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1月中にチャンネル登録1万人へ『Vsinger 蒼羽未音』の覚醒
※この記事はUniVIRTUAL所属・蒼羽未音さんの激推し記事です。
ということで、この記事を開いていただいたそこのあなた。
蒼羽未音さんのチャンネル登録はお済みでしょうか?
強引なことを承知でなぜこんな書きぶりをしているのか。
彼女は2024年12月29日の配信内で、コメント欄に現れた所属事務所の運営代表と以下のような約束を取り付けました。
『1月中にチャンネル登録1万人達成で新衣装製作決定』
その時点でのチャンネル登録者数が7200人。数字の比率で考えると、残り1カ月で2800人増というのはかなり厳しいというのが普通の感覚ですが、これは「運営の無茶振りと夢物語にお付き合いください」という話ではありません。こんな記事を書く以上は、激推しするだけの理由があるのです。
それがタイトルにも書いた『覚醒』――この年末年始の数日間で、蒼羽未音は配信を追ってきたリスナーですらも驚くほどの劇的な成長を果たしたのです。
彼女がどんな人物なのか。この数日間にいったい何があったのか。
この記事を通して、少しでもお伝えできたらと思います。
蒼羽未音とは
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なお、彼女の姿の産みの親は、にじさんじ『鏑木ろこ』も手掛けたさくら先生(@lq_saku)
基本プロフィール
名前(読み方) 蒼羽未音(あおばみおん)
誕生日 6月21日
所属事務所 UniVIRTUAL
デビュー日 2024年1月6日
ママ(デザイン) さくら(@lq_saku)
夜10時の歌枠が中心
蒼羽未音さんは音楽を軸にするVtuber事務所・UniVIRTUALに在籍しており、主に22時頃から1~2時間の歌枠を配信しています。
レパートリーは流行りのJ-POPからボカロ曲まで大きな偏りはないですが、ちょっと一息つきたいときに聴きたくなるな曲や、心を揺さぶるようなエモーショナルな曲を好んで歌っています。自称、UniVIRTUALのチル・エモ担当。
また、週1回定期的に雑談配信をしているほか、落ち着いた感じのノベルゲームをプレイすることもあります。
歌ってみた動画紹介
2025年1月1日現在、彼女のチャンネルで投稿されているフルコーラスの歌ってみた動画は2本と多くはないですが、それぞれ彼女の歌声の特徴がよく表れているので紹介させていただきます。
StaRt(Mrs. GREEN APPLE)
まず、デビューしたばかりの2024年1月に発表された歌ってみた動画が『StaRt』です。
彼女自身もMrs. GREEN APPLEが大好きで、歌枠のセットリストにもよく入っているのですが、女性らしい柔らかい低音の使い方がよく映えており、リスナーからの人気も高い、彼女を象徴する1曲となっています。
少女レイ(みきとP feat. 初音ミク)
上述の『StaRt』を聴くと低音系シンガーかと思ってしまいそうですが、全く対極にあるような突き抜けるような高音域の曲も得意分野。2024年6月21日の生誕記念で発表された『少女レイ』は、その音域の広さと、チル・エモ担当の自称に違わぬ表現力を存分に発揮した作品となっています。
リスナー目線から見たウィークポイント
さて、紹介記事として推しをベタ褒めしたいところではありますが、それではタイトルにも掲げた『覚醒』がボヤけてしまいます。
筆者は音楽の専門家でもなんでもなく、音楽的・技術的な部分に言及する立場も資格も持ち合わせておりませんが、彼女の『覚醒』をお伝えするため、1人のリスナーとして気になっていた点を敢えて書きだすこととしました。
素人の批評を見たくない方は次の項目へ。読んでも良いという寛容な方は、しばしお目汚しにお付き合いいただければ幸いです。
私が彼女の歌を聴いていてもどかしく思っていたのは音域の切り替えでした。男性と同じキーでも柔らく聴き心地の良い低音域。どこまで出るのかと思うほどの突き抜ける高音域。それぞれVsingerとして売り出している方々に負けない魅力を持っていますが、通常よりもそのギャップが大きいゆえに、切り替える際のピッチコントロールに苦労しているように感じていました。
彼女のポテンシャルであれば当然出せる音域で、声が細くなって息苦しいように聞こえてしまう場面もありました。本来の幅広い音域の魅力が上手く伝わっていないのではないか、1リスナーとしてそんな歯痒い気持ちを覚えながらも、初めて彼女の歌を聴く人にしっかり届いてくれることを願うばかりでした。
もうひとつ惜しいと思っていたのが、彼女の『自信』でした。
歌の合間のMCに苦手意識を持っていたり、歌う前後に妙に謙遜したりと、ところどころで自信なさげな振る舞いを見かけ、「もっと積極的にチャレンジしていいんだよ!」と言いたくなることがしばしばありました。
これについては、環境や配信活動経験によるところも大きいかと思い、こればかりは慣れを待つしかないと思っていました。
大きなポテンシャルを秘めているからこそ、あと一歩踏み出してほしい。
そう思いながら配信を見ていた2024年12月。転機は突然訪れました。
リアルライブ歌唱中の『覚醒』
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現地ライブの大舞台で『StaRt』を歌唱し、素晴らしいパフォーマンスで観客席を沸かせた
2024年12月28日、彼女が所属するUniVIRTUAL2周年記念LIVEが東京・渋谷のシダックスカルチャーホールで開催され、私は幸運にも現地参加する機会に恵まれました。これはその最中の出来事です。
このライブは、所属メンバーが発表した歌ってみた動画楽曲から2~3曲をリレー形式で歌っていく形式で、彼女の出番は先輩2人による感動的なバラードデュエットの直後、ライブの空気を左右する要所でした。
1曲目の『少女レイ』の歌い始めは、緊張による固さが観客席にも伝わってくるようでしたが、彼女のイメージカラーであるブルーのペンライトが舞う中、ラストのサビで突如前に踏み込むかのように声に力が宿りました。
明らかな歌い方の変化に観客席が色めきだったのを肌で感じました。続けざまに代表曲とも言える『StaRt』を歌唱。楽しそうにアレンジを加えながら、会場を煽る余裕すらも見せつけ、最後には喜びを爆発させるように歌声のギアをもう一段上げて歌いきり、万雷の拍手を浴びました。
そして、次のメンバーにマイクを引き継ぐMCで『歌っている途中で覚醒した』と晴れやかな笑顔で言ったのでした。
『覚醒』ビフォーアフター
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『2周年ライブの蒼羽未音はすごかった』
そう思っていたのは私だけではなかったらしく、他のリスナーからも同様の声が聴かれました。
そして、『覚醒』の影響はライブ当日に留まりませんでした。翌日の12月29日に振り返り歌枠を実施。自身の歌唱曲を含むセットリストを次々に歌ってのけたのですが、歌い方・歌声の印象がライブ以前と大きく変わっていたのです。
簡潔に私の印象を言うならば、『自信と余裕が生まれて、より柔らかく情感豊かな表現になった』です。
ただ、歌の印象というのは聴いた人それぞれですし、聴いたときの環境などで変わります。
私が拙い言葉で書いても説得力は変わらないと思いますので……
お時間が許せば、どれか1つだけでも構いません。
ライブ前と後の歌声を聴き比べてみてください。
1.『少女レイ』
2024/12/14 デビュー11ヶ月歌枠
2024/12/29 ライブ振り返り歌枠
2.『スパークル』
2024/12/14 デビュー11ヶ月歌枠
2025/1/1 7300人耐久歌枠
3.あの夏が飽和する。
2024/8/26 ゲリラ歌枠
2025/1/1 7300人耐久歌枠
自信と渇望の『覚醒』
冒頭に記載した『1月中にチャンネル1万人達成で新衣装製作』というのも、現地ライブ翌日の振り返り歌枠で決まったことでした。
特に、時々ミュージカル歌枠(※本人希望でアーカイブ非公開)を行うことすらある彼女にとって、現地ライブで贈られたドレスモチーフのフラワースタンドは大きな刺激となったようです。
配信に居合わせた運営代表に「新衣装がほしい」とおねだりして、提示された『1月中に1万人』というハードルに対して、躊躇うことなく「超える」と宣言しました。
決意表明のように『StaRt』を歌ったかと思えば、前日のライブで他の出演メンバーが歌ったセットリストにも次々とチャレンジし、「凄さを実感する」「要練習」と言いながらも自信を深めているように見えました。
また、年明けの1月1日には、1万人に向けて躊躇ってはいられないと、通常歌枠からチャンネル登録者耐久に切り替えました。真に迫る表現力を見せつけて、目標の7300人を大きく超える成果を上げました。
気持ちの面でどのような変化があったのかを本当に知るのは本人のみですが、ファンの存在を確かに感じたことで生まれた自信と、高くとも確かに捕捉できる目標を得て、より貪欲に前に進もうとする力に変えようとしているのではないかと、私は推察しています。
まだ見ぬ音を蒼羽にのせて
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わずか1週間の間の出来事ですが、ライブでの『覚醒』とその後の配信の変化は2025年の躍進を予感させるものでした。
2025年の抱負として、年内10万人というさらに大きな目標を掲げています。厳しい道のりだと思いますが、積極的にショート動画も投稿するなど高いモチベーションを見せており、決して不可能ではないと思っています。
1月6日にデビュー1周年を迎えます。所属事務所の通例を見るに記念配信とともに新しい歌ってみた動画も出るでしょうし、そのほかにも告知があるかもしれません。配信・アーカイブをぜひチェックしていただけると筆者冥利に尽きます。
繰り返しになりますが、以下にチャンネルリンクを再掲します。
『1月中にチャンネル登録1万人で新衣装製作』という挑戦をしている蒼羽未音さんのチャンネル登録をぜひお願いします!
そして、2025年の彼女がどんな活躍をしてくれるのか、引き続き注目していただければ幸いです。
ところで、この記事のタイトルには『Vsinger』と書きましたが、この単語自体、歌を主軸に活動しているVtuberでも『シンガー』という言葉の重みから自称しない方もいらっしゃいます。実際、2025年1月1日現在、蒼羽未音のYoutube・Xなどの公式プロフィールを見ても『Vsinger』の単語はありません。
それでもあえてこの言葉をタイトルに用いたのは、彼女が表現者として大きな一歩を踏み出したと思ったからです。
彼女はまだオリジナル曲を持っていませんし、作詞作曲をしているわけではありません。しかしながら、ライブ後の歌枠ではカバーソングに自らの解釈と感情を詰め込んで、自分の世界を見せようという意識がいっそう強くなっているように感じられました。元からそういった兆候はあったとはいえ、大きな舞台の経験を通して自信を持ち「ここまで振り切って表現してもいいんだ」と光明を見出したように見えます。「もうちょっと遊べた」「表現楽しっ」と笑って話す様子に、その一端を見た気がします。
彼女の自己紹介の口上は、名前になぞらえているものです。
「まだ見ぬ音を蒼羽にのせて」
表現者としての『Vsinger』を確固たるものにし、蒼羽未音だけの音を私たちに届けてくれる日はそう遠くないと期待しています。
【追記】
1月6日の1周年記念の歌ってみた動画『フロムトーキョー』を機に、概要欄や配信タイトルに『#Vsinger』が記載されるようになりました。
この記事を書いた身として、とても嬉しく思います。
▼1周年で発表された歌ってみた『フロムトーキョー』はこちら