Twitter専用機過ぎるスマホ、Mode1 GRIP

専用機、なんと甘美な響きであろうか。全人類が好きなワードベストテン入りは間違いないであろうくらいに人気だろう。

ところが、これがTwitter専用機と繋げてしまうと途端にダメさが溢れ出て誰も近寄らなくなってしまうだろう。俺がお遊びで買ったスマホも要するにそんな感じの、尖りすぎたマシンだ。Mode1 Gripとかっていう。

Mode1GRIP

Mode1 Gripは今の流行りの縦長スマホをもう一段尖らせた感じのスマホで、サイズ感としてはスマホよりもガラケーのソレに近い。横幅が小さくて持ちやすく、名前の通りグリップ感は非常に良い。重量が軽いのも好感触だ。

また、縦長であることはインターネット、とりわけSNSをやる上では非常に便利で、シングルカラムのスマホ向けサイトは非常に閲覧しやすい。つまり、Twitterだ。

軽い、防水、縦長構造とTwitterをやることに向きすぎていて、ツイ廃にはもたせにくい、延々だらだらTwitterをさせてしまいかねない。

一方、他の用途はどうかというと大分制限が増える。例えば、利用者が多い動画閲覧。Mode1 Gripの横幅はあのミニスマホで名高いRakutenMiniとほぼ同じくらい。動画は特殊な動画でない限りは狭い方に合わせられるので横持ちしても動画の表示量はRakutenMiniと同じ狭さという塩梅である。実質3.6インチ。

電子書籍でも同様の縛りが発生する。
小説などはまだいいが、漫画はやはり横幅の狭さがネックになって実際の表示サイズはかなり小さくなる。これもつまるところRakutenMiniと同じサイズ。読めなくはないが大分小さい。

とどめにゲームでも同様の問題が発生する。縦横のバランス的に、表示UIの位置が寸詰まりになってしまって、かなり操作しにくい。特に画面サイズと形状に合わせてUIを調整るタイプのゲームは表記が隠れたりする。

ではまるで使い物にならないかというとそうでもない。

要は電話とSNSと軽くネットが見れればいい人であれば、ドンピシャの機種だが悲しいことにそういう層には認知されなかったらしく在庫が市場に唸っている。狙いは悪くなかったと思うのだが。

それとニッチな使い方として、テキスト編集のモニターとしては悪くない。縦に長いおかげで、十分なテキスト表示量が見込める。もちろん横には狭いわけだが、それを差し引いても十分な表示量がある。

バッテリーも今どきとしては少なめの2620ｍだが、想定していたユーザーなら寝る前に充電しておけば数日は持つ程度なので問題はない。はず。

軽くて持ちやすく、軽めの操作は軽快に動く程度の性能はあるのでお守りとして持つには丁度いいスマホだろう。何より安い。

惜しむらくはもっと性能のバランスが良くて、同じ価格帯にXperiaAce2がいることだろう。あちらのほうが格段にスマホとしての取り回しがいいので、一台で幅広い用途を済ませるならあちらがいい。

戦場へ

この、ジムともザクとも言い難いグフみたいなポジションのやつ、まあ一般的に売りにくいけどオモチャとしては結構いいかも。となりつつそのポジションにはrakutenMiniがいるので本当にグフみたいなポジションのスマホだった。

使用感は良いのでインターネット閲覧とSNSがメインならありかも。やすいし。

今回はここまで、またな。

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