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熊本・鹿児島旅行記2018年1月(2)食い倒す飲み倒す九州の酒池肉林@熊本

ほんのり二日酔いの頭を抱えつつ朝。
あっさりすっきりの球磨焼酎だからか、しこたま飲んでもあまりキツくない。
これが芋焼酎だったらかなりの瀕死になっていたと思うのだが…。

熊本のソウルフードだそうです、黒亭のラーメン!

午後に控える仕事を前に少し時間があったので、仕事仲間と熊本ラーメンでも…という話になり、市電に乗って「黒亭(こくてい)」という店へ。
名物のラーメンはマー油がたらされ、卵黄が2つも入ったものだった。
見た目よりも少しあっさりしていた美味しかったが、卵黄を崩すタイミングが難しい。
個人的に卵黄は1つで良いと思うのだが、どんなもんだろう。

隣の席では地元民のオバーが「ラーメン大盛り」を頼んでいた。
まじかよ、わしら30代の男だけど腹いっぱいで動けないくらいなのに…。
地元民にかなり親しまれているラーメンであることはよくわかった。

夜は仕事の打ち上げを兼ねて熊本のグルメをいただきに

さて日中は仕事をしたので割愛!
時間は一気に夜に飛んで、飲み食いしたものの話など。

この店は「七福神」といって熊本関係者の推薦で来たのだけど、とにかく何を食べても美味しかった。

出色はなんといっても天草産のタコで、いままで食べたタコブツの中で一番美味だった。
そして熊本に来たからには絶対食べておきたい天草大王のタタキも絶品。
あと地味に美味しかったのがサバで、これは熊本に限ったことでなく博多だろうが長崎だろうが、九州で食べるサバはとにかく旨い。
おそらくはあの九州特有の甘い醤油が地魚の味わいを引き出しているように感じる。

天草大王のたたき!天草大王とは幻の地鶏を復活させたものですね

東京で食べるそれとはまるで違う、鮮度の良さが際立つシメサバ

旨すぎて何杯も飲んでしまったのがこの天草米焼酎の「天草」

と、一軒目で散々飲み食いしておきながら、旅先ではもう一軒となるのは致し方なし。

この仕事仲間とはよく旅するのだけど、旅先の夜はスナックと決まっている。
スナックと言ってもほんとうに昔ながらのスナックで、決してエロい店は含まない。
名店を探して繁華街を歩き回ったが、着物やドレスのママがいるような店が多く、そういうのを求めているわけではない。

「もうないのかもね、熊本には…」
そう諦めかけたところで一軒それっぽいスナックを発見して、ダメ元で扉を開け「おいくらですか?」交渉。
するとなかなかの良心的価格で、米焼酎&ウイスキー飲み放題でカラオケ歌い放題、時間無制限ときた。
客層も任侠団体関係者とかはいなさそうで、悪くなさそうだ。
これはもうここで飲むしかない!

正しい感じのスナック!こういうのを求めてました

昨日もそうだったけれど、熊本で飲んでいて思うのは人情の厚さ。
スナックでも奥のテーブル席で飲んでいたのに、カウンターのオジサマ客たちが次々にこちらへきて乾杯と軽いおしゃべりをして相手してくれる。
そのうちの一人は元阪急のピッチャーという82歳のガタイの良いオジーだった。元気やなー。
人生の大先輩が来る店にこんなよそ者の若造が…と少なからず思うのだが、みんな本当におおらかだ。

カラオケ歌いなさいよ!
と、どんどん勧められるので「港町ブルース」(森進一)「昭和縄のれん」(走裕介)「久しぶりだね」(小野寺正行)といったスナック向けのセットリストで勝負したら、港町ブルースはやはりウケた。
個人的にも九州でこの歌を歌えて大満足。
惜しむらくは「ここは鹿児島~」のところをアドリブで「ここは熊本~」にすべきだったかと後に反省したが、そんなドサ回り芸人みたいな小手先の芸に走る必要はないな…(阿呆だw

と、熊本の楽しい夜は更けていったのでした。
このスナックの名前は「四馬路」といいます。

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