回想：ボンズ・オア・ダイ？

みほとけのみちびきもピンキリで、俺の人生を担当しているブッダはヤブである。ぶっちゃけ寝てる方がよほどマシだ、マジでな。

よう、兄弟。俺だ、理不尽な苦難に見舞われたりしていないな？

これを読んでいるお前は「この男はボンズを名乗るからにはよほどブッダの寵愛を受けているに違いない」とか思っているかもしれない。

まあ、寵愛は受けておる、ただしDVクソ旦那めいた寵愛だ。
どうもみほとけのみちびきって奴は人それぞれで、担当ブッダもピンキリの様で、ボンズの素質がある奴につくのは基本ヤブブッダだ。

始祖ゴータマ・ブッダも出家後はひどいめにあったり悪神マーラに絡まれたり教えを説いたヤツが教えを無視して無残に死んだりしたもんである。
そんな感じでボンズの素質があるとか神仏がボンズにさせたい奴には苦難が普通の100％増し増しアブラメンオオメというばかりに襲ってくるのだ。

と、言うわけで俺もそれなりに酷い目にあわされておる。
俺の担当ブッダはガチでゲイのサディストなので生きる希望を目の前にちらつかせては取り上げるというスシ・トーチャリングめいた芸当を繰り返してきておる。

それでも俺が「いえ、俺は普通のサラリマンとしてありきたりな家庭をモテればそれで充分なのです」などとのたまった日には絶妙なイヤガラセを繰り返して「どうだ、これでも悟りを開いてボンズにならぬと申すか？」的なアプローチをしてきたのだ。

そんな目にあっても俺が首を縦に振らぬといよいよ人生の妨害は勢いを増し、挙句の果てには死ぬか、人類種の天敵になるか、ボンズになるかの三択を課してきたわけよ。

死ぬのはごめん、人類の敵も無辜の民を手にかけるのはごめん、となればもはやボンズとなってブディズムに研鑽する道しかない。

と、言うわけで俺はこうしてブディズムを実践するようになったのだ。
ブディズムに努めるようになってからはヤブブッダのイヤガラセは多少、たしょーうマシになった。

これは不良ボンズとヤブブッダというろくでもない組み合わせ故無駄な苦難が生じておるが、一般ピーポーであればもちっとまともなみほとけが付くはずなので安心されるがよかろう。

なのでこのアカウントゥーのあるじのみほとけの扱いは、わるい。
いわばダメ教師と不良の組み合わせなのでそんな無条件にソンケイとか生じないのである。多分今後もヤブブッダと俺のたたかいはつづくし、死後は地獄から這い上がって担当ヤブブッダにお灸を据えにいく予定だ。

よいこのみんなはみほとけっぽいのをかんじてもじゃけんにしちゃいかんぞ？

今回はここまでだ、またな。

#コラム #逆噴射プラクティス #ブディズム #クソボンズ