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批評はあなたの好きは否定していない
だけどまあ、ムカッとはするんだなぁ、これが。
インターネット風物詩・論理と感情の対立
これはあくまで架空のたとえだ。
仮に、俺が『うどんはGI値が高く常食することによる糖尿病リスクの向上が考えられる。程々に食べたほうが良いかもしれない』とか書いたとしよう。
それをうどん好きな人が見た時、『何を言うか!うどんは素晴らしい食べ物なんだぞ!』とか食って掛かって来るようなケースが結構見る。
冷静に上のやり取りを読んでいただくと、俺が言っているのはあくまでうどんの常食による習慣病リスク上昇でしなかなく、うどんそのものは否定していないし、ましてやうどんが好きな人にキライになれとも言ってない。なのだが、怒られが発生しうる。なんてこった。
なんでこんな事が発生してしまうかと言うと、思うに人間はそもそも情報を論理処理するのがド下手くそないきものだからだ。論理より先に感情がふっと湧くのである。そういう仕様だ。
好きな物にケチがつくとイラっとする
人間は情報が入力されると、関連度が高そうな情報に連結されるっぽい。
で、情報同士が連結された時、最初に出力されるのは思考ではなく感情だ。これはかなり特殊な人物ではない限り、だいたい論理思考より感情が出てくる。
しかしながら、どストレートな感情を即吐き出すと顰蹙を買うシチュエーションが多い為社会性を身に着けた大人はちゃんとワンクッション置くのであった。
ところがどっこい、インターネットではどストレートに感情を出力してしまいがちである。
では何が起こるかと言うと、インターネットで事実を元にした問題分析とか、まあそこまで高尚なもんでなく単なる愚痴程度でも、それが自分な好きな物についての話だとなんかムショーにムカつくのである。だが、言うまでもなく言ってる側は特定個人の好きを全否定する意図をのっけていってるわけではない。問題提起なら問題意識が根底だし、愚痴なら単に吐き出さないとやってられないってだけである。
とはいえ、SNSではそういう特定個人を対象にしたわけではないネガティブは言論がたまたま誰かにあたって反感を買う事はぼちぼちあるし、当たった先が悪いと爆発四散大炎上したりする。おお!インターネットアポカリプス!
ついでに、スタート地点が論理思考と対立側が感情思考の場合、出発した点が異なる為コミュニケーションをとっても溝が埋まることがない。1000日相撲である。それはそれ、これはこれするしかなかろうもん。だがインターネットでは今日も論理と感情の虚しい対立がアホほど発生しているのだった…どっちが正しい、悪いではなく、なんちゅーか人類の仕様によって発生してしまっている悲しい事故である。
戦場へ
良くも悪くも、マイナスの印象を話しても悪感情に結びつく、というお話。
それがWebサービスへの不満なら、あるいはサポートに直接申し付けるほうが丸いのかもしれない。
今回はここまで、またな。
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