嗜好も生まれ持った個性のうち。
ごきげんよう。
最近つと考えているんですが、人類が興奮を感じる対象って生まれつきの嗜好と、後天的な経験の積み重ね、そのグラデーションで成り立ってるんじゃないかと。
これ自体はさも当たり前っちゃ当たり前で、誰しも成人するころには自分の趣味嗜好が開拓された経験をお持ちかと思いますし、俺もあります。
しかし、前者の生まれつきの特性から形成された嗜好っていうのも厳然と存在していて、これが大きく捻じ曲げられる、変質するって事態は意外と少ないように感じられます。
SNSとかだと結構衝撃的なイベントによって趣味嗜好が大きく変容したって話はちょいちょい流れてきますが、あれらは極めて稀な事象をドラマティックに描いただけで、たいていの人は嗜好か拡張されこそすれ、大きく方向転換はしないような。
生まれ持った嗜好がなにで決まっているかというと、おそらくは脳神経の発達パターンによる繁茂図の違いで、これによって興味を得る対象が人間だったり歴史だったりモンスターだったりするわけですよ。
この発達パターンはある程度方向性の近いグループが存在して、そういう集まりが趣味の仲間とかになっているんじゃないかと。
つまり、嗜好も生まれ持った特性かつ、個性なので社会的に害を及ぼすとかでなければまあそういうもん、として受け入れるようになりました。
まあ、野放図に許容されるかといえば、そんなことはなくダメなやつは現代においては規制法が立法され、規制されているってわけですね。
戦場へ
ところで、自分の趣味嗜好が多数派でないことにやたら腹を立てたり反発する人を散見しますが、あれって多数派に属していないと生存上のペナルティになっていた時代の名残って気がしますね。娯楽の好き嫌いの対象が多数派かどうかってのも、生存におけるアドバンテージと全く結びつかないわけでもないですが、普段の社会的交流に比べたら矮小なのであまり気にしない方がいいと思いますが。
今回はここまで、またな。
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