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トライング折りたたみキーボードWithスマホ
ノートパソコンは基本、重い。普段使っているLet'snoteのRZモデルで本体だけで765g程度あり、そこから充電器やマウスなども含めると結局1キロ程度は軽く超えてしまう。ThinkPadなどは1.5キロ超えも容易い。思いだけならまだしも、かさばるのでふらっと街歩きのついでに持ち歩くにはどうにも邪魔すぎる。
もちろん、本腰を入れて書くならノートPCのほうが書きやすいし、もっと言うならデスクトップのほうがいい。大画面モニタだと余計な情報が表示されすぎて気が散りやすいが、それでも入力画面に対する視点が高くなるのと打ちなれたキーボードの打鍵感は得難いものだ。この辺超長文などを電子機器で書かない人はピンとこないようだが、さもありなん、日頃の業務量の違いによるものだろう。タイピング寮が少ない人ならキーボードは愚かスマホでフリック操作でも千字程度なら全く問題ないのだし。
これが3000字以上となるとフリック操作ではいささか厳しくなってくる。若い頃ならいいが今延々と長文をフリック入力したら腱鞘炎が悪化するのが目に見えてるので正直やりたくない。
そこで試すことにしたのがスマホ×折りたたみキーボードだ。これならスマホとスタンドにキーボードでも総重量は300gを切る。でかいスマホでもせいぜい350g程度。
アプリケーションはローカル入力でもあとでインターネット同期を取れるアプリを選べばいいし、文章さえかけていればnoteへの投稿はコピペして整形するだけだ。便利な時代である。
回線を入れていれば直接投稿もできるが、Sim入りスマホを持ち歩いているとインターネットに気を取られがちになるため今回は選択肢から外した。
スマホでなおかつ画面がある程度大きければ入力画面を覗き込むような真似はする必要はないし、Androidならアプリケーションの同期も取りやすいのでベネ。共通のサーバーにアクセスするアプリなら別にIOSでも特に同期の壁になるようなこともないのだが、どうにもIOS端末は操作感がいつまでたっても慣れられそうにない。
で、試しにお安く環境を整えて書いてみているのだが、書き始めて一つ大きな壁にぶち当たった。視点の低さだ。
高さを調節する機能のあるスマホスタンドでないと、視点が下がりすぎてしまい首が非常に疲れてしまう。これでは長文を書き上げる頃には肩がガクガクになってしまいかねない。
もちろん、ノートPCでも同様の問題はあるが、多少は視点が高くなるので首に負担がかかり続けるということもない。多少身体に負担があることは予想していたが、思いの外下を見続けるというのは首にバカにならない負担がかかることを実感する。
まあ、あれこれ文句を増やしすぎると結局は家に理想の執筆環境を整えろという話になるしノマドライフをやるのであれば多少の不備は我慢するべきかもしれない。しかし首への負担だけはどうにも飲み下せないので対策を考えないとダメそうだ。
逆に、利点として挙げられるのが先に述べた軽量さの他にも、デスクがないときでもフリック入力でメモできる、PCに比べると段違いに電池持ちがよく、コンセントが無い場所でもバッテリー切れを心配しながら執筆するリスクがない。最悪充電するにあたっても充電器も軽いのも利点。
また、スマホなので当然写真も取れるしクラウド連携もできる。これも意外と便利。プロのライターであればカメラと執筆ツールはそれぞれ専用の高級機を持ち歩く人もいるんだろうが、俺は今の所これで十分だろう。ハイモデルが欲しくなっても結局iphoneで完結するかもしれないし。
キーボードのキー配置についてはなれるのに時間がかかるかと思ったが、以外にも数時間タイピングしたら慣れてきて普段の80%程度の速度でかけるようになった。誤打もそこそこあるが、フリック入力よりも格段に早いし安定して執筆できる。やればできるもんだ。
戦場へ
軽くてかさばらないので、今後軽くお出かけ先で書く程度なら折りたたみキーボードとスマホをメインにするかもしれない。腰を据えて書くなら、今までと同様ノートPCを持ち出すが、選択肢が多いのはいいことだ。
今回はここまで、またな。
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