顕著に、
ウケることだけではないことが求められてると思います。
下らないことをやって馬鹿にする笑いではなく、ただのしゃべくりで笑いを取るのではなく、
何かしら審査員の基準が出てきました。
大衆を無視し、コンプラを設け、大衆の笑い声を無視したM-1が今後どういう立ち位置になっていくのか注目です。
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