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土台の知識が伴って、初めて理解できる感動がある
年を取ると涙もろくなると良く言いまして。それってそれまでの人生の積み重ねが活きている証とも言えるやつ。
人類は知識と体験と理解を積み重ねて未知を既知に変えるいきもので、前提情報や知識が無いとものの見方が360度変わってしまうことも少なくない。もちろん、知識不十分の状態の時の感じ方だって、だいじだ。
だから、ちょっとしたことで涙もろくなってしまっているのは、人生の積み重ねによってそれまで理解できなかったなんやかんやがおぼろげながら感じ取れるようになって、それが落涙として出てきているってことだと思う。
それは涙もろさに関わらず、年を取って理解できる美しさや、歓び、そして初めて分かる怒りもあるかもしれない。
翻って、なにかをわかることで感動できる、というのはそれまでの「知る」態度をいかに扱ってきたか、おろそかにしなかったかの累積でもある。まあ、どう転んでもわからないことはあり、仕方がないともいう。
戦場へ
上記のことに一つ付随すると、疲れていたり不眠気味だったりすると、お脳が感動するのに必要な情報を引っ張ってこれないために何を体験しても無味っぽく感じて心がやつれてしまう。
感動にはある程度の健康が欠かせないので、情動が鈍ったなって人はご飯とか睡眠とか見直したほうがよいかもしれない。
今回はここまで、またな。
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