おやこ育てnote #01|抱っこ紐沼〜タイプ別レビュー〜
この記事では,我が子たちをだっこお化けへと育て上げた色々なタイプの抱っこ紐を紹介します.
購入した時期や順番によって使用頻度や使い勝手の印象に大きな差が出ることは容易に想像できるので,私のレビューが我が家の背景ありきの主観たっぷりであること,ご了承ください.
また,特定の商品をおすすめ,または低評価するような意図もございません.
「こんなこと言ってる人もいた」程度に参考にしてくださる方がいたら幸いです.
紹介している抱っこ紐は,我が家で使い始めた順番に並んでいます.
ラップタイプ:ボバラップ
使用可能期間:新生児から16 kgまで (サイトより引用)
メリット:
子供の重さを感じにくい
大人への負担が軽い
生後まもなく使える
赤ちゃんとくっつく面積が広いのであったかくて気持ちいい (親が)
巻いて畳めば小さくなる
子供がすぐ寝る
いろんな柄があって選ぶのが楽しい
洗濯できる
デメリット:
使える期間が短い (我が家だけかも?)
巻くのにコツがいる
布が長く外出時の使用が難しい (大人に装着したままにすれば子供だけの着脱は可能)
おんぶには対応していない
使った感想:
我が家で最初に購入したのがこの「ボバラップ」です.
決め手は首が座る前から使えるということでした.北極しろくま堂さんの「兵児帯 (へこおび)」とも迷いましたが,ボバラップは布の伸縮性があって初心者でも巻きやすいという記事を見かけて,こちらにしました.
YouTubeに巻き方の動画があったので,始めは見よう見まねで巻きました.スタンダードな巻き方はそこまで難しくなく,何回かやってみるとコツも掴めてきて,ササっと巻けるようになりました.
付け心地 (抱き心地?) は自分が試した抱っこ紐の中で一番良かったです.赤ちゃんが自分の胸とお腹にピタッとくっついているのでずーっと抱き締めている感覚です.赤ちゃんも気持ちが良いのか,ボバラップにくるんでお散歩に出かけるとほぼ100%の確率で途中で寝てました笑 子供が少し大きくなってきて,ボバラップで散歩に出かけて帰るまで起きていた時には「体力がついたんだなー」と小さな感動でした笑
サイトでは16 kgまで使えると記載がありましたが,我が家の長男は産まれた時から大きめで縦に長いタイプだったせいか,すぐに(1歳になるくらいで) 使えなくなった印象です.でも生後まもなくから毎日のように使っていたので,充分に活躍したかなと思います.布の耐久性的にはまだまだ使えそうです.
ちょっと残念だったのは,おんぶに対応していないことです.ボバラップだと前抱っこのみなので家事をするときなどにはちょっと不向きです.へこおびだったらおんぶにも対応しているし,結局おんぶ紐を買い足したことを考えると,経済的にはへこおびを1本買う方が賢かったかも.でも布の伸縮性が高くて巻き心地抜群なのと,おんぶができないのとはトレードオフな気もするので,実際のところはわかりません.
あと,夫も使うことを考えて地味めの柄を選んだのですが,結局私が使うことが多かったので,もっと可愛いめの色合いのにしておけばよかったなー笑
キャリータイプ:ベビービョルンベビーキャリア
使用可能期間:新生児〜約36ヶ月, 体重3.2 〜15 kg (サイトより引用)
メリット:
肩への負担が軽く長時間抱っこできる
装着が簡単
外出時に使いやすい
少し大きくなっても使える
デメリット:
かさばる
おんぶへの転換がちょっとやりにくい (慣れてないだけ?)
こちらの抱っこ紐は先輩ママからお下がりでいただいたもので,第一子のときから使っています.
使った感想:
始めは外出時に使うことが多かったですが,第二子以降は普通に家での抱っこでも使用頻度が高いです.
使い勝手が良く,ササっと装着できて使いやすいです.この「ササっと」が効いてくるのは第二子以降で,「お母さん早くきてー」という長男に「はいはいちょっと待っててー」と言いながらササっと下の子を抱っこできます.
ボバラップと比べたら,子供の重さが直にかかるように感じますが,肩紐と腰の太めのベルトで支えているので長時間の抱っこにも耐え得るかなと思います.
前向きの抱っこやおんぶにも対応していて,子供の気分や親の都合に合わせて抱き方を変えることができます.ただ私の場合,おんぶはおんぶ紐で背負うのに慣れているので,このベビーキャリアで久々におんぶしようとすると,とてもやりにくいです.あくまで私の場合です.おんぶしてしまえば特に問題はないので,こちらのベビーキャリアで抱っこからおんぶへの変換に慣れてしまえば全く問題はないと思います.
現在約13 kgの双子はこちらのベビーキャリアがお気に入りのようで,部屋に置いてあるのを見つけると「抱っこして!!」とおねだりしてきます.そろそろ私の首肩腰が限界なのでそっと納戸に隠しました笑
おんぶ専用タイプ:北極しろくま堂 昔ながらのおんぶひも
使用可能期間:頚がすわってから14.9キロまで(約3歳程度)(サイトより引用)
メリット:
子供の目線が高い (顔が大人の肩の上にくる)
へこおびよりおんぶしやすい
洗濯できる
デメリット:
背負う側 (大人) への肩の負担が大きい (長い時間おんぶしていると肩が痛くなる)
子供が暴れると背負うのが難しい
背負うのにちょっとコツがいる
使った感想:
こちらはおんぶ専用のおんぶひもで,第一子のときに購入しました.家事のときにはやはりおんぶのほうがやりやすいので,おんぶができないボバラップを補完するために導入しました.
しろくま堂さんのおんぶひもにした理由は,「子供の目線が高い」ことです.普通の抱っこ紐でも大抵おんぶに転用することができると思うのですが,どうしても子供の目の高さが大人の背中になってしまいます.つまり,子供は大人が何をしているのか見ることができません.おんぶで寝かしつけるだけならそれでも良いかもしれませんが,子供が大人のしていることに興味を持つ月齢になってきたら,このおんぶ紐の出番です.このおんぶ紐では背負うと子供の目線が大人の肩の上に来るので,視野が広がって色々なことに興味を持ってくれます.
おんぶ紐を購入した時に一緒に入っていた冊子に,「大人も子供も,好きなように過ごせるのが昔ながらのおんぶひものいいところ」みたいなことが書いてありました (うろ覚え...).子供はおんぶされながら,大人のやっていることを見ても良いし,周りをキョロキョロしてもいいし,眠くなったら寝たら良い.そんなことが書いてあったと記憶しています.そのコンセプトが良いなあと思って,このおんぶ紐は積極的に使ってきました.
とは言え,子供が大きくなってくると大人の肩腰に負担が大きくかかります.昔ながらのおんぶひもは他のベビーキャリアと比べると肩に紐が食い込む感じで,長時間のおんぶはちょっと辛いです.料理をしている時にグズってどうしてもという場合に使用することが多いです.
背負い方がちょっとズレたりすると子供の足とかが痛いみたいで文句を言われたりしますが,基本的に子供たちはおんぶ紐も好きで,時々「おんぶしてー」と言われます.背負われているとき,首や手足を動かしやすいので子供は楽しそうですが,大きくなってくると思わぬところに手が届いたりするので少し注意が必要です (刃物とか,割れ物とか).現在約13 kgの2歳児はおんぶするとかなりずっしりで,おんぶ紐でのおんぶもそろそろ限界かなーと感じています.
低月齢の赤ちゃんは肩の紐をなめなめ・ガジガジするので,始めの頃は肩の紐によだれカバーを付けて使っていました.それでも汚れることはあるので,背中の板の部分を取り除けば丸ごと洗濯できるのはありがたい仕様です.
スリングタイプ:北極しろくま堂 キュットミー
使用可能期間:生後2週間目から16キロ(約3歳)まで (サイトより引用)
メリット:
持ち運びしやすい
おしゃれ
デメリット:
子供を抱えるのに慣れが必要
使った感想:
こちらはスリング型の抱っこ紐です.我が家では導入したのが第二子以降で,既に使い慣れたキャリアがあったため,残念ながらこちらの抱っこ紐はあまり活躍させることができませんでした.
双子が0歳のときに使ったときの感想は,「キュットミー」という名前のとおり,赤ちゃんが体に密着する感じでお互い安心感があり,ボバラップと似た感じの印象を受けました.ボバラップより先にこちらを購入していたら,使い倒していたのかなと思います.スリング型なのでラップよりも簡単そうですし.
布の柄は様々あり,抱っこした時の見た目もおしゃれなので,お出かけのときに使うのも良さそうです.
キャリータイプ (双子用): ツインズキャリーコネクト
使用可能期間:ツインズ抱き(1人あたり):首がすわって~24ヶ月(13kg)まで (サイトより引用)
メリット:
2人同時に運べる
長時間おんぶ&だっこしていても疲れにくい
デメリット:
おんぶにちょっとコツがいる
大きくなってくるとさすがに腰や肩が痛い (あたりまえ)
使った感想:
こちらのキャリアは双子育児中の我が家で間違いなく殿堂入りの抱っこ紐です!
前と後ろで同時におんぶだっこできます.一人で二人を抱える状況は,双子では当然のようにやってきます.
二人同時に抱っこできる抱っこ紐は主に2種類あって,1つは我が家にあるようなおんぶだっこ型,もう1つはだっこだっこ型です.だっこだっこ型のキャリアも購入時に検討しましたが,どうしても大人の前側だけに負担がかかるので,双子が大きくなってきたときにちょっと無理があるなと思い,おんぶだっこ型のツインズキャリーコネクトに決めました.
普段は夫 (身長170 cmくらい) が使用する頻度が高いのですが,紐の長さを調節すれば私 (身長160 cmくらい) も使えます.おんぶとだっこで後ろと前に重さが分散するので,見た目ほど辛くないです.流石に,長時間使っていると腰のベルトが食い込んできて痛くなってきますが.
私の場合,双子が10 kgを超えたあたりから,「もう,おんぶだっこはキツい...」と感じ始め,二人が13 kgに差し掛かる近頃は,キャリア的にもそろそろ限界だなと感じています.ただ,双子は (時に長男も) まだまだ「だっこしてー」と甘えたい盛り.普段の我が家は子供の数に対して大人の手が足りないので,その甘えからグズリに発展することもあり,毎日てんやわんや,大人は万年肩こりです.頼みの綱の双子用キャリアが使えなくなった後は一体どうなってしまうのか笑
さて,こちらのツインズキャリーコネクト,サイト情報を見ると,双子だけでなく,年子のおんぶだっこにもと書いてあります.確かに多少体重の差があってもおんぶ抱っこ可能でしょうし,おんぶ単体,だっこ単体でも使えるので,双子家庭以外でも「ワンオペ」,「保育園の送迎」などシチュエーションによっては便利なキャリアだと思います.
番外編:次買う機会があるならば...
北極しろくま堂 へこおび
使用可能期間:だっこは生後二週間から、おんぶは頚がすわってから14.9キロまで(約3歳程度)(サイトから引用)
もし,次に赤ちゃんを抱っこするためのキャリアを買っていいと言われたら,ぜひへこおびを試してみたいです.だっこもおんぶもこのへこおび一枚でできて,柄もおしゃれで可愛い.ラップ式なので赤ちゃんとピタッとくっついて抱き心地が良いだろうし,おんぶは目線の位置が高いおんぶができるので,これまで試してきて良いなと思っただっことおんぶのポイントを押さえている.なんで私,初めからへこおびにしなかったんでしょうね笑 難しそうだからこそ,時間に余裕がある一人目のときに導入するのが良かったんだろうなと思います.
まとめ
以上が実際に使ってみた超正直な感想です.まとめると,
といった感じでしょうか.当然,それぞれの抱っこ紐が日常でなくてはならない活躍をしてくれたことは言うまでもありません.
最後に
抱っこ紐って結構良いお値段しますよね.子供の安全を考えたら妥当な価格なのだろうとは想像できますが,だからこそ買って失敗したくないのが本音ではないでしょうか.本当は店舗で使い勝手を色々試したり,それぞれの子供の体型や性格に合ったものを検討できるのが一番良いのでしょうが,そんな余裕はないですし...
かくいう私も,抱っこ紐の購入は全てネット通販.購入前には検索魔と化していました.
この記事が迷えるママさんパパさんの助けに少しでもなれば嬉しいです.
note #抱っこ紐選び で検索すると出てくる他の方の記事へのリンクもこちらに貼らせていただきます
#抱っこ紐 #抱っこ紐の選び方 などでも,とても参考になる記事がたくさん出てきますのでぜひ見てみてください
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