【2022年3月】八重山旅行② ゆったりぜいたく小浜島
毎回、初日は居酒屋→スナックの流れで泡盛を飲み過ぎてしまい、翌日は強烈な二日酔いになる。
でも今回は失敗しないよう寝る前に水2リットルを飲んだので免れた。
ホテルでは朝食がサービスで、お弁当を出してくれるという。
取りに行くと、いわゆる“うちなー弁当”だった。
普段なら朝からこんなハイカロリーなもん決して食えないが、八重山旅は何かと体力を要するのでけっこう食えてしまった。
朝からヘヴィなんだが意外と食える
ホテルをチェックアウトして、昨夜Oさんから教わった宿に向かう。
「あのー、昨日Oさんに紹介してもらいまして。荷物預かってもらって良いですか?」
「おー、Oちゃんかい。どうぞどうぞ」
すごい、この宿では名物常連のようだ。
宿は『おり姫』といって、ゲストハウスなのだが客室は個室なので、ほぼホテルだ。
ただ、水回りが共用となっていて、その分が安い。
身軽になって離島ターミナルから島へ渡る。
しばらくご無沙汰だった小浜島へ渡ろうという計画だ。
スタンダードな八重山そば。沖縄そばとは似て非なる
だが、少しフェリーまで時間があって、その間に石垣図書館で本読んだり食堂『おいしん坊』で八重山そばを食べたりして時間をつぶした。
それにしても日差しが強く、突如として紫外線を浴びた肌はびっくりしたようで、ネックなどは早くもヒリヒリ痛い。
おっさん臭いが背と腹は代えられぬでタオルを巻いて歩いた。
八重山観光フェリー‥‥略してYKF!
紺碧の海をフェリーで駆って、2~3年ぶりに小浜島に降り立った。
フェリーターミナル目の前で電動チャリを借りて、さっそく島の一周サイクルに出かける。
この島は起伏が多いので、スクーターとまではいかなくても電動チャリが最適だ。
1時間550円くらいが相場で、3時間もあれば十分だ。
この島には絶景のビーチや浜などは(知る限り)ないが、小高い場所から見渡すエメラルドの海が素晴らしい。
八重山の島々のなかでも、けっこう渋めな玄人好みする島だと思う。
見どころはシュガーロード、大岳、岬といったあたりだろうか。
あとは名もなき農道なんかも、そこに佇んでいるだけで気分が良い。
洗われる気がする。
起伏のある島で、小高い丘から紺碧の海が見える
この島に来た目的の一つはH先生という元校長先生で島の郷土史家にお会いすることだ。
以前、この島に来た時にひょんなことから知り合い、自分が民俗学に興味があることを伝えると、見ず知らずなのに家に入れていただき貴重な郷土資料を見せてくれたことがあった。
集落にある家の場所も覚えているので、伺うと庭で野良仕事をされていた。
声をおかけして、庭先で少しだけお喋りした。
お元気そうでなにより。よかった。
大岳(うふだけ)に登って展望台から島を一望
少し時間も持て余したところでフェリーの時間が近づき、この島ともお別れとなった。
なんにもないけど、ただいるだけで心地よい空間(島)だな、と素朴に思うのだった。
ビールはチャンリンコ返却してから!
石垣島に戻って夕食がてらの飲みだ。
平得に以前訪れた魚のうまい店があったのを思い出して、2キロくらいとぼとぼ歩いて向かった。
お、やってるやってる。
「すいません、一人なんですがー」
「あー、今日は予約でいっぱいなんですよ」
ああ、そうですか。。。
あきらかにウソなのがわかったけど、さっと引き下がった。
まぁ、仕方ない。こっちはヨソモノだし。
カウンター席ないけど一人でもOK
気を取り直して新川の『源丸』まで歩いて、ビールと島酒をやった。
地元のチェーン系居酒屋だが、安くて料理も悪くない店だ。
刺身盛合せ、タコの宮古味噌炒め、クブシミの墨汁なんかを食べた。
宮古味噌の炒め物めちゃ酒に合ったわ~
今日はハシゴせずにおとなしく帰る予定だったが、ちょっと冷えて暖かいものが食べたくなった。
別に島が寒いわけではなく、店内の冷房が利いていて、カラダが冷えてしまった。
島では有名なオデン屋の『メンガテー』が空いてたので、飛び込んだ。
メニューはオデン1,000円と八重山ソバ600円(だったかな?)のみ。
美崎も半グレみたいな輩が多くなったけどここだけ昭和
オデンと島酒を頼んで〆とした。
ただ、〆といってもオデンのボリュームが凄く、テビチ、ソーセージ、根菜、昆布、青菜、卵とモリモリだ。
でも、これが旨く、また酒とも合うのでペロリと平らげてしまった。
ででんと島おでん
長居する観光客も少なくないが、島の飲兵衛たちは滞在15分くらいでサクッと飲んでさっさと帰っていく。
それに倣ってパパっと帰る。
オデンと島酒2杯で金2,000円也