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双子出産の入院記録 (13日目:31週)

この記事は,私が双子出産に際して,
約2ヶ月間入院した日記の内容とその振り返りです

今日は入院13日目の記録です

注:コロナ禍での出産だったので,
面会の制限があるなど現状とは異なる
状況であることをご承知おきください

入院13日目: 31週5日 (8ヶ月)

朝5時前頃に羊水の流れる感じがあってトイレに起きた後から
お腹の張りが気になって,計ってみると10分弱で張りが
来ていたのでナースコール

点滴の量を増やしてもらったがなかなか張りがおさまらず
飲食停止で待機指示

8時半頃に主治医が内診とエコーで診察してくれた
月曜の内診と比べると,子宮頸管長は少し短くなってきていて
子宮口は1センチほど開いている様子(触診)だが
急激にお産が進行する感じではない

羊水は右側が少なめだが,双胎間輸血症候群の兆候はないので
右側から高位破水しているのかも

お腹の張りは,ステロイドの注射と破水の影響だろうとのこと.

ステロイドの効果は2回目を打ってから24時間以降でよく現れるそうで
今日は早めに2回目を打ってひとまず点滴で様子を見ながら過ごすことになった

ただし本陣痛が来てしまうようならすぐに帝王切開

ニコちゃんは1850g、ミコちゃんは1650gくらいになっていた

張りがおさまれば延ばしたいところだけど
明日の帝王切開が濃厚かなーという感じ

午前10時時点:

リトドリン(2x)21ml/h
マグセント 15ml/h

リンデロン筋注 9時

日記の補足と振り返り


"双胎間輸血症候群"

一絨毛膜双胎 (胎盤が1つの双胎,いわゆる一卵性) に起こる特殊な病気.
双胎が共有している1つの胎盤内でつながっている血管を通じてどちらかの
血液がもう片方に極端に流れてしまうことで血流アンバランスが生じ,
胎児に重篤な疾患を引き起こします.

我が家は一卵性,正確には一絨毛膜二羊膜双胎 (MD双胎) でしたので,
そのリスクがあることは妊娠初期に主治医から聞いていました.

また,もし双胎間輸血症候群であることが判明した場合には
県外の病院でなければ手術できないため,転院になるとのことでした.

双胎間輸血症候群にしても高位破水にしても,原因がわからないので
防ぎようもなく,ただただ無事に産まれてきてくれることを願うこと
しかできません

一人の赤ちゃんが元気に産まれてくるということは本当に奇跡のような
ことだと改めて思います.

受精して着床して・・・と考えると本当に残酷なほどに奇跡なんです.

だからその奇跡を手助けしてくれる不妊治療の理解が広まると
いいなと思うし

妊娠しても元気に外に出てオギャーって声を聞くまで
お母さんは不安だよねと思うし

別に赤ちゃんが両親のことを選んできている訳じゃないよなと思うのです

おっと,つい思いが溢れてしまった笑


"ステロイドの効果"

胎児の肺機能の成熟を促す目的で行うステロイドの筋肉注射は
24時間毎2回が一般的のようです.

何だかんだ大人が焦っている間,
2人はこのあと10日ほどお腹に留まってくれます


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