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Palette Project×UniVIRTUAL歌枠リレーのココを聴け!【UniVIRTUALファン通信vol.2.5増刊号】
こんにちは。きっとパレプロクルーの皆様には初めまして。
UniVIRTUAL非公式wiki管理人のらうーると申します。
概要
2025年1月18日、Palette Project×UniVIRTUAL歌枠リレー・通称『ユニパレ歌枠リレー』が開催されました。
毛色が異なる2つの事務所ですが、メンバー個人間でも交流があり、この合同歌枠リレーも今回で3回目。昨年1月以来の開催となり、それぞれ新人もデビューして新しい顔ぶれもチラホラ。それぞれの箱のファンにとって期待のイベントであったことでしょう。
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…ということで、この記事は別で連載している『UniVIRTUALファン通信』の増刊号として、この歌枠リレー各枠の個人的オススメ楽曲をピックアップしながら、勝手な感想を書き綴るものです。
それぞれ各アーカイブのタイムスタンプにジャンプできるようにしていますので、リアルタイムで視聴された方はもちろん、これからアーカイブで追うのも大変という方への助力になれば幸いです。もしかしたら、初めてこの歌枠リレーの存在を知った方にも「ちょっと覗いてみようかな」と思っていただけるかもしれない…?
筆者はパレプロの知識が浅く、スピード重視で書いているゆえに見苦しい文章になるかと思いますが、少しでも楽しさを伝えられるように書いていこうと思います!
配信ピックアップ
開会式(香鳴ハノン×白玖ウタノ)『ギターと孤独と蒼い惑星』
ただただメンバー紹介をするだけじゃない開会式。ファンの間では夫婦として有名なハノウタノンのコラボで歌ったのが結束バンドの『ギターと孤独と蒼い惑星』。
オールマイティな歌唱力を誇る実力者同士。この二人なら盛り上げてくれること必至。信頼のカッコ良さを見せつけてくれました。
新人はしっかり手厚いのに恒例メンバーはあまりにざっくりな参加メンバー紹介も、安定安心の軽快な夫婦漫才。期待高まる開会式となりました。
六連星なる『アスノヨゾラ哨戒班』
この高い曲をこの力強さで! 何度か見た歌枠でパワー系とは知っていましたが、これほどまでとは思っていませんでした。
Orangestar楽曲と言えば普通に歌うのも難しいほどの高音が特徴ですが、加えて疾走感を強調するような感情表現も見事。パレプロ研究生の新人ながらトップバッターを任されたのも納得です。
なお、この次の曲では、世界大会に出たことがあると豪語し、常人には聞き取れない呼吸音のような口笛(?)も披露し、芸人的一面でも最高のスタートを切ってくれたと思います。
星衣未空莉『絶対アイドル辞めないで』
2番手はUniVIRTUALのアイドル・星衣未空莉。初っ端から恒例行事のPONでのドタバタはありましたが、いざ歌えば十八番のアイドルソング連発でのアピール。最後に将来の夢を語って歌ったこの曲は、星衣未空莉は何度転んでも立ち上がるんだ、と見せつけているようでちょっぴりエモ。
コメント欄のコーレスも引き出して場を温め、なぜか最後に納豆の話をまくしたてて、リレーのバトンを納豆まみれにして(?)繋いだのでした。
香鳴ハノン『Campus mode!!』
こんな歌い方もできるのか! パレプロメンバーのうち、筆者が特によく配信を見に行っているハノンさんですが、学園アイドルマスターの楽曲『Campus mode!!』では、セリフ調の歌詞でもずば抜けた表現力を発揮。筆者の学マス履修不足の身でも引き込まれる一曲でした
開会式のロックなアニソンと打って変わってキュートなセットリストを披露。研究生たちの前で大きな背中を見せてやる。そんなパレプロ正規メンバーとしての矜持の一端を見た気がします。
白玖ウタノ『プラリネ』
あれ!?弾き語りオンリーと言っていたはずでは!?
一曲目に突如流れ出したオケが想定外だったリスナーも多いはず。確かにその手にはアコギがあるものの、当初の宣言をいい意味で裏切られました。
曰く、チルなメンツが続くことに気付いて、開会式後90分の間に急遽セットリストを変更。『プラリネ』は先の香鳴ハノンが学マス楽曲だった繋がりからアイマス楽曲を選曲し、開始直前にコード進行を耳コピしたというのだから驚愕……したいのですが、白玖ウタノならそれぐらいやっても不思議じゃないなと思い始めているのが怖い。突貫で覚えたとは思えないクオリティをぜひ味わってください。
夏渚まはろ『冬月、凜然に帰す。』
筆者、完全にノーマークでした。言い訳をすると、研究生全員チャンネル登録はしていたものの、初配信や動画の傾向からゲーム主軸なんだなと思って歌を知らなかったわけです。
1曲目から驚かされました。細かくビブラートの利いた澄んだ歌声はキラキラと輝く水面のよう。全体的に冬と和でを感じる選曲でしたが、特に良いと思った2曲目のこの曲。歌い出しから高音の透明感が際立っていると感じました。外部の歌枠リレーはこれが初めてとのことですが、今後さらに歌唱面での活躍に期待したいです。チャンネル登録も5000人を達成し、この歌枠リレー全体で見ても印象深いシーンでした。
陽茅ほのか『from Y to Y』
得意のバラード×ボカロ曲としてをラストに持ってきたのがこの曲。エフェクターを利かせた導入から、時に儚げに、時に感情豊かに。歌唱力もさることながら、多様な表現を組み合わせることで歌枠リレーの1曲ですら一つの作品として仕上げてきたように感じました。
クリエイターとしての側面をより強調していくことを宣言している陽茅ほのからしい選曲と構成だったのではないでしょうか。
鬼多見アユム『サリシノハラ』
歌はクールなイメージが強かったのですが、開会式で「世界観がすごい」と言われていた意味がこの曲でわかったような気がします。
もともと切ない曲ではありますが、時が経っても消化しきれない過去への悔恨のようなものが強調されているように感じました。ドラマティックでありながらマイナスな印象を与えないのは、そのエレガントな声質ゆえかもしれません。
あ、喋ればちゃんとバブ👶でした。
常磐カナメ『トウキョウ・シャンディ・ランデヴ』
特徴的な声質を活かしたバラードはもちろんのことながら、「これ合いすぎるでしょ…!」と震えたのがこの曲。歌声の透明感、ふわりとした息の抜け方、小悪魔めいた歌いまわしも解釈一致。
特にカナメさんは個人的に今まで歌を聴く機会が少なかったのですが、この個性的な歌声でいろんな曲を聴いて見たくなる、そんな期待が高まる配信でした。
天湊なる『チェリボム』
まず言うべき感想をひとつ。めっちゃ上手くなってる。
昨年11月末にデビューしたときは歌が苦手と言い、UniVIRTUALという環境下でどうなるのかと思っていたのですが、ボイトレに通いながら積極的に歌枠を配信した成果は、驚くべきものでした。
この『チェリボム』では、リスナーを煽りつつ楽しく歌っており、音程のとりかたや息の持続力も以前とは比べ物にならないほど向上していることが素人目にも感じられました。この伸びしろが完全に実力に変われば、次のユニパレ歌枠リレーが開催されているときには歌うまVtuberの仲間入りをしているかもしれない。そんな予感をくれる一幕でした。
暁月クララ『女子校戦争』
あざとかわいすぎる!これぞプリンボイスの真骨頂でしょうか。
ノリノリの歌ももちろんですが、間奏でのMC、要所での煽り、果てはPONまでもキュートに魅せるのは天性か計算か。場の空気をあっという間に華やかにしてくれました。某S玖さんが強火オタクになるのもわかる気がします。
個人的に「ここが三丁目か」のコメントで抱腹絶倒しました(※何のことかわからない方は白玖ウタノの配信枠『ストーカーの唄』をご覧ください)
蒼羽未音『カタオモイ』
実は歌枠リレーへの参加自体が2回目というUniVIRTUALのチルエモ担当・蒼羽未音ですが、特に破壊力が強かったのがこの曲。
最近特に磨きがかかった表現力で、しっとりとチルく歌っていたところに爆弾級の台詞、「好きだよ」。歌詞通りであるはずなのに、脳を破壊されたコメントが続々と流れていきました。
他の歌唱曲も自らの十八番を中心にした選曲で、その実力を余すことなく披露している枠だったと思います。
日本晴ここ『インスタントヘブン』
終始ハイテンションでありながら、特に魅力的だったと感じたのがこの曲。ただ元気なだけではなく、ナナヲアカリ楽曲のダウナーな節回しも再現しつつ、コメント欄を煽りまくれるのは才能の輝きを感じます。
コメント欄に流れる👍の絵文字も相まって自分の世界に引きずり込んでいく爆発力は惚れ惚れするほど。パレプロ正規メンバーはもちろんのこと、研究生も化け物級ポテンシャルしかいないことを改めて感じさせられるのでした。
三日月ちゆる『オトノケ』
なぜ失敗できない歌枠リレーにこの難しい曲を持ってこれるのか…?
ラップ曲を得意とする彼女であれば信頼こそすれ、この度胸には改めて感嘆させられます。もちろん完成度はトップクオリティ。この歌枠リレーに向けて用意したコーラスも迫力抜群で、ラップ曲なら三日月ちゆるに任せろと言わんばかりの堂々たる立ち振る舞いに見えました。
オリジナル曲を含めラップ曲連発の30分。まだ見ていない方もぜひ味わっていただきたいです。
江波キョウカ『航海の唄』
大トリをどう決めるかというところでラストを締めくくったのがこの曲。
歌い出した瞬間一気に気合が入る歌声、リスナーをさらに鼓舞するような煽り、最後までブチあげてやると言わんばかりの圧巻のロングトーン。
7時間以上に及ぶ歌枠リレーのアンカーとしての役割と、華やかな個性の両方を体現した最高のラストを演出していました。
閉会式
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閉会式は、それぞれのフレッシュな顔ぶれ6人が先輩たちに凸して感想を訊いていくスタイルで行われました。個性的な先輩たちに対しても臆することなく(時々圧に怖気づきそうになったシーンはありましたが)、立派に役割を果たしているように見えました。
先輩たちが新人たちを褒めるシーンも多く、名残惜しくも終始温かい雰囲気に包まれた閉会式だったと思います。
全編を通じての感想
今回の歌枠リレーは、Palette Project・UniVIRTUALの両者にとって、win-winなものになっていたのではないかと思いました。
ユニパレ歌枠リレーのハッシュタグがXのトレンド入りを果たしたことは閉会式でも触れられていましたが、配信の同時接続者数は波こそあれど500人以上をずっとキープしており、全体的にもチャンネル登録者数の増に繋がったのは特筆すべきでしょう。
1リスナーの浅い考察ではありますが、UniVIRTUALとPalette Projectのそれぞれの風土と両者の関係性があったからこその結果ではないでしょうか。
それぞれの個性を尊重しながらも自然と醸成された連帯感は同質のものがあると思いますし、事務所を越えた個々の交流はそれぞれのリスナーにもよく知られたところかと思います。しかしながら、互いの事務所の存在は知りつつも、他のメンバーや新人・研究生の個人配信を見たり、チャンネル登録するまでには至っていないリスナー層は相当数いたのかもしれません。それが今回の歌枠リレーを通じて実際に歌っている姿を見ることで、改めて魅力を確認し合う機会となったのだろうと想像しています。
「合同ライブイベントとかが実現したらいいな」と妄想してしまうのは、オタクの性ではありますが、閉会式でも同じようなことに言及されていました。本人たちが望んだからと言って簡単に実現するものではない(特にUniVIRTUALは3Dの身体を持っているのが現状白玖ウタノのみという問題もある)ですが、Palette ProjectとUniVIRTUALのそれぞれの発展の先にそんな未来があることを期待しています。
楽しい歌枠リレーをありがとうございました!