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日常不戦日記
疫病に加えて今みたいな不穏状況がはびこってしまうと、より一層人々の精神衛生の悪化が懸念されてしまう。その中には当然自分も入っているし、枠組みの外にも置かれない。
インターネットの大いなる弊害の一つで、こういう自分があんまり大した関与出来ないけど注意は払っておきたいみたいな物事を見聞きしやすくなりすぎてしまった感がある。果たして、何も知らずに突如致命的な事態に襲われるのとどっちが良いかは個々人の価値観によるものだが、日本の場合は結局地震とか台風があるので今更かもしれない。
こういう騒乱期は、あれこれ噂話が持ち上がるものの、おおよそ蓋を開けてみないと実態はわからないとか、数年経ってから多少まともな情報が出回るのが常というのもあって、流し見して頭の中で整理するだけにとどめています。皆好き勝手適当言いまくる時期なのであまり真に受けまくるのも良くないところ。
まあ、思想で言えば不戦派であるとだけ申し上げましょう。現実的に生きるのであれば、闘争は失われる物は大きく得られる物はイマイチよくわからないもので、おおよそ収支決算は赤字になるものと決まっているし、失われた人命に報いうるなんかが得られることは全くないと考えています。
ところで、自分の手の届かない事象については自助努力で解消出来ないのであればあまり気にしてもしょうがないんですが、気にしなければ襲ってこないわけではなくどう捉えたところで襲ってくるときは襲ってくるワケで。
出来る対策を準備した後はあまり意識を持っていかれない様にした方がよいかと思います。
というか、直近でダイハードテイルズ作のオフィスハックを読んでいたんですが、おおよそそんな感じの場面があるんです。
主人公の香田君が、まかり間違ってFXに資金を投入したせいでやれミサイルが飛ぶから円高になるのならないのって、銃撃戦の合間にウンウン気を揉まれて苦しむ場面。なけなしの資金を投入した以上気になるのはいたしかたないとして、いのちのやり取りをしている真っ最中に気にするのはいかにも滑稽で気の毒なエピソード。
そんな感じで、大事だけど気にしすぎても得るものがない話に意識を取られすぎないようご注意ください。
戦場へ
オフィスハック、面白いですよ。もっとも、特定業種の生々しいブラックファッキンスカム企業のリアリティありすぎる描写が、人によっては体調悪くなるぐらい生々しいので読む人は選ぶんですが。
今回はここまで、またな。
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